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百貨店の都心志向より鮮明に 業績好調も地方店舗は順次縮小(NEWS ポストセブン)
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/487.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 2 月 05 日 08:41:59: igsppGRN/E9PQ
 

百貨店の都心志向より鮮明に 業績好調も地方店舗は順次縮小
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140205-00000003-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 2月5日(水)7時6分配信


 宝飾品や高級ブランド品が売れに売れ、長らく低迷していた百貨店の業績が絶好調だという。

 大手百貨店4社(三越伊勢丹、大丸松坂屋、高島屋、そごう・西武)の売上高は今年に入ってからも堅調に推移し、三越伊勢丹に至っては1月の既存店ベースの売上高が、前年同月比で10.5%増と2ケタ増を記録した模様だ。

 日本百貨店協会が全国の店舗で調べた商品別売上高(2013年)を見ても、<美術・宝飾・貴金属>の販売額が前年比15.7%増と大きく伸びている。

 こうしたデータが次々と出てくれば、「株高による資産効果で、オメガやロレックスなどの高級腕時計やティファニーの宝飾品が売れている」(大手百貨店広報)といった景気のいい話も、決してオーバーな消費動向ではないのかもしれない。

 だが、一部の高額消費だけを捉えて百貨店ビジネスが完全復活したと結論づけるのは早計だろう。流通コンサルタントの月泉博氏がいう。

「高級品が売れているといっても、百貨店の売上構成比でみれば5.1%に過ぎませんし、富裕層の多い都心部の店舗だけがアベノミクスの外部要因で潤っているだけです。高級ブランドを地方にも移植してミニ百貨店をつくるビジネスはすでに崩壊しているのです」

 たとえ百貨店が林立する都市部の大型店であっても、JR大阪三越伊勢丹が業績不振に陥って売り場面積を6割縮小すると発表したように、顧客の奪い合いはますます熾烈になっている。

 そうであるならば、地代がかからず競合の少ない地方のほうが富裕層も囲い込みやすいと思うのだが、地方には新たな強敵が存在する。

「地方に住む可処分所得の多い富裕層は、東京や大阪にもしょっちゅう来ているので、わざわざ地元の百貨店で買う必要はありません。その他、大多数のボリューム層は百貨店よりも大型のショッピングモールやアウトレットに行ったほうが、身の回りのものは何でも手軽に揃いますからね。高級ブランドだけを並べた業態では生き残れないのです。

 今後、三越伊勢丹のように従来型ビジネスを貫く百貨店は、地方店舗は順次縮小して都心志向がより強まっていくでしょうね」(前出・月泉氏)

 消費増税後の買い控えも懸念される中、単なる“場所貸し”ビジネスでは限界があると指摘する向きもあるが、月泉氏はその見方には否定的だ。

「百貨店のバイヤーが主導権を握って自主企画売り場を増設する流れがありますが、委託販売でテナントに競わせているからこそ、名だたるブランドもイチ押しの商品を陳列して最高のMD(商品化計画)をしようとする。売り場のテンションを保つという意味では、一概に場所貸しが悪いともいえないのです」

 旺盛な個人消費を冷え込ませないためにも、改めて百貨店の実力が問われる年になりそうだ。


 

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コメント
 
01. 2014年2月05日 09:36:58 : nJF6kGWndY
>三越伊勢丹のように従来型ビジネスを貫く百貨店は、地方店舗は順次縮小して都心志向がより強まっていく

大阪では三越伊勢丹こけたようだな


02. 2014年2月05日 09:37:52 : nJF6kGWndY
うまくいくかどうか

http://toyokeizai.net/articles/-/29395
三越伊勢丹、JR西日本の暗中模索
不振の百貨店「JR大阪三越伊勢丹」を衣替え
石川 正樹:東洋経済 記者2014年2月3日

売場縮小を決めたJR大阪三越伊勢丹。写真は開業当初の11年(撮影:ヒラオカスタジオ)
当初の目標を大きく下回り、抜本的な売り場改革が不可避と考えられていた「JR大阪三越伊勢丹」(以下、大阪店)に、新たな手が打たれる。その方針は、百貨店売場を6割減らし、隣接するJR西日本系のファッションビル「ルクア」と一体運営するというもの。今夏からの改装で、事実上、専門店ビルに衣替えする。

大阪店が開業したのは2011年5月。西日本旅客鉄道(JR西日本)が6割、三越伊勢丹ホールディングス(HD)が4割を出資するジェイアール西日本伊勢丹が運営している。同社は、大阪店と「ジェイアール京都伊勢丹」の2店を持つ。開業当初、大阪店の目標は年商540億円だったが、販売が振るわず2013年3月期は300億円強にとどまる。

運営会社は約100億円の債務超過

大阪店の開業初年度である12年3月期、運営会社のジェイアール西日本伊勢丹は63億円の営業赤字(11年3月期は4.4億円の黒字)だった。翌13年3月期も営業赤字40億円に加え、大阪店の店舗減損損失を中心とする特別損失198億円が響き、242億円の最終赤字を計上。この大赤字で同社は99億円の債務超過に転落している。


写真を拡大
業績悪化は出資母体にも響く。三越伊勢丹HDの13年3月期連結決算では、58億円の持分法投資損失が出ている。三越伊勢丹HDの単独決算では、ジェイアール西日本伊勢丹の株式評価損を計上し、簿価をゼロにした(12年3月期の簿価は80億円)。

一方、JR西日本も13年3月期に大阪店の建物など減損損失188億円を計上。大阪店の簿価は13年3月末の267億円から13年3月末で64億円に急減している。

大阪店の苦境については、三越伊勢丹HDの杉江俊彦常務が昨年11月の中間決算で、「隣接するグランフロントの開業(13年4月)で人の流れが変わり、売り上げが改善すると見ていたが、厳しい状況が続いている」と説明していた。

また、「年商540億円を前提とした店舗なので過大装備となっており、人員も含めて経費削減を進めている。赤字額はかなり減っており、14年3月期の営業利益は何とかゼロに近づけたい」(杉江常務)と、なお予断を許さぬ状況であることも隠さなかった。

地域4番店ゆえの厳しさ

苦戦の理由は、梅田地区では最後発の出店で、開業当初から阪急、阪神、大丸に続く地域4番店だったことが大きい。当然ながら、百貨店の購買客に訴求力のある高級ブランドショップは地域1番店に集まりやすい。同じブランドが2番店に出店する場合も、新商品で品揃えを変えるケースも散見される。

エルメス、グッチ、カルティエ、プラダ、シャネル、ティファニー。こうした高級ブランドは梅田1番店の阪急百貨店に大挙して入居しているが、三越伊勢丹には一部の宝飾・時計売り場を除いて、まったく入居していない。

大阪店が開業する直前の11年4月に大丸梅田店が増床開業し、この3階部分にプラダやグッチなど高級ブランドが入った影響もあったようだ。大阪圏の消費者は東京圏以上にブランド志向が強いとされ、アベノミクスによる株高で火がついた高額品消費の波にも乗り切れなかった。

三越と伊勢丹の”折衷”

もっとも、梅田地区は全国有数の競合エリアだ。地域1番店の阪急梅田本店ですら、改装開業前の売上計画に届いていない。

こうした中、阪急では高価格帯に加え、値ごろ感のある商品にも手を広げた。一方、JR大阪三越伊勢丹は合弁会社での運営という性格もあり、環境が厳しい中で品揃えやショップの機動的な改編が出来なかった。大阪店では「イセタンガール」など得意の自主編集・企画売り場を当初、売場面積の3割程度で展開した。しかし、思うような集客にはつながらず、売場の閑散とした様子に、地元関係者からは「見ていて可哀想」との声も出る。


11年2月に開いた大阪店の説明会(撮影:ヒラオカスタジオ)
08年の経営統合で誕生した三越伊勢丹HDが展開する百貨店の中で、「三越伊勢丹」と冠した店舗は全国でもこの大阪店だけだ。

業界関係者は大阪店について、「旧伊勢丹テイストのある尖ったイメージがあるのは、イセタンガールと3階のセレクトショップの『リ・スタイル』、8階、9階のメンズ、紳士服ぐらい。逆に5から7階の婦人服やリビングは普通の品揃えで、銀座三越のよう」と評する。

言い換えれば、MD(品揃えや商品開発)は、シニア路線の旧三越サイドと若者層向けの旧伊勢丹サイドの”折衷”となり、店舗全体としてのターゲットやコンセプトが消費者に伝わりづらかったともいえる。

専門店ビル化という選択肢

三越伊勢丹HDの大西洋社長はこれまで、「(地方店では)大阪が一番の課題。15年度をメドに黒字化したい。JR西日本とも情報を共有化し、計画を練っている」と話してきたが、出てきたのは専門店ビル化。当初から想定された範囲内の施策で、意外感はなかった。

これまでの取材で大西社長は、「伊勢丹新宿店で評価されているMDを大阪に持って行くことも考えている。従来は中途半端だった。新宿でしか、伊勢丹でしかできない物を視野に入れるべきかもしれない」と述べていた。だが、高級ブランドが入らず、自主売り場の訴求力がなければ、詰まるところ選択肢は専門店ビル化しかなかったといえる。

専門店化に当たって、ルクアを運営するJR西日本SC開発が全館を運営し、百貨店は核テナントになる計画だ。全体の施設名や核テナントとなる百貨店の名称は未定だが、「三越伊勢丹」の冠が外される可能性が高い。いわば事実上の撤退だ。

三越伊勢丹HDは「脱百貨店路線」を進めるJ.フロント リテイリングと異なり、テナント導入・運営のノウハウ蓄積があるわけではない。むしろ、「ルクア」を展開するJR西日本は貸しビル業者として一日の長がある。業界関係者は「ルクアのMDは非常に精緻。今後、専門店化を本格的に進めれば、脅威になるかもしれない」と警戒感を示す。

三越伊勢丹とJR西日本の協力関係

専門店ビル化で、相対的にJR西日本側の存在感が増すと予想される。そこで注目されるのが、債務超過に陥っているジェイアール西日本伊勢丹に対する財務・資金支援だ。


三越伊勢丹HDの大西社長は、運営会社の追加出資をどうするのか(撮影:梅谷秀司)
今後の改装には60億円程度を必要とし、百貨店の改装額はこれに含まれるが、さらに膨らむ可能性も否定できない。信用力強化という面から、資金調達にはJR西日本と三越伊勢丹HDからの増資が検討されている。2社のパワーバランスが変容しそうな状況で、従来通りの6割(JR西日本)、4割(三越伊勢丹HD)が維持されるのか。

三越伊勢丹HDの大西社長は「出資比率が変わることはない」と繰り返してきた。だが、関係者は「出資比率も含めて検討している」と話す。京都店がある以上、三越伊勢丹HDが追加出資を見送ることはないにしても、出資比率が低下するかがポイントになる。

現状、ジェイアール西日本伊勢丹の借り増しは検討されていないもようだ。12年3月末で三越伊勢丹HDは同社に対して120億円の債務保証を行っていたが、13年3月期に39億円の債務保証損失引当金を計上し、それが80億円に切り下げられている。今後、借り入れの形で資金調達が行われる場合には、債務保証の追加が必要と見られ、この点も注目される。


03. 2014年2月06日 00:01:52 : F1dYU3I9NA
別に高給ブランド商品は見栄を張る以上の機能があるわけではない。

どうでもいい消費にすぎない。

それらが好きな人は高い香水をつけて屁をこいて寝ていればよい。
宝飾品がしわを消せるわけでもなし。


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