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売れない日本製品
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4614269.html
2014年01月27日 NEVADAブログ
12月分の貿易統計をみますと、今や日本製品が売れていない(輸出出来ていない)姿が明確になっています。
一般報道では、輸出は15%増加したと報じられていますが、この間の円安は24%となっており、本来なら24%増えていなければいけないのです。
それが15%しか増えていないということは、売れていないということになりますが、そこで数量ベースの輸出を見てみますと増加はわずか2.6%となっており、数量指数は91.6と100を大幅に下回っているのがわかります。
即ち、円安効果を受けた輸出増加は見られないということになっているのです。
ところが、輸入を見ますと輸入数量指数は110.4と100を大幅に上回っており、今や日本は輸入大国になっているのがわかります。
しかも12月の統計をみますと、最も輸入が増えた品目は「半導体等電子部品」となっており、39.2%も増加しているのです。
原油は23.1%増加、液化天然ガスは33.1%増加となっていますので、電子部品等が最大の輸入増加となっており、これが貿易赤字を膨らませている原因とも言えるのです。
今や日本は輸出国ではなく、製品輸入国に転落しており、統計上は製品輸入比率は49.8%となっており、
とても加工貿易国とはいえない状態になっていると言えます。
統計上は1兆3021億円の貿易赤字となっており、18ヶ月連続の赤字になっていますが、この赤字も米国から航空機の輸入が59.6%減少しているために、これだけで収まっているもので、仮に通常の輸入が行われていれば、赤字はもっと大幅に膨らんでいたはずです。
このままいけば日本は<貿易赤字の拡大>、<経常赤字の慢性化>、<財政赤字の拡大>と、まともな経済政策が出来ていないとして、先進国から転落するのは避けられない状態になります。
また、2013年通年では輸出数量は1.5%減少となり、この減少は3年連続となります。
日本は景気回復と言われていますが、統計をみますと数量ベースでは3年連続して輸出が減少しており、どこが景気回復なのか、となります。
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