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ビットコイン、なぜ大暴落で崩壊の危機?"単なる情報"仮想通貨の価値と付き合い方(Business Journal)
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/861.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 2 月 27 日 07:37:00: igsppGRN/E9PQ
 

ビットコイン、なぜ大暴落で崩壊の危機?"単なる情報"仮想通貨の価値と付き合い方
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140227-00010003-bjournal-bus_all
Business Journal 2月27日(木)4時13分配信


 インターネット上の仮想通貨・ビットコインは2009年に登場した。政府や中央銀行などは関与しておらず、サトシ・ナカモトという正体不明の人物がつくり上げたシステムだ。ビットコインはPCでプログラムを走らせて一定確率で獲得できるほか、株や為替のようにトレードして獲得することもできる。

 仮想通貨のメリットは多い。決済手数料が低く、異なる国でも両替する必要がない。実際、海外企業と取引をする際に利用しているところもある。これらのメリットをメディアが喧伝した結果、ビットコインの価値が急騰。3年前のレートでは1ビットコインは1円以下だったのだが、昨年には12万円にまで上がった。上手く売り抜けられた人は膨大な利益を手にしたことだろう。

 しかし、ビットコインの持つ高い匿名性により、マネーロンダリングや資産隠しに使いやすいことから各国政府が介入を始めた結果、昨年12月18日に大暴落を引き起こし、価格は半値になってしまう。今年1月18日には、違法薬物の密売サイトが摘発され、そこで利用されていたビットコインが押収された。なんと14万4336ビットコインという膨大なもので、当時の価値で125億円相当。米連邦捜査局(FBI)は、このビットコインの処分方法を検討している。ちなみに、摘発された人物が所有していたビットコインの量は、サトシ・ナカモトに次ぎ世界第2位であった。

 2月24日には米国セキュリティ企業がウイルスに関する発表を行った。ビットコインを不正に盗まれるウイルス「ポニー」が爆発的に広まっているというのだ。数十万台のPCに感染し、ビットコインを管理するウォレットが盗まれたのだ。

 ビットコインはP2P(ネットワークに接続されたPC同士が直接通信を行う方式)ネットワークで強固に守られているのだが、やはりまだ成熟された技術ではなく、クラッカー(悪意を持ってハッキングを行う者)のおいしい攻撃対象になっている。なにせ成功すれば換金性の高いビットコインが手に入るため、実際に大規模な被害も起きている。

●損なわれた信頼

 そして2月25日には、ビットコイン取引所の大手・Mt.Gox(マウント・ゴックス)のホームページがダウン。翌26日に取引を停止するというテキストが表示されるようになった。実はMt.Goxがマルウェア(悪意あるソフトウェアやコード)に攻撃されて、75万ビットコインを盗まれているとみられている。現在の価値で400億円という膨大な被害で、市場に与えるインパクトは大きい。

 仮想通貨は裏付けのない単なる情報だ。なぜこれが価値を持つかというと、ビットコインをお金代わりに使えると期待できるから。それを受け取って対価を渡す人も、ビットコインを信頼している。しかし、一連の事件によりビットコインの信頼性は大きく損なわれた。今のところ、大量のビットコインを保有している人たちが市場の維持に力を入れているため、ビットコインの価値は下げ止まりしているが、政府の締め付けが強くなれば、そう遠くないうちに崩壊することだろう。

 しかし、一攫千金を狙う人たちは今でもビットコインに群がり、もう少し先を読む人たちは、新しい仮想通貨を開発して広めようとやっきになっている。どうしても仮想通貨に類するモノに手を出したいなら、誰よりも早く、小遣い程度で始めること。その通貨がメディアに出始めたら売り時、盛り上がり始めたら逃げ時。欲を出すほど大損するということを心がけたい。

柳谷智宣/ITライター


 

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コメント
 
01. 2014年2月27日 21:56:21 : nJF6kGWndY
とりあえず、先進国で市民権を得て、メジャーになるためには、バグをFixし、取引所の信頼性を高めて、信託銀行への供託など、オープン化と透明性を向上し、リスク低下を図る必要はあるだろうな

まあ、新興国の金持ちにとって、利便性を考えれば、僅かな金を失っても痛くも痒くもないから、ビットコインに限らず、仮想通貨は、今後も消えることはないだろう

コラム:ビットコインは「Mt.Goxの死」を活かせるか
2014年 02月 27日 12:56 JST
Felix Salmon

[26日 ロイター] - 昨年の11月、筆者はビットコインが退屈なものになるのを待っていると書いたが、それは間違いなくまだ先のようだ。東京を拠点とするビットコイン取引所「Mt.Gox(マウント・ゴックス)」の突然の停止により、メディアでは「ビットコインの将来に暗雲」や「マウント・ゴックスの崩壊はビットコインの破滅」などの見出しが躍った。一方、今回の騒動が実際には、ビットコインの成長過程で起こり得る最良な「必然」の1つだという反論も噴出した。

実際のところ、結論を出すには早過ぎる。マウント・ゴックスは、ビットコインの世界で特異な存在だった。ビットコイン創生期から存在し、当初から利用者の間では不満の声が上がっていた。常に運営上の問題を抱え、あまりに不透明な機関だった。もしビットコインが本格的に流通していくとするなら、遅かれ早かれ、マウント・ゴックスの死は確実に必然だった。ただ同時に、マウント・ゴックスは長年にわたり、ビットコインの世界においては「汚れたシャツの中では一番きれい」であり、歴史的にビットコインの取引では大きなシェアを占めていた。それが、機能停止に陥ったときにも大量のビットコインを抱えていた理由の1つだ。

うわさによれば、74万4408ビットコインが「何年も気付かれなかった鍛造性に絡む窃盗」により失われたという。つまり、数億ドルが盗まれたということだが、マウント・ゴックスが億単位の損失に何年も気付かずにいるほど無能だったと信じるのはかなり無理がある。彼らは静かに、自分たちを取引所としてだけでなく、オンライン決済サービスとして売り込んでいた。マウント・ゴックスをオンライン決済サービスとして利用する人の数が、盗まれていたビットコインの数を上回っている限り、サービスは継続できた。しかし、いったん歯車が狂い始めると、マウント・ゴックスが数日で崩壊するのは必然だった。それは本質的には、ねずみ講と変わらない。

ビットコインの歴史では、2011年7月に「マイビットコイン」という決済サービスから7万8739ビットコインが盗まれたのが過去最大の詐欺事件であり、マウント・ゴックスの失敗は、文字通りケタ違いに大きい。昨年10月には、ビットコインを使用して違法薬物などが密売されていたとされるインターネット市場「シルクロード」が摘発され、17万1955ビットコインが消えたが、マウント・ゴックスの崩壊は、それと比べても規模がはるかに大きい。それらを踏まえれば、マウント・ゴックスの終了は、われわれが知っていたビットコインの終了でもあると言って差し支えないだろう。

われわれは今、ビットコイン2.0の世界に足を踏み入れたのだ。それはベンチャーキャピタルの支援を受けた資本力のある企業がつくる世界であり、「信頼と責任」や「包括的な消費者保護」がうたわれる世界だ。もちろん、こうした約束のすべては以前も、マウント・ゴックスさえもしてきた。

実際のところ、コインベースなど次世代ビットコイン業者が、自分たちは先駆者たちに比べてはるかに強固だと言うなら、私は彼らを信用する。しかし、規制当局や一般社会が彼らを信用するとは思っていない。

どんな既存機関も信用できないため、ビットコインは信用できるというパラドックスを心から愛する暗号マニアは少ないながら存在する。

規制当局者は、そうした人たちとは違うと考えていいだろう。また、ビットコインの背景にある数式を理解できない普通の人々や、自分でビットコインの安全を確保する力がない人、そして、それゆえにビットコイン建ての富を貯めておく何らかの機関を信用する必要がある人も、そうした暗号マニアとは違う。

マウント・ゴックスの終わりをビットコインにとって恵みとするためには、ビットコインに新たに足を踏み入れる人たちが必要だ。マウント・ゴックスは一度も信用しなかったが、例えばコインベースなら信用してもいいというような人たちだ。ウィンクルボス兄弟やバリー・シルバート氏、ベン・ホロウィッツ氏などのビットコイン信奉者たちは、マウント・ゴックスの終了を祝福するだろう。そして、今回の騒動をむしろ、ビットコインの成長性と信頼性について一般社会や規制当局を説得する材料として使おうとするだろう。大きな疑問は、彼らを信じる人がいるかどうかだ。今のところ、筆者はそれが起きているという証拠を目にしていない。一般市民の感覚からすれば、マウント・ゴックスはビットコインそのものだった。われわれの大半のように、早い段階でビットコインに手を出さなかった人は今回、あたかも銃弾を逃れたように感じている。そして、前よりは辛うじて安全になったとしても、今ここで交戦地帯に足を踏み入れる特別な思い入れもない。


02. 2014年2月27日 23:51:45 : aQq0UGoaxY
既に他の取引所も取り付け騒ぎが起きているので、全ての取引所が閉鎖するのは時間の問題である。

払った現金と同じ価値しかないはずなのに値上がりした時のコストを一体誰が払うのか考えてみればネズミ講だと言うことがすぐに分かる。
ビットコインが値上がりを始めた瞬間に破綻への道を突き進むのは円天と同じで、先に逃げ切った詐欺師だけがもうけることができる。


03. 2014年2月28日 11:36:56 : lqOPOFnyLE
>02 払った現金と同じ価値しかないはずなのに値上がりした時のコストを一体誰が払うのか考えてみればネズミ講だと言うことがすぐに分かる。

不動産同様、利便性が高まることは価値が高まることで、ビットコインが流通にたければ、別に最終的に問題が残るわけでないので、ネズミ講とは全く異なる。
はやりすたりで価格が急激に上下するものは趣味品や骨董にも多くあり、通貨としては少し特殊なものといってよいのだろう、今は過渡期なのかもしれない。


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