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G20声明:アメリカの復調の裏で新興国が犠牲
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/dc0a75c19f8d119491802ebde36c2015
2014-02-24 05:12:41 ひょう吉の疑問
ブルームバーグ より
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N1FJ6I6K50XU01.html
G20声明:5年間で2%成長底上げ目標−先進国の緩和策支持
2月23日(ブルームバーグ):
シドニーで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は23日、
多くの先進国で金融政策が当面緩和的な必要があるとする一方、
今後5年間にG20の経済成長を押し上げる協調行動を公約する共同声明を採択して閉幕した。
G20の中銀当局は金融政策に関して、世界経済への影響を配慮し、引き続き注意深く測定し、明確にコミュニケーションを行うことを確認した。
同声明では刺激策の解除のタイミングは物価と経済成長の見通し次第だと指摘。
G20は具体的に、全体の国内総生産(GDP)を現行政策で達成される水準よりも2%以上引き上げることを目指している。
声明は世界経済について
「依然幾つかの分野で需要の弱さに直面し、人々に再び仕事を与え、発展に向けた彼らの希望を満たすために必要な水準よりも成長がなお低いことに同意する」
と述べた上で、
「金融市場の最近の変動や高水準の公的債務、継続する世界の不均衡、一部の国に残る脆弱(ぜいじゃく)性は重要な課題に引き続き対処する必要があることを浮き彫りにしている」
と指摘した。
共同声明はまた、市場がさまざまな政策の変更や各国の状況に反応する際には、
資産価格や為替レートが調整され、これが成長に悪影響を与える恐れがある過度な変動をもたらすかもしれないと説明した。
同声明は為替相場に関して、「レートの柔軟性も経済の調整を円滑化し得る」と指摘。
このほか
「政策余地が減少している国々は財政余力を再構築する必要があろう。われわれは自らの行動を互いに、また対外的に整合的にコミュニケーションを行う。われわれは引き続き他国への波及効果への対応に協力し、グローバル・セーフティー・ネットが引き続き有効であることを確保する」
と強調した。
米英日が力強さ増す
G20は各国・地域別で米国と英国、日本の成長が強くなっているほか、
中国や多くの新興国で強固な成長が継続、
ユーロ圏も再び成長しているとの認識を明らかにした。
早い段階のG20声明案は中国に言及していなかった。
G20声明は「こうした最近の改善にもかかわらず、世界経済は強固で持続可能かつ均衡ある成長の達成には引き続き遠い」と述べ、「慢心する余裕はない」と強調している。
ウエストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、ショーン・キャロー氏は、
「新興市場国の懸念が明確に声明に反映されたが、米連邦準備制度理事会(FRB)が現行の政策アプローチを若干でも変更する兆候はない」
との見方を示した。
原題:G-20 Backs Accommodative Policy as Target Set of HigherGrowth(抜粋)
更新日時: 2014/02/23 18:36 JST
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【私のコメント】
アメリカの金融緩和縮小に対する新興国の不満は封じられた格好。
また同縮小による金利高騰の懸念も素通り。
うまくアメリカにしてやられた格好。
日本の麻生財務相はアメリカに同調。
日本の金融緩和策に対する批判も封じられた。
これはG20であって、先進国だけのG5ではない。
それにもかかわらず、新興国の発言が封じられている。
ならばいったい何のためのG20なのかという疑問が起こる。
アメリカはもっと世界経済全体に対して責任を持たなければならない。
アメリカFRBのイエレンは『FRBはアメリカ経済に対してしか責任を持たない』と述べているが、それならアメリカは世界の基軸通貨国から降りるべき。
ドルという世界基軸通貨を持ちながら、世界経済に対する責任を回避しているのが今のアメリカ。
今回のG20はそのアメリカが主導し、日本がそれを援護した。
アメリカの復調の裏で新興国が犠牲になる。
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