http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/380.html
Tweet |
ブリクスからフラジャイル・ファイブへ
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4615117.html
2014年01月29日 NEVADAブログ
金融市場は勝手なものです。
今まで、「ブリクス」として持ち上げてきた新興国を、今や、「フラジャイルファイブ(脆弱な5ヶ国)」と呼ぶようになったと今日の日経は報じています。
変わり身が早いのが金融市場の身上とは言え、投信や国債を買ってきた個人からすれば、『なんで?』となるはずでしょうし、『今ごろ、そのようなことを言われても損を抱えてどうしたら良いのか?』となります。
このフラジャイル・ファイブとは、FRBの量的緩和縮小に伴い、下落が進みやすい新興国通貨の総称ということで、
ブラジル、インド、インドネシア、トルコ、南アフリカが入っています。。
この5ヶ国はかつて新興国としてもてはやされた国々ですが、今やリスクが高い国・通貨として認識され、敬遠されているのです。
日本人からすれば、ブラジル国債・株を投信等を通じて買い続けていましたが、今や通貨は15%下落しており、これはインドネシアの24%、トルコの2%よりはまだましですが、それでも為替手数料等を入れれば、20%近い損を抱えていることになり、これに国債の下落を入れれば、今やとんでもない損を抱えている個人も多くいるはずです。
日本人がブラジル国債をせっせと買っていた時、外人は逃げていっていましたので、まんまとだまされたことになりますが、これが金融市場なのです。
日本人は、大手証券会社の発表をそのまま鵜呑みにして投資をして損をしてきていますが、これは今に始まったことではなく、もう何何十年も前からのことです。
今、アベノミクスで株を買え、となっていますが、今後、株が暴落すれば、膨大な損を抱えた個人が街にあふれることになるでしょうが、リスクを取った以上、仕方ありません。
収益もリスクもその個人のものだからです。
ウクライナ、タイ問題がくすぶっていますが、ここが大混乱に陥れば、今度は世界中の新興国に影響が波及していき、金融市場が大変動を起こします。
その時に慌ててもすべて手遅れと言えます。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。