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IMF、韓国に警告 ウォン安誘導への“闇介入”にダメ出し 中国リスクも指摘(ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/527.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2014 年 2 月 07 日 19:41:23: AtMSjtXKW4rJY
 

昨年12月、IMFのラガルド専務理事(左)と会談した朴槿恵大統領。IMFの韓国経済への見方は厳しい(ロイター)


http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140207/frn1402071810007-n1.htm
2014.02.07


 韓国経済に警告が発せられた。各国の政策や経済・金融の状況を監視する国際通貨基金(IMF)が公表した韓国に関する年次報告書で、中国への依存度の高さが経済を下ぶれさせるリスクや国内需要のもろさを指摘。さらには、アベノミクスの円安に対抗する形で、ひそかに為替をウォン安に誘導する“闇介入”にも強烈なダメ出しをしている。

 IMFは加盟国に対し、通常年に1度、「サーベイランス」(政策監視)と呼ばれる調査を実施しており、経済の監視や政策助言を実施している。IMF協定の第4条に規定されていることから「4条協議」と呼ばれている。

 IMFのエコノミストチームによる調査などを経て、1月22日に公表された韓国に対する最新の年次報告書では「2014年に3・7%成長が期待されている」とした一方で「下ぶれリスクがある」と指摘している。

 具体的には、外部要因の短期的リスクとして「主要な貿易相手国の急激な成長鈍化」を挙げる。IMFは名指しこそしないものの、これが中国であることは明らかだ。朴槿恵(パク・クネ)大統領の「親中反日外交」を反映させるかのように、韓国経済も対中依存度を強めている。昨年の統計では、韓国の輸出のうち中国市場が占める割合は26・1%と過去最高水準に達した。

 韓国が接近する中国では、銀行の通常の融資ではない「影の銀行(シャドー・バンキング)」の不良債権化が大きな問題となっている。1月末のデフォルト(債務不履行)発生はひとまず回避したが、アジア経済に詳しい企業文化研究所理事長の勝又壽良氏は「過剰債務を抱える中国はこれからインフラ投資抑制を余儀なくされる。韓国はなぜかそんな中国への依存度を高めている」と語る。

 ちなみに韓国産業通商資源部が発表した昨年の外国人直接投資で、日本からの投資額は、円安ウォン高の影響もあって40・8%も減っている。

 IMFは韓国の国内要因についても「内需が比較的弱い」としたほか、「民間部門の大きな債務」「家計所得の伸びの弱さ」「高齢化」などのリスクを挙げている。

 そして報告書の後半部分は為替の問題について言及、「ウォンは実質実効為替レートで過小評価されている」と明言する。実質実効レートは通貨の総合的な価値を示すもので、2008年9月のリーマン・ショック以降、円高ウォン安状態が続いていた。昨年10月以降、アベノミクスによる円安で約5年ぶりに円がウォンを下回っているが、IMFでは、まだウォン高の余地があると判断したわけだ。

 複数のIMF幹部の見解として、「ウォン価格は市場で決定し、介入は最低限とすべきだ」「介入の透明性を高めることが、当局の為替政策の信頼性に反映される」とした。この表現を裏返せば、韓国が不透明な「覆面介入」を続けており、当局の信頼性が低いことを示している。

 さらに「外貨準備はすでに十分な水準で、さらに蓄積することを正当化しない」との意見も表明している。外貨準備は為替介入の際にウォンを売ってドルなどの外貨を買うことで増えるもので、「これ以上介入するな」というメッセージが読み取れる。

 サムスン電子や現代(ヒュンダイ)自動車など韓国の輸出製造業にとって、ウォン安が海外市場攻略の大きな武器となってきたが、政策的にウォン安が維持されているとの見方も強かった。

 年次報告によって、IMFも韓国の介入に懸念を示していることがはっきりした。日本がデフレ脱却を目的として量的緩和を実施した結果、円安になったことと性格を異にするものだ。

 前出の勝又氏は「昨年12月にIMFトップのラガルド専務理事が韓国を訪れ、『経常収支の黒字を減らし、内需振興に力を入れるべきだ』と指摘しており、IMFが韓国経済の現状を問題視している様子がうかがえる」と話す。

 IMFは昨年、年次協議とは別に、韓国の金融機関を評価する「ストレステスト」を行ったとされるが、結果は公表されていない。

 韓国政府は1997年のアジア通貨危機をきっかけにIMFに救済を求め、IMFの管理下で、財政再建や金融機関のリストラ、財閥解体など大ナタがふるわれたが、IMFの視線は再び厳しくなっているようだ。


 

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コメント
 
01. 2014年2月07日 20:34:11 : rAZs4KvhOE
但し日本は支援しない。

02. 2014年2月08日 03:18:49 : nJF6kGWndY
>アベノミクスの円安に対抗する形で、ひそかに為替をウォン安に誘導する“闇介入”にも強烈なダメ出

一方で、愚民迎合策を取って、大失敗する例も多いな

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303996604579366174069771800.html?dsk=y
2014年 2月 06日 17:41 JST
裏目に出たタイ政府のコメ市場支配の企て−農民の借金かさむ 
James Hookway/The Wall Street Journal
借金を苦にして自殺したThongmaさんの奥さん

【バーンノーンソン(タイ)】市場を操縦しようという試みは、首尾よく終わったためしがほとんどない。

 タイ北部のこの村で、農民Thongma Kaisuanさん(64)の家族や隣人たちは、まだ彼の突然の死に心の整理をつけられずにいる。Thongmaさんは先月末、こっそり裏庭に行き、木で首を吊って死んだ。家族や隣人たちは、彼の自殺は、タイで最もよく知られた輸出品であるコメの国際価格を政府が支配しようとしたのが主因だと言う。

 投資家や各国政府は、時として商品の世界市場を支配して価格をつり上げ利益を得ようと夢見る。1970年代には米国の石油富豪だったハント兄弟が世界の銀市場で買い占めを企てたが、買いポジションを崩落させて終わった。90年代には住友商事の銅取引を仕切っていた浜中泰男氏が世界の銅供給の最大5%相当を買い付けた。しかし彼のポジションも結局は崩落し、26億ドルの損失を出した。その他にも金、スズ、さらには玉葱の買い占め事件が起きたことがある。

 そして今、失敗した世界の投機家のリストにタイが加わった。

 世界のコメ価格を支配しようというタイの試みの結果、同国は世界最大の輸出国の地位から引きずり下ろされた。インラック首相は、このコメ価格支配プラン(コメ担保融資制度)の運用に絡んで調査を受けており、その成り行きによっては政権の命取りにもなりかねない。Thongmaさんのような農民は、この制度によって多額債務の奈落に突き落とされてしまった。

[image]
上図:タイの米価の推移(1トン当たり)/下図:コメ輸出量の国別順位(100万トン)
 話は2年半前にさかのぼる。当時、インラック首相は農村経済にもっと多くの現金を流し込む賭けに着手した。市場実勢より50%程度高い1トン当たり約1万8000バーツ(約550ドル、約5万5000円)でコメを農家から買い上げるコメ担保融資制度を打ち出したのだ。

 インラック首相やその政策顧問たちは、買い上げた膨大なコメを倉庫に貯蔵し、世界市場に出さないことによって国際コメ価格を押し上げられると見込んだ。

 このコメ管理プランは、世界のコメの生産量のうち国境を越えて取引される量がわずか7%という事実に依存していた。国境外への移動、つまり輸出が減れば、ある場所で混乱が生じると、それが国際価格に劇的な影響を及ぼし得るということを意味する。例えば2008年、インドやベトナムなど一部の輸出国は国内でのコメ価格上昇を懸念して一時的にコメ輸出を制限した。この結果、国際価格はトン当たり300ドルから同1200ドルに急騰し、ハイチからフィリピンに至るまで世界各国で食糧暴動や抗議行動が発生した。

 インラック首相のコメ管理計画は、ある面では成功した。タイの農村部で現金が突然潤沢になったのだ。

 タイ全土で、人々は新型テレビを購入し始め、3Gでネット接続できるスマートフォンが広く出回った。しかし同国中央銀行によれば、それとともに家計の債務は増え続け、国内総生産(GDP)の80%を突破するという危機的高水準に達した。

 Thongmaさんはといえば、40万バーツ(約1万2000ドル、約120万円)を借り入れ、小さな運送業を開始しようとした義理の息子のために購入したミニバンの代金支払いに充てた。

 Thongmaさんの妻は「カネを借りても大丈夫と自信があった。政府のプログラムで安定した所得が保証されるような気がしたからだ」と述べた。

 だが、厳しい現実が待ち受けていた。

 この政府のコメ管理制度の実施されたタイミングが、これ以上はないというほど最悪だったのだ。タイが国際市場へのコメ輸出を抑制し始めたちょうどその時、インドは久しぶりに輸出を再開した。08年の価格高騰の打撃を受けたフィリピンなど主要輸入国も、コメの国内増産を開始していた。その結果、最も普遍的に売買されるコメの国際価格は上昇するどころか、08年のトン当たり1000ドル強のピークから、約390ドルという現行水準に急落した。

 タイは価格面で急速に競争力を失い、農民から仕入れた価格近辺では膨大な在庫を売却できなくなった。その結果、制度導入当初の2年、2011年分と12年分のコメの評価損は40億ドルに達した。タイ中銀のPridiyathorn Devakula元総裁は、総損失額は最大120億ドルに達すると算出している。CIMB証券は、この結果、コメ管理プログラム運営はタイ政府に年間92億ドル、つまりGDPの約2.5%相当のコストがかかると試算している。一方、国際通貨基金(IMF)はタイ経済への長期的な影響を懸念していると述べた。

[image]
Reuters
政府の倉庫に積み上げられたコメの袋(タイ北部)
 タイ政府の補助金制度は資金が枯渇し、農民への支払いが遅れた。それはまた首都バンコクでのインラック政権反対運動の火に油を注ぐ形となった。

 主として中流層からなるデモ参加者は、コメ補助金について、インラック首相の実兄であるタクシン元首相が追求し、インラック現政権が承継した無謀なポピュリズム(大衆迎合的な政策)の1つの表れとみている。

 タイの汚職対策当局は現在、捜査を急いでおり、それはコメ管理プログラムによって被った損失の規模を無視したとしてインラック首相の弾劾につながる恐れもある。そうなれば、同首相は上院で弾劾裁判にかけられ、最終的には解任される可能性も出てくる。

 インラック首相はコメの補助金を弁護し、それは農村の所得拡大に寄与したと反論している。また同政権は、農民への支払いが遅延したのは反政府抗議行動によるとも批判している。

 一部の国営銀行は、インラック政権に対する政治圧力が強まる中で、コメ管理プログラムへの融資に消極的になっている。タイ商業省は4日、インラック首相への調査をきっかけに中国の国営買い付け機関がタイ米120万トン購入計画をキャンセルしてきたと明らかにした。

 現在、多くの農民は自由市場で売却できるようにするため、コメを返還してほしいと政府に要求している。また政府に遅延代金を支払うよう求めて道路を封鎖した農民もいる。

 Thongmaさんの遠縁の親戚であるSa-art Kaisuanさんは、かつては15−20日で政府からコメ代金を受け取っていたが、今回は4カ月待っているが支払いが受けられるか分からないと述べた。

 Sa-artさんは「われわれはトラクターをリースしたり、肥料を買う必要がある。わたしは既に生き延びるためにカネを借りている」と述べた。

 Thongmaさんは資金不足を何とかしようとしてかけずり回っていた。近所の人たちは、彼が勤勉で働き者だったと話す。政府の支払いは4カ月遅れ、義理の息子のミニバンのために借りたカネの返済のため彼の蓄えはあっという間に底をついてしまった。

 「支払いができなくなったとき、食べることも、寝ることもできなくなった」と、Thongmaさんの棺の横に座り込んだ奥さんの Thongbaiが話した。「夫はずっと支払いのことを心配し続け、とうとう耐えられなくなってしまった」。


03. 2014年2月08日 03:32:49 : HfbBOsxiSU
 Thongmaって「トンマ」と読むのですか?

04. 2014年2月08日 16:04:18 : 6fBmHYGVdE
IMFの勧告は表面的には穏やかなものだが、闇誘導に対するダメ出しは韓国経済の息の根を止めるものになるだろう。 これまでの反日の謝罪を行って、日本に助けを乞う外に道は無い。 竹島からの撤退、慰安婦問題についての虚言撤回など、現政権にとって出来る話じゃない。 国中で火病を起こしても、どうにもならないだろう。 ソチに行って安倍に泣きつくか。 

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