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復興予算でニューハーフショー NPO代表のやりたい放題
http://gendai.net/articles/view/newsx/147758
2014年2月5日 日刊ゲンダイ
被災地を食いもの
枚挙にいとまがない復興予算のデラタメ使用も、こうもヒドいと呆れるしかない。
岩手県山田町から受託した緊急雇用創出の事業費3000万円を、親族が経営するリース会社に振り込み、私的に流用したとして、NPO法人「大雪りばぁねっと。」(北海道旭川市=破産手続き中)代表の岡田栄悟容疑者(35)が4日、業務上横領容疑で岩手県警に逮捕された。
岡田は、NPO法人を設立する以前は水難救助の講師で、05年に「大雪――」を設立。山田町での業務は、行方不明者の捜索や入浴施設の運営、防犯パトロールだった。11年と12年には、地元・山田町の町民138人を雇用するという経済効果を一応もたらしている。
が、2年間についた復興予算12億2000万円のうち、ざっと5億円を個人的に使っていた。支出をみると、やりたい放題だ。
「山田町の体育館の中にあった〈大雪〉の拠点を、1億2650万円もかけて軍事基地のように改修していました。自分専用の部屋を〈災害対応司令室〉と名づけてセキュリティー管理し、1脚数十万円もする高級椅子に座りながら、〈もっと厳しく訓練しろ〉などと指示を出していました。従業員に支給したジャンパーはアルマーニです。不明者捜索用として特注エンジンの軍事用ボートや水上バイクまで配備したのです」(地元紙記者)
こればかりではない。岡田は飲み会も頻繁に開き、職員と家族の福利厚生と称し、ニューハーフショーまで呼んでいる。余興にはパイ投げまであった。「大雪」の水上バイク3台が、ネットオークションに出品されていたことも発覚している。
「バイクは3台で合計660万円。いずれも復興予算で購入したものですが、半値で売られていることが町民の通報で判明しました。出品者は〈大雪〉のメンバーでした」(山田町総務課)
「大雪」は12年度の事業費約7億9000万円を、わずか半年あまりで使い切り破綻。雇っていた町民はすべて解雇した。勤務実態のわからない人件費支出が見つかっている。岩手県からの予算約12億円のうち、約5億円が復興予算の補助対象外だと返却を求められた山田町は、いったん県に5億円余りを返したうえで、岡田に返還を求めて提訴中だ。
岡田は逮捕当日朝、旭川の自宅から岩手県警にわざわざ電話し、「きょう私、逮捕されるんでしょうか?」とトボケていたが、これほどの放漫ぶりで被災地を食い物にしたのだから、お縄は当然だ。
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