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累計販売数4億5000万杯へ/(C)日刊ゲンダイ
完成まで2年半 セブン「100円コーヒー」大ヒットの裏側
http://gendai.net/articles/view/life/148178
2014年2月23日 日刊ゲンダイ
セブン―イレブン全店で展開する「セブンカフェ」が絶好調だ。2013年1月から順次導入を開始し(9月に全店導入完了)、12月には累計販売数が3億杯を突破。現在は1日1店舗当たり平均100杯の販売数で推移しており、今月末には4億5000万杯を見込んでいる。
セブンカフェは、店内のオリジナル専用機器で提供するセルフ式のドリップコーヒー。いつ飲んでもおいしい本格派の味わいが支持されている。
「いれたてコーヒーの販売は創業時から手掛けてきた。消費者のニーズに合わせながらの開発は試行錯誤の連続。その蓄積が今につながっている」(セブン―イレブン・ジャパン商品本部の工藤克俊氏)
00年代に展開した前作「バリスターズカフェ」は、当時主流のエスプレッソタイプだったが、時代とともにニーズは変わる。独自の調査で、日本人の嗜好(しこう)にはドリップ式のほうが合うという結果が出た。
開発には多くのメーカーが関わっている。コーヒー豆は三井物産、丸紅、焙煎(ばいせん)はAGF(味の素ゼネラルフーヅ)、専用コーヒーマシンの製造は富士電機……そうそうたる顔ぶれだ。
「本当においしいコーヒーをつくるため、一つ一つお客さま目線で考えた。だから時間もかかっているし、目指す味に合わせて専用の機械もつくっている」(工藤氏)
完成までに要した時間は2年半。苦労のかいあって、よいものができたと自負する。1杯100円というワンコイン価格も「この味で100円だったらお客さまも驚くだろう」という発想だ。
そして自信作は期待以上の結果を出した。当初は1日1店舗当たり60杯を見込んでいたが、あっさりクリア。今年1月にはついに100杯の大台に乗った。
着実にファンを獲得。現にリピート率は他製品と比較してもブッ千切りに高い。とくに女性ファンが目立つ。また50、60代の中高年層の購入が多いのも同商品の特徴だ。
つまりは「近くて便利なセブンで本格派のコーヒーが飲める」ところがウケた。専門店は高い、でも家でいれるのはちょっと面倒。そんな潜在的ニーズに見事応えた結果の大ヒットである。
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