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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0T03720140130
2014年 01月 30日 12:14 JST
[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅反落。前日に発表された米量的緩和の縮小継続を受けて米株が下落、ドル/円も一時101円台を付けるなど外部環境が悪化し、リスクオフの動きが広がった。
東京市場は朝方から主力株が全面安の展開となり、日経平均は一時下げ幅が530円まで拡大。2営業日ぶりに節目の1万5000円を割り込んだ。
米連邦準備理事会(FRB)は29日、連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、2月から債券購入額を月額で100億ドル減らし、計650億ドルにすると発表した。減額規模は市場の予想通りだったが、トルコや南アフリカの通貨が利上げにもかかわらず下げ止まらなかったことで、新興国不安があらためて意識された。
市場には「打つ手なしのムード」(準大手証券)が広がり、リスクオフの動きから円が買われたほか、先物売りによる裁定解消売りが日経平均の下げ幅を拡大させた。主力輸出株は朝方から軒並み安となり、ファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)やソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)などの値がさ株も売られ、指数を押し下げた。
個別銘柄では、任天堂(7974.T: 株価, ニュース, レポート)が下げに転じた。前日に発表した自社株買いなどを材料に朝方は買い優勢だったが、30日午前に開かれた経営方針説明会での岩田聡社長の発言が失望を誘ったという。同社長は、今後もハード・ソフト一体のプラットフォームビジネスを経営の中核にすることに変わりないと発言したが、市場では「スマホ市場への進出など新たな事業展開を期待していた投資家から失望売りが出ているようだ」(国内証券)との指摘があった。
一方、理化学研究所などが29日、さまざまな臓器や組織の細胞に成長する新たな「万能細胞」を作る新手法にマウスで成功したと発表したことを受け、新日本科学(2395.T: 株価, ニュース, レポート)など関連株が上昇。新興市場でもタカラバイオ(4974.T: 株価, ニュース, レポート)などバイオ関連株が物色されたが、一部の銘柄ではすでに下げに転じているものもある。
東証1部の騰落数は、値上がり40銘柄に対し、値下がりが1729銘柄、変わらずが11銘柄だった。
(梅川崇)
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