http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/456.html
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※ 参照投稿
「中国富豪の人気海外旅行、フランス・日本:大自然に抱かれた温泉露天風呂と日本独特の景観が好みらしい」
http://www.asyura2.com/12/china3/msg/775.html
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中国人にとって韓国は「B級観光地」
「安値で行ける旅行先」とのイメージ
安い宿泊施設に泊まり、団体でショッピング
リピーター率、日本人64%に対し中国人は29%
1月15日、休暇を利用して中国浙江省から友人3人と共に韓国を訪れた会社員リン・リーチェンさん(24)は、1人当たり2400元(約4万1400円)=往復料金=の格安航空券を利用した。泊まったのはソウル・明洞のモーテルで、4泊5日の料金が930元(約1万6000円)というパッケージを利用した。宿がとても狭くて苦労したというリンさんは「多くの中国人は韓国を『B級観光地』と考えている。実際来てみると、宿泊施設やサービスもその程度、価格に見合っているという感じだ」と話した。
昨年秋、旅行代理店を通じて済州島を訪れた呉偉さん(38)は「済州島でやったことといえば、団体でのショッピングだけだ。宿泊施設や食べ物には失望した」と語った。実際、呉さんは済州島に滞在した4日間、健康食品売り場やミカン農場など8カ所の商店を回り、団体でショッピングをする羽目になった。ガイドが「観光名所」として連れていく場所は、「お化け道路」(下り坂でありながら上り坂に見える錯視現象を引き起こす道路)やドラマの撮影地、市場など、入場料の掛からない所ばかりだった。呉さんは「もう二度と済州島には行かないつもりだ」と話した。
昨年韓国を訪れた中国人観光客の数は392万人に達し、国別の外国人観光客数のランキングで断トツの1位となった。だが、旅行の専門家たちは、中国人観光客たちの脳裏に染み付いている「韓国旅行は安い」という認識を変えられない限り、韓国の観光産業の将来は明るくない」と指摘した。今月16日、明洞で記者の取材に応じたウィ・ティンティンさん(24)は「韓国は絶対行きたいという観光地ではなく、経済的な条件に見合っているから行くにすぎない。費用や時間の面で、行きやすいという点が最大の利点だ」と話した。最近、米国の経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた「中国人が最も好む国外の観光地ランキング」で、韓国は10位以内に入らなかった。
中国人観光客は、韓国を訪れる外国人観光客の中で最も支出額が多く「貴重なお客さん」といえる。しかし、その消費行動を細かく見てみると、中国人にとって韓国旅行がどのような意味を持つものなのかを確認できる。2012年現在、中国人観光客が韓国で支払った金額は1人当たり平均2317ドル(約24万1600円)で、外国人観光客の中で最も多かったが、その用途はショッピングに偏っている。中国人観光客がショッピングに使った平均金額は1409ドル(約14万6900円)だったのに対し、宿泊費は292ドル(約3万円)にとどまった。一方、日本人観光客はショッピングに使った平均金額が375ドル(約3万9100円)、宿泊費が334ドル(約3万4800円)と、ほぼ同程度となった。米国人観光客の場合は、ショッピングに使った平均金額(342ドル=約3万5700円)よりも宿泊費の平均(557ドル=約5万8100円)が圧倒的に多かった。2012年に中国人観光客が済州島で泊まった宿泊施設は、観光ホテル(39.3%)、モーテルまたはゲストハウス(33.9%)、コンドミニアムまたはペンション(15.6%)の順となり、特級ホテルの比率は8.7%にすぎなかった。
中国人観光客の韓国での行動が、見学や体験よりもショッピングに偏っているところを見ると、何か韓国でのショッピングに代わり得るものが登場すれば、簡単に背を向けてしまう可能性がある、と専門家たちは懸念している。実際、日本人観光客のリピーター(再訪者)率は64.3%に達したのに対し、中国人観光客のそれは29.7%にとどまった。
中国人観光客が韓国について、特に魅力のない観光地と認識するようになったのは、韓国や中国に乱立する格安旅行代理店が発売する、安値のパッケージツアーの影響が大きいとの見方が出ている。これらのパッケージツアーは、原価(航空料金+宿泊費)よりも安い価格で販売され、提携した店に観光客を連れていき、店側から集客手数料(観光客が購入する品物の代金に上乗せされている)を受け取ることで利益を得ている。昨年10月、中国政府は原価を下回る料金でのパッケージツアー催行などを禁止する「旅遊(旅行)法」を改正した。その背景には、中国国内で安値のパッケージツアーが乱立していることが挙げられるという。一部では、中国の旅遊法改正が、短期的には韓国の観光産業にマイナスの影響を与えるものの、中長期的には韓国の観光産業の体質を改善できる機会になり得るとの見方が出ている。漢陽大学観光学科のイ・フン教授は「現在、団体観光客の数は減少しているが、個人観光客が中国人観光客全体の65%を占めている。個人観光客のニーズに合わせたグレードの高い観光商品を開発し、観光立国としての韓国のイメージを向上させるべきときだ」と指摘した。
金載坤(キム・ジェゴン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/02/2014020200186.html
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