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現役時代と同じ感覚でいたら大間違い 定年後に襲いかかる「保険金ビンボー」の罠
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38362
2014年02月17日(月) 週刊現代 :現代ビジネス
完全保存版 いらない生命保険、怖い医療保険、ムダな介護保険【第1部】
まるで何者かから強制されるように入っている保険。人生でも指折りの高額な買い物。さて、保障内容言えますか? 自分の保険証券を隈なく読んだことがありますか? その保険、本当に必要なの?
「定年まで、数社の保険会社から勧められるままに、終身保険、医療保険、がん保険など10本以上の保険に入っていました。
私の保険料が6万円、妻1万5000円、長男1万5000円、長女1万円と、月々の保険料を合計10万円ほど払っていたんです。妻はそれ以外にも別の定期保険に加入していました。
定年前にそんな保険料の支払いで満足に貯蓄ができなかったために、現在の生活レベルは現役時代の3分の1以下にせざるをえませんでした。
妻と子供のためを思って次々保険を契約したことが、結局、自分の老後を貧乏にしてしまったんですかね」
定年後の悠々自適な生活を待ち望んでいたはずの元大手商社マン・町田義男さん(62歳、仮名)が嘆いたように、生活の安心を保障してくれるはずの保険に、首を絞められてしまう人は多い。
万が一のときの安心を買おうと入った保険だったのに、満期まで支払わねばならぬ高額な保険料のせいで、気づいたときには定年後の生活費が圧迫されてしまう。
「保険金ビンボー」の幕開けである。
そうならないためにも、まずは、「保険の基本」を押さえておこう。
■貯蓄が足りなくなる
家計再生コンサルタントの横山光昭氏によれば、月々の保険料が手取り収入の5%を超えていた場合には、保険を見直したほうがよいという。
「保険は勧誘されるままに入るケースが非常に多く、一度加入すると、固定費として最後まで支払い続けてしまいがちですから、定年などを機に、家計に占める割合を計算してみてはいかがでしょうか」
特約がふんだんにつき、保険料ばかりがかさむ「使えない保険」に数多く入るくらいなら、タンス預金をしておくほうがずっとマシということである。
「家計の見直し相談センター」代表の藤川太氏が語る。
「保険に入るときのポイントは、将来の自分の状況を認識すること。時間軸をもって、収入が途中で落ちたり、年金生活になっても保険料を支払えるのかを考えることです。
そして、保険料は現状ではなく、将来的に支払う総額で考えること。『今、月々の保険料がこれくらいなら何とか払える』などという発想はNGです」
定年後は、しばらく無収入・無年金期間に突入する。その年金自体も今後減額され、定収入があった現役時代と同じように、保険料が支払えるはずもない。
現役時代と同じ感覚で、定年後も将来の不安に備えて数多くの保険に加入し続けたままでは、貯蓄はほとんどできない。貯蓄が足りないことでますます不安になってしまうという負のスパイラルが「保険金ビンボー」の罠なのである。
とはいえ、少しでも老後の不安を解消するために、50代、60代からでも新たに保険に入りたい、または保険を切り替えたいと思う人もいるだろう。その場合、どんな「使える保険」に入ればよいのだろうか。
まずは生命保険について、経済評論家の荻原博子氏が語る。
「60歳を過ぎて保険に加入するのなら、ほぼ同じ保障内容の場合、最も保険料が安い掛け捨て型の保険に入ることが鉄則です。
また、保険金そのものを減額するという考えもあります。定年を迎え、子供は社会人として独立しているので、たとえば、それまでの3000万円の死亡保障を1000万円にしても十分だという人は多いでしょう。
60歳を過ぎたら保障金額を増額する必要はまったくありません。『将来の不安に備えるために、保障の種類と保険金は多いほうがいい』という言葉に騙されてはいけませんよ」
荻原氏は、60歳を過ぎると、そもそも保険に入ること自体が疑問だとも語る。加入率はまだ10%未満といわれる介護保険も、保険料が高いうえに審査が厳しいという。
「寝たきりにならなければ保険金は支払われないとか、認知症にしても少しボケたくらいでは支払われないという例は多いです。
仮に、90歳近くまでピンピンの人が高額な保険料をずっと払い続けていた場合、貯金を使い果たすことになるでしょう。生活資金を保険料に当ててしまい、老後の楽しみが限られてしまうなんて、悲惨ですよね」
ちなみに、保険料の払い過ぎを後悔した冒頭の町田さん。彼の相談を実際に受けたファイナンシャルプランナーは、次のようにアドバイスした。
「町田さんが入っていた保険には、貯蓄型、掛け捨て型を含めいろいろありましたが、ご主人が亡くなった場合、合計7000万円という、必要以上の保険金がご家族に入ることがわかりました。私がざっと見ただけでも、ムダだと思う保険がいくつもあったんです。
ご主人の保険1本と、それとは全く別に入っていた奥さんの定期保険1本が最もムダだとわかったので、その2本を解約してもらっただけでも、毎月2万円の保険料が節約できました。
ひとつひとつの商品は決して悪いものではなくても、何種類も重なると入り過ぎとなります。必要のないムダな保険に入っているサラリーマンは決して少なくないんですよ」
■高額保障は不要
前出の藤川氏もまた、「勧められるままに掛け過ぎてしまうことは、ダメな保険の加入の仕方」として、医療保険についてこう語る。
「50代後半の人で、医療保険に入っていない場合は、医療保険の負担と受益のバランスが悪くなるので、加入する考えを捨ててもらい、貯蓄を提案することもあります。必要なおカネの準備の仕方として一番良いのは、本当は保険ではなく、どんな用途にでも使える貯蓄なんです。
ただし、保険料としてなら支払えるが、貯蓄には自信がないという人がいるので、そういう50代後半の方には医療保険への加入を勧めます。医療保険の場合、保険料は月1万円以内に収めるとよいでしょう」
年齢とともに生命保険の必要性はどんどん減っていくのに対して、逆に必要性が高まるのが医療保険である。病気やケガによる手術や入院に備えるもので、通常の健康保険だけでは不十分なところをカバーするための保険だ。
前出の横山氏もやはり、医療保険へ加入すべきかどうかは貯蓄の程度で決まると述べる。
「医療保険には加入せず、150万円程度を医療費のために貯蓄している人がいますが、高額な保険料が割に合わないと判断した場合、そんなやり方も選択肢に入れるべきでしょう。
逆に貯蓄がほとんどない人が60歳や65歳でリタイアする場合はどうすべきかというと、これは医療保険に入るべきです。おカネがない人ほど、逆に医療保険が必要なのです。
50代の男性なら、入院給付金一日5000円の医療保険が、月3000円程度の掛け捨てで売られています。これが60代になると、月5000円弱にまで跳ね上がってしまいます。入ると決めたら、早いほうがよいでしょう」
近年ではかなり普及したがん保険も、医療保険に含まれる。
ファイナンシャルプランナーの畠中雅子氏が語る。
「医療保険加入率は80%以上とみられ、がん保険の加入率も、がん特約付きの医療保険と合わせると40%近いといわれます。
がん保険の中には高額の先進医療の保障をウリにしたものがありますが、実際には高い保険料を払っても、いざというとき、それほど高い治療費がかからないことも多いのです」
ムダな保険は絶対にいらない。だが、どうしても必要な人もいる―第2部以降、具体的に保険商品を紹介しながら、保険に入らないことも含めた選択肢を紹介していこう。
さて、どうしようか……
「週刊現代」2014年2月15日号より
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