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サラリーマンが“資格貧乏”に陥らないための「3つの戦略」
http://gendai.net/articles/view/life/148268
2014年2月26日 日刊ゲンダイ
「取る」より「活かす」が大事/(C)日刊ゲンダイ
ひと昔前まで雲の上の存在だった弁護士、税理士、公認会計士、社労士がいまや、「資格貧乏」に成り下がっている。大枚をはたいて猛勉強したのに、有資格者が増えすぎて、ロクな仕事がないからだ。
多くのサラリーマンがスコアアップに血道を上げるTOEICも、時代遅れ。すでに“ガラパゴス資格”の烙印(らくいん)が押されている。
せっかく取ったのに骨折り損――そうならないためには、資格の生かし方を、根本から見直すべきだ。「資格を取ると貧乏になります」(新潮選書)を上梓したジャーナリストの佐藤留美氏がこう言う。
「資格ビジネスの裏側を数多く取材して見えてきたのは、多くの資格がサラリーマンの不安に乗じて稼ぐ〈コンプレックス商法〉の商品になってしまっていること。資格とは、あくまで仕事に使えてなんぼなのに、資格さえ取れれば出世できる、リストラされずに済むと誤解しているサラリーマンが多く、資格ビジネスは、そこに付け込むのです」
佐藤氏は、これから資格職でしたたかに生きていくためには、3つの鉄則があるという。これは、キャリアアップに必死な20代のわが子に限らず、中高年サラリーマンにも通じることだ。
■独立を焦ってはいけない
(1)独立より就職・転職を
資格が取れれば自信がつき、つい「独立」の2文字が脳裏をよぎる。が、焦ってはいけない。資格を看板に就職・転職できても、5年は社内で実務経験を積むくらいの覚悟を持つこと。
「大学院や予備校のセミナーの座学より、会社の先輩からノウハウを学ぶこと。実はそれが、実務能力をつける最も早道なのです」
寝る間も惜しんで刻苦勉励して取った資格をすぐに生かせないのは、惜しいだろうが、急がば回れの寄り道がかえって財産になることもある。
(2)スペシャリスト顔はやめる
サラリーマンはあくまで組織人。まずは社内に適合することだ。給料についても、「他の社員より上乗せがない」などと文句を言うべきではない。会社の利益に貢献するためには、「お安いご用で」と快諾するくらいのフットワークが必要なのだ。
(3)「空白地帯」を見つける
資格をフルに生かすには、業界も勤務地も、ライバルが多い激戦区を極力避け、ニッチに徹すること。
例えば、せっかく会社で働きながら会計士の資格を取ったのに、海外赴任を打診されたときに、先進国以外はダメとえり好みしたくなるが、いまやそれでは活躍の場は絶対回ってこない。
「国内なら都市部より地方、海外ならアジアやアフリカの新興国に積極的に出ていくくらいの気構えが必要です」
せっかくの資格を生かすも殺すも、取ってからの「戦略」が肝心なのだ。
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