http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/498.html
Tweet |
暴落は始まったばかり 株価「あと1700円下落」の恐怖
http://gendai.net/articles/view/news/147761
2014年2月5日 日刊ゲンダイ
世界同時株安の様相
日経平均が暴落した。4日終値は前日比610円66銭安の1万4008円47銭と、1万4000円を割り込む寸前まで下落。昨年の大納会(12月30日)に比べ2300円近く(約14%)も値下がりした。市場からは、「どこまで下がるか考えたくもない」という声が聞こえてくる。
「まさに世界同時株安の様相です。米国の金融緩和縮小が発端ですが、まさか、こんな事態になるとは……。世界中の株式市場から投資マネーが一斉に引き揚げられ、米国債や円など安全資産にシフトしています。この流れは止まらないでしょう」(ロータス投資研究所代表の中西文行氏)
円高はもの凄いスピードで進行している。今年初めに1ドル=105円台だったのに、4日は一時100円台まで上昇。1カ月あまりで5円の円高だ。
「今週末の7日(日本時間深夜)に、株式相場を左右する米国の1月雇用統計が発表されます。市場予測より悪い数値だと、円買いが加速し、場合によっては1ドル=95円台をつける可能性があります」(三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏)
そうなったら株式市場は壊滅的な打撃を受けかねない。
■「日銀ヤル気なし」と外資
日銀は株価下支えのため連日のようにETF(上場投資信託)を購入している。4日も123億円を買い入れた。ところが、この購入金額を知った外資系ファンドは、「日銀のヤル気のなさを感じた」という。
「今年に入ってから日銀は208億円を1回、128億円を8回購入しています。きのうは日経平均が600円以上も下落したのに、これまでより少ない購入金額だった。日銀は本気で株価を支える気はない。だから、安心して売り浴びせられる」(ファンド関係者)
日銀はなぜ、大きく動かないのか。前出の中西氏はこう読む。
「日銀や財務省が重要ポイントとしているのは、昨年3月末の株価なのでしょう。この水準を下回ると、企業の保有する株式の含み損が膨らみ、業績悪化を招きます。景気悪化に直結するので、日銀は何としても避けたい。大胆な行動に出るのは3月です。それまでは、大きく動かないでしょう」
昨年3月末の日経平均は1万2397円。4日終値に比べ、まだ1700円程度の下落余裕がある。株式アナリストの黒岩泰氏は、もっと下を予想する。
「チャート的な次の節目は1万3613円です。ただ、ここを下回ると、次は1万634円。1万円割れも視野に入ってきます」
いずれにしろ株価反転の目は当分ない。個人投資家は様子見を決め込んだほうがよさそうだ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。