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海外勢4週連続「売り越し」…東京市場に迫るパニック相場
http://gendai.net/articles/view/news/147844
2014年2月8日 日刊ゲンダイ
兜町から“強気”が消えた。日経平均について、「年内1万8000円」とか「2万円」とはしゃいでいた証券マンたちは色を失っている。
「潮目が変わったのです。米国の量的緩和の縮小や新興国の通貨危機、中国リスクなど外的要因は無視できないものの、海外勢はアベノミクスを見切ったと判断すべきでしょう。東京市場に流入していた世界の投機マネーの逆流が始まったのです」(株式評論家の倉多慎之助氏)
外国人投資家の売買動向に、その兆候が顕著に表れている。昨年1〜12月に約15兆円を買い越した海外勢は、今年に入って一気に「売り越し」に転じた。1月1週は1600億円、2週371億円、3週2329億円、4週7402億円と4週続けて売り越している。1月の合計は約1兆1700億円に達した。
「1月(月間)の日経平均は1400円近く下がった。その理由は間違いなく海外勢のモーレツな売りです」(市場関係者)
2月も上げ下げを繰り返しながら、下落傾向を続けている。
「短期売買を目的とする海外ファンドだけでなく、中長期保有が前提の年金ファンドも『売り』に回っている印象。そうだとすると『売り』が止まらない危険性がある。強烈な売り浴びせに注意が必要です」(投資顧問会社エフピーネットの松島修代表)
海外勢はまだ14兆円分を保有する。あとどの程度、売却するつもりか。
「少なくとも買越額の半分は売ってくるでしょう」(倉多慎之助氏)
だとすれば、7兆円近くの「売り物」が残っている計算。だが、その程度ではすまないという見方もある。
「ハゲタカ勢は、12年11月にバブル相場がスタートして以降、日本株を買い続けてきました。平均取得単価は日経平均で1万円以下でしょう。今の下落相場では、できるだけ早く処分したほうが儲けは大きい。だから今後も躊躇(ちゅうちょ)なく売ってくるはずです。総額10兆円ぐらいは処分するかもしれません」(投資アナリストのリチャード・コーストン氏)
海外ファンド関係者はこう言う。
「日経平均の1万5000円回復がカギです。この水準まで戻すのに時間がかかると判断したら、『売り浴びせる』というハゲタカは多い。おそらく2月中が目安です」
7日終値は1万4462円。1万5000円は遠い。ハゲタカの売り浴びせが本格スタートし、10兆円の売りが出る公算は大だ。東京市場はパニックに襲われることになる。
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