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http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140220-00010006-sangyo-nb
日刊産業新聞 2014/2/20 15:59
金の国際調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は18日、2013年の金需要が前年比15%減の3756トンと、4年ぶりの低水準だったと発表した。米国の量的緩和縮小観測を受け、金の上場投資信託(ETF)からの流出が881トンと、過去最高に膨らんだことが響いた。一方、金平均価格がオンス1411ドルと前年比15%下落した割安感から、実需は好調。中国がインドを上回り、初めて世界最大の需要国となった。
近年、金需要を支えてきたETFの残高増加と各国の中央銀行による購入が、13年はともに減少に転じた。
金を裏付けとするETFは上場以来、残高はほぼ右肩上がりで増加した。ところが、米国がテーパリング(緩和縮小)を行うとの観測が強まった13年は、ヘッジファンドや投機的な投資家が金ETFを売り利益を確定。その資金は、株式市場などに移したとみられる。
各国中央銀行の金購入は369トンと、前年比32%減少した。全ての四半期で買い越しだったものの、09年以降から続いてきた買いの勢いは弱まった。
一方、世界の消費者需要は前年比21%増の3864トンだった。宝飾品需要は17%増の2209トンで、金融危機が起きた08年以来の高水準。金地金や金貨への投資は28%増の1654トンまで増え、WGCが統計を取り始めた1992年以降では最高を記録した。
実需をけん引したのは、世界有数の需要国である中国とインド。
中国は前年比32%増の1066トンで、過去最高となった。内訳を見ると、宝飾品需要は29%増の669トン、金地金や金貨への投資は38%増加した。
インドは輸入規制があったにもかかわらず、975トンと前年比13%増えた。宝飾品需要は11%増の613トン、金地金や金貨への投資は16%増だった。
テクノロジー関連の需要は405トンで、前年からほぼ横ばい。
供給は、前年比2%減の4340トンだった。
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