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中国自動車市場の低成長が予想 日本メーカー、慎重な前進を
2014年01月29日08:22
中国自動車市場の低成長にいかに適応すべきか。これは自動車メーカーの戦略にとって、一つの試練である。中国自動車工業協会は、今年の中国自動車市場の成長率を10%未満と予想したが、これは各社が今年のマーケティングを拡大する妨げにはなっていない。各社の2013年の業績が相次いで発表される中、各大手自動車メーカーは2014年の戦いに向け休むことなく準備を開始している。北京商報が伝えた。
2013年の中国自動車市場の予想外の高成長を経て、各社は満足のできる答案を提出した。自動車専門サイトの蓋世汽車網が23社の主要自動車メーカーを対象に実施した調査結果によると、2012年は6割のメーカーが目標未達となったが、昨年の状況は大きく改善され、7割のメーカーが生産・販売目標を達成した。各大手自動車メーカーはこれを受け、今年の市場の試練を迎える自信を深めている。
◆合弁メーカー、目標を下方修正
乗用車を販売する合弁ブランドのうち、日本車の生産・販売台数の増加率が微減したのを除き、各メーカーはそれぞれ成長を実現した。そのうち米国車の増加率が最高となり、昨年の最大の勝者になった。業界内では、昨年の年初に各合弁メーカーが設定した目標は大胆過ぎるとされていたが、最終的な目標達成率は計画とほぼ一致していた。これは今年の各社の生産・販売目標にも、大きな誤差が生じないことを意味しているかもしれない。
統計データによると、上海GMは昨年、前年比13.1%増の154万2600台の販売台数で1位になり、目標達成率が105%に達した。長安フォードは39.33%増の68万2700台を販売し、噂されていた64万台という販売目標に基づき計算すると、目標達成率は106%に達した。
上海VWと一汽VWはそれぞれ152万5000台・151万2900台の販売台数を記録し、目標達成率は101.7%・100.8%となった。
神竜汽車の実績は、目標と最も一致していた。同社の2013年の販売台数は44%増の55万台で、55万台という目標と完全に一致した。
しかし本紙が複数の企業を取材したところ、各社は今年、生産・販売計画を大幅に引き締めていた。上海GMの通年の目標は3%増の160万台のみで、長安フォードは15.7%増の79万台となった。神龍汽車は今年、「3年倍増計画」の推進を加速し、18%増の65万台という新たな目標に向かいまい進する。
各大手合弁メーカーが発表した計画を見ると、今年の目標はいずれも昨年より引き上げられたが、増加率は大幅に低下した。業界関係者は、「欧米の各大手合弁メーカーは今年、実務的になっている。販売目標はこれまでを上回るものだが、同時に自動車市場の低成長に備えている」と指摘した。
◆日本メーカー、慎重な前進を計画
日本メーカーは昨年、マーケティング拡大により販売回復を実現したが、最終的な目標達成率は高くなかった。これにより各社は、今年の目標設定により慎重になっている。
東風日産と一汽トヨタの昨年の販売目標は90万台・58万台であったが、最終的な販売台数は92万6200台・56万台で、目標達成率は102.89%・95.64%となった。そのうち特に注意すべきは、一汽トヨタだ。多くの新型車を発売しながらも、前年同期比12%の成長を実現し、記録を更新した。
広汽ホンダと東風ホンダを比べると、前者の目標達成率の方が高めとなった。広汽ホンダと東風ホンダの目標達成率はいずれも105%以上となり、43万5500台・32万1400台の販売業績を実現した。広汽ホンダは昨年30万3100台を販売し、目標達成率が110.2%に達した。
長安マツダは昨年6万7200台を販売し、10万台の年間販売目標の達成率は67.2%のみとなった。日本メーカーのうち成長と生産・販売目標を達成できなかったのは、長安マツダ1社のみとなった。
市場関係者は、「日本メーカーは2013年に回復を始め、今年の目標設定はいずれも慎重になった。各社はマーケティング戦略を調整しており、製品導入およびマーケティング方法などの変革をこれまでにないほど加速している。今年の販売台数の増加率はさらに上昇するだろう」と判断した。
◆中国メーカー、モデルチェンジで二極化も
中国自動車工業協会の統計データによると、2013年の中国ブランド乗用車の販売台数は11.4%増の722万2000台に達し、乗用車の販売全体の40.3%を占めた。しかし細かく分析すると、奇瑞汽車、吉利汽車、長城汽車、華晨汽車、比亜迪などの主流メーカーは好調な業績を記録したが、モデルチェンジの路線が異なるため、すでに二極化の構造を示している。
かつて中国ブランドのトップメーカーであった奇瑞汽車は、2013年にモデルチェンジの痛みを経て販売不振に陥り、前年同期比で約2割減となった。吉利汽車の昨年の販売台数は54万9400台で、56万台の年間販売目標を達成できなかった。目標未達の企業のうち、天津一汽は2013年の販売目標を25万台としていたが、実際の達成率は52.2%で13万500台にとどまった。
奇瑞汽車や吉利汽車の販売低迷と比べ、長城汽車、華晨汽車、北京汽車などは大幅な成長を実現した。北京汽車の2013年の乗用車販売台数は、200%増で20万台を突破した。長城汽車は75万4000台を販売し、目標達成率が107.74%に達した。華晨汽車は77万7400台で、目標達成率が103.65%に達した。
中国メーカーは2014年に入り、より大きな圧力と多くの課題に直面している。中国自動車工業協会の師建華副秘書長は、「中国ブランドの市場シェアは今年も低下を続ける見通しだ」と予想した。遅れを取ることに甘んじない中国メーカーは、より高い発展の目標を設定している。奇瑞汽車は20%増の36万台、北京汽車は85%増の37万台の販売目標を設定した。
中国メーカーが発表した2014年の販売目標に対して、業界内からは「大胆過ぎる」との声が上がっている。しかし亜運村汽車交易市場の顔景輝副総経理は、「昨年の業績を見ると、中国ブランドの市場シェアはやや低下したが、奇瑞汽車を始めとするメーカーの収益率が上昇しており、より高い目標を目指す実力をつけている」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月28日
http://j.people.com.cn/94476/8525161.html
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