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「世界同時株安」アベノミクス直撃 反転攻勢へ必要な3つの策(ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/583.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2014 年 2 月 11 日 13:28:54: AtMSjtXKW4rJY
 

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140211/plt1402110725000-n1.htm
2014.02.11 永田町・霞が関インサイド


 最近、安倍晋三首相と会食した人によれば、安倍首相は依然として意気軒高だったという。

 筆者はこれまで、安倍長期政権の成否は、一にかかってアベノミクス(=円安・株高)次第であると言ってきた。

 換言すれば、日本経済が今後も堅調であるということが前提となる。

 ところが、先週発生した「世界同時株安」は東京株式・為替市場関係者だけでなく、首相官邸をも震撼(しんかん)させるものだった。

 2月4日の東京株式市場日経平均株価は、前日比610円66銭安の今年最大の下げ幅となった。

 そもそもは、1月23日の「アルゼンチン・ショック」に端を発した。ブエノスアイレス市場で通貨ペソが前日比で12%急落、同国の外貨準備が急速に減少して2001年11月以来再度のデフォルト(対外債務の返済不履行)懸念が高まった。

 続く28日には、トルコ中央銀行が金利7・75%を12%に引き上げることを決定した。この市場予測を上回る大幅利上げが、外国為替市場で円売りドル買いを招いた。

 通貨安に見舞われたアルゼンチン、トルコ以外のインド、南アフリカなど新興国も相次いで利上げに走った。「新興国シンドローム」の始まりだ。

 さらに29日は、米連邦準備制度理事会(FRB)が開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的金融緩和の縮小(テーパリング)継続を決定した。米国債などの月間買い入れ額を2月から100億ドル(約1兆円)減じて月650億ドルにするというのだ。これが外国為替市場の不安をかき立てた。

 不安材料はまだある。中国の元本返済の枠組みに疑問符がつけられる「理財商品」のことだ。デフォルトが危惧されたが、土壇場の先月末、販売会社の中国商工銀行と地方政府が辛うじて返済した。シャドーバンキング問題もある。

 こうしたネガティブ要因が一気に噴出して「世界同時株安」をもたらしたのである。

 安倍政権の経済政策が失敗したのではないが、結果として昨年1年間に外国人投資家が約15兆円購入した日本株を売りに転じたことが株安を呼んでいるのだ。

 反転攻勢に打って出るには、以下の「3点セット」以外に策はない。(1)日銀の追加緩和(2)年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の日本株運用比率引き上げ(3)法人実効税率の引き下げ。

 安倍首相は先のダボス会議で非公式会談した全米最強の投資家、G・ソロス氏に何を語ったのか。(ジャーナリスト・歳川隆雄)


 

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コメント
 
01. 2014年2月11日 15:08:09 : nJF6kGWndY
>アベノミクス(=円安・株高)

笑える

これがマスゴミ一般の経済理解ということなら

最近の失望記事の多さも理解できるw


02. 2014年2月11日 16:45:11 : nJF6kGWndY

ちなみにリフレ派から見れば、期待を刺激(つまり資産効果による内需拡大)して、コアコアインフレ率までプラスに持っていったアベノミクスは大成功であり
輸入の増加による貿易赤字拡大も、内需の増大だから、リフレ政策は海外から見ても近隣窮乏化ではない証拠だ、という超ポジティブ評価になるから面白い
(ちゃんと輸入の内訳を見てもらいたいものだがw)

http://econdays.net/?p=8925
「アベノミクスのこの1年の成果を振り返る」 BY MARCUS NUNES
以下は、Marcus Nunes, “‘Abenomics’ one year on”(Historinhas, January 16, 2014)の訳。

一昨年(2012年)の9月のこと、経済を再び力強い成長軌道に乗せるとともにデフレからの脱却を目指すことを公約に掲げた安倍晋三氏が自民党の新たな総裁に選出された。そして、同年の12月に行われた衆院選で自民党が勝利を収めたことで安倍氏は晴れて第96代の内閣総理大臣に就任することになったわけだが、それから1年が経過しようとしている。この1年の間に安倍氏の公約はどの程度果たされているだろうか?

以下ではいくつかの図表を通じてこの1年のアベノミクスの「パフォーマンス」を見ていくことにしよう。

まず最初の図表はインフレ−ヘッドラインインフレ率(青色)およびコアインフレ率(赤色)−の推移を辿ったものである。

abenomics-1-year-on_1

日本のインフレ率は長い間マイナス(デフレ)の領域を漂っていたが、上の図表にあるようにここにきてインフレ率はその勢いを増しつつある[1] ように思える。

次の図表は総需要(名目GDP;赤色)と(実質的な)産出量(実質GDP;青色)の推移を辿ったものだが、どちらの伸び率(成長率)もともにプラスの領域に向けて大きくバウンド(急上昇)している様が見て取れることだろう。

abenomics-1-year-on_2

次の図表は日経平均株価(青色)と為替レート(ドル円レート;赤色)の推移を辿ったものである。

abenomics-1-year-on_3

上の図表にあるように株価は大きく上昇しているわけだが、この株価の動きはアベノミクスの効果についてポジティブな期待が抱かれていることを示唆していると言えるだろう。また、円が減価(円安)傾向にあることも見て取れるが、通貨の減価は金融緩和が実体経済に影響を及ぼす上で重要な経路の一つである。この点に関連して、日本と貿易の面で競合する国の間から「日本は「近隣窮乏化」(‘beggar-thy-neighbor’)政策に乗り出している」との非難の声が当初あがっていたわけだが、そのような反応は筋違いであったと言えよう。というのも、次の図表に示されているように、確かに日本の輸出(青色)は増えているがそれ以上のペースで輸入(赤色)が増えているのである−その結果、日本は貿易赤字を抱える格好となっている−。

abenomics-1-year-on_4

(輸入の伸びが輸出の伸びを凌駕しているという)この事実は、金融緩和に伴う所得効果[2] が通貨の減価に伴う交易条件効果[3] を上回っていることを示唆していると言えるだろう。言い換えると、貿易赤字の拡大は内需(国内需要)の増加を反映しているのだ。

「アベノミクス」が進行中の日本とユーロ圏の現状を比較してみるのも面白いだろう。

次の図表は日本とユーロ圏のマネーサプライ(M3)の伸び率の推移を示したものである。日本(赤色)ではアベノミクスの計画に沿うかたちで金融政策は緩和スタンスにあるが、ユーロ圏(青色)では金融政策は引き締めスタンスにあることが見て取れるだろう。

abenomics-1-year-on_5

両経済圏における金融政策のスタンスの違いを考えれば、両者の間でインフレが対照的な動きを見せているとしても何も驚くことはないだろう。日本(青色)ではインフレ率は目標である2%に向かって上昇を続けている一方で、ユーロ圏(赤色)ではインフレ率は目標を下回っているばかりか低下傾向にあり、ユーロ圏の中にはデフレを経験している国も見られるのである。

abenomics-1-year-on_6

日本銀行とECB(欧州中央銀行)の行動の違いがどのような結果の違いをもたらしているかを要約したものが最後の図表である。この図表では日本(青色)とユーロ圏(赤色)の実質GDP成長率の推移が示されている。

abenomics-1-year-on_7

要約することにしよう。アベノミクスは(安倍氏の)公約を果たしつつあるように思える。今後もこの調子が続くことを祈るばかりだ。そしてユーロ圏については次のように結論付けられるかもしれない。ユーロ圏は「日本が抜け出しつつある状況」に向かって歩を進めているのかもしれない[4] 。

訳注;マイナスからプラスの領域に上昇する傾向にある [↩]
訳注;金融緩和によって総需要ひいては総所得が増加し、その結果輸入需要が増加する効果 [↩]
訳注;円安によって国内製品が国外製品よりも価格面で割安になり、その結果純輸出(輸出マイナス輸入)が増加する効果 [↩]
訳注;このままいくとユーロ圏は(日本と入れ違うかたちで)デフレや長引く景気の低迷を経験することになるかもしれない、ということ [↩]


03. 2014年2月11日 17:50:37 : lrNbTNbqTE
>アベノミクス(=円安・株高)
>笑える

>これがマスゴミ一般の経済理解ということなら

そうかもしれないけど
でも安倍の認識もおそらくそんなものだよ

>反転攻勢に打って出るには、以下の「3点セット」以外に策はない。
>(1)日銀の追加緩和
>(2)年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の日本株運用比率引き上げ
>(3)法人実効税率の引き下げ。

あさましいね ようするに株屋のクレクレのおねだりじゃないか
こんなの麻薬中毒者がクスリが切れて クスリをねだるのと変わらない


04. 2014年2月12日 04:25:29 : 4GxHq9ub7o
アメリカのマネーサプライは550兆円
大した金融引き締めではない

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