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マクドナルドは“マジシャン”原田社長退任で復活できるのか
http://gendai.net/articles/view/news/148134
2014年2月20日 日刊ゲンダイ
原田会長とカサノバ新社長(C)日刊ゲンダイ
日本マクドナルドHDを10年率いた原田泳幸氏(65)が経営の第一線から退く。CEOを退任し、代表権のない会長になるという。昨年8月に事業会社「日本マクドナルド」のCEOになったサラ・カサノバ氏(48)が就任するが、外国人女性の経営手腕によってマックはよみがえるか。
マックが「勝ち組」ともてはやされたのは昔の話だ。100円マックなどを次々とヒットさせた原田氏の経営戦略にほころびが目立ち始め、13年12月期連結決算は、最終利益が前年比で6割も減り2期連続の減収減益となった。深刻なのが“客離れ”で、昨年10―12月の既存店の客数は前年同期比で2ケタ減。売上高も昨年7月から6カ月連続でマイナスとなった。
カサノバ氏は、もともとの強みだったファミリー客を増やす「原点回帰」策を打ち出してきた。母親が好みそうなカロリー低めのヘルシーなメニューを用意し、子供向けのイベントを増やして家族連れを取り込む戦略だ。同時に不採算店など143店を閉鎖し、宅配サービスを強化する方針。果たしてうまくいくのか。
マックの経営に詳しいジャーナリストの田中幾太郎氏の見方は厳しい。
「カサノバ新体制になり、いろいろ改革しようという意気込みは感じられますが、ダイナミズムに欠けるというか、どうも小手先勝負の印象が否めません。女性向けのメニューを増やすとしても、マックの企業イメージに『健康』は馴染まないし、野菜を増やせば値段が高くなってしまう。結局、ファミリーを取り込むにはおまけのオモチャで子供を呼ぶ、従来からの方法しかないと思います」
コンビニが入れたてコーヒーを本格展開したことで、サラリーマンの喫茶需要も減ってしまった。しかもコンビニ大手5社は14年度4800店を新たに開店する。
「原田氏の経営は“マジック”と称賛されましたが、結果的にマックをガタガタにしてしまいました。客単価を下げたことで売り上げが増えず、戻すために値上げすると客離れが加速するという悪循環に陥ってしまったのです」(田中幾太郎氏)
この先、マックは誰がトップになっても苦境が続くことになりそうだ。
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