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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu304.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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ビットコインが便利だと思われた理由は、異通貨間の取引において為替
手数料や両替の手間がなく新興国に於けるインフレ対策という見方が強い
2014年1月26日 日曜日
◆新興国通貨安でリスク回避強まる NY株急落、東京市場は波乱含み 1月25日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140125/biz14012523530019-n2.htm
株安の発端は新興国の通貨安だ。アルゼンチン経済の先行き懸念から同国の通貨ペソが暴落したのに端を発し、メキシコのペソやトルコ・リラ、南アフリカ・ランドなど新興国通貨が軒並み急落。「新興国全体に景気減速が広まる懸念」(市場関係者)から投資家心理が冷え込んだ。新興国が穀物などの主要な輸出先としている中国で、前日発表の製造業景況指数が大幅に悪化し景気減速懸念が台頭したことも投資家の不安を強めた。
28、29日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的金融緩和の縮小で新興国からの資金流出に拍車がかかるとの見方も重なった。
24日のニューヨーク市場では株価下落を受けて、比較的安全資産とみられる円や米国債に資金が流入。1ドル=102円台前半まで円高が進行した。米国の量的緩和の今後の縮小ペースによっては、円高が加速し日本株への売り圧力が強まる懸念もある。
◆ビットコインはドルへの反発が生んだ代替通貨か --- 岡本 裕明 1月25日
http://agora-web.jp/archives/1579118.html
一部の世界で話題になっているビットコイン。仮想通貨の一つでありますが、その中で世界で最も知名度があり、「流通」しているものだろうと思います。ところがこのビットコインも昨年来、いろいろ噂され、「相場」が急騰したと思えば急落し、その安定性についてはほとんどない状況にあります。その上、最近では犯罪に使われたり、マネーロンダリングへの転用のリスクまで指摘されています。
もともとビットコインが便利だと思われた理由は異通貨間の取引において為替手数料や両替の手間がなくて良いこととされていますが、むしろ新興国に於けるインフレ対策という見方が強いかと思います。
我々が海外旅行する場合、主たる支払いはクレジットカードであとは現地通貨にて払うことが多いかと思いますが、新興国や途上国に行けばドルの方が喜ばれることも多く、国によっては両替しないで米ドルだけで通してしまうこともあります。また、カナダでは多くの店で米ドルを受け入れており、アメリカコインもそのまま使えます。更に公衆電話でもパーキングメーターでも使えてます(両替レートは1:1ですが)。また、多くのリテール、酒屋からスーパーまで(もちろん、私の店や経営する駐車場でも)米ドル紙幣は両替レートは悪いですが、使えるのです。
今時、多額の現金を持ち歩くのは日本人などアジア系の一部の人か、クレジットカードを作れない人ですから、大半の決済はクレジットカードになります。その場合、一番嫌なのがあとで見る請求書。そこにはなんでこんなに為替レートが悪いんだろう、あるいは手数料を取られるのだろうという疑問だろうと思います。
ビットコインが普及する素地はアメリカが世界の輪転機となったといった理由以外にもそんな現実的な問題が存在していたのだろうと思います。更に今後、5年以内にスマホ決済が確実に主流とになると見込まれる中で誰がディファクトスタンダードを作るのか、という乱世にも背景があるとも言えそうです。
では私なら何を考えるか、ですが、ズバリ金を担保にしたスマホ通貨を作ってみたらどうでしょうか? 金はまず、世界でその価値を認識しています。また、相場も立っており、歴史もあります。金を担保にしたネット上の仮想通貨を作り、所有者は当該為替レートでいつでも通貨や金に替えられるほか、スマホを通じた決済機能を通じて世界のどこでも使える、という発想です。ビットコインの場合、中央銀行がないという弱点がありますが、例えばこれを世銀あたりがコントロールするようなアイディアはおもしろいかと思います。
我々先進国に住む者にとってはそのありがたみは分からないと思いますが、新興国、インフレ国、政情不安定国などにおいてはドル以外の基準が欲しいのではないでしょうか? また、送金などもビットコインと同じような発想であればワークするのではないでしょうか? フィリピンやメキシコなどは先進国に出稼ぎに来て本国に送金するという流れは非常に大きく、それで国家が成り立っていると言っても過言ではないケースすらあります。
一方、ドルの一方的な基軸通貨への反発は常について回りますし、通貨供給量とはだれがれの為に行っているのかという疑問があります。つまり、一方が立てば一方が立たず、ということではないでしょうか?
金は昔から通貨になったり外されたり、という歴史を辿っています。それがまた、繰り返されないという保証はどこにもありません。決済方法がスマホという世界になることを前提に考えた時、ビットコインの弱点はその担保とコントロールということではないかと思っています。金は持ち運びに不便とされますが、金塊を家にため込む人は少なくなってきていると思います。つまり、実態に裏打ちされた仮想通貨という点ではもっともふさわしいもののように思えます。
(私のコメント)
先週のNHKの「クローズアップ現代」でビットコインを取り扱っていました。ネット上のニュースでもビットコインの名前は見かけましたが、ほとんど興味もなかった。単なる仮想通貨に過ぎないと見ていたからですが、いろいろ調べてみるとビットコインがさまざまな方面で使われていることが分かった。
世界に基軸通貨で使われているのはUSドルですが、新興国通貨から両替をするとえらい手数料が取られます。さらにはクレジットカードでも多額の手数料が取られます。しかしビットコインを使えば為替手数料もクレジットカード手数料もかかりません。さらには麻薬取引などでも当局の監視を受けずに決済も出来る。
たとえばAMAZONでビットコインが使えるようになれば、ドルやユーロや円に代わる決済通貨として普及が進むかもしれません。冒頭のニュースにあるように新興国通貨が新興国経済の不調によって暴落していますが、中国のような為替管理が行われている所でも自由に人民元からビットコインに両替ができる。中央銀行に管理されていないからだ。
つまり新興国の住民にとっては、今まではドルやユーロや円に換えるしかインフレ回避の手段がなかったわけですが、ビットコインなら簡単にインフレが回避できる。だから新興国で通貨危機が起きればビットコインの為替レートも暴騰するわけで、一種の金融商品的な性格も持っています。
ビットコインの仕組みについては、解説されたサイトなどがたくさんありますが、インターネット上で決済される通貨であり、ドルやユーロや円などに両替する事も出来ます。今まではアメリカがドルをじゃんじゃん刷りまくるので日本の円がそのドルの下落回避地に買われてきましたが、今やビットコインがドル下落の回避地になろうとしている。
アメリカ政府はじゃんじゃんドルを刷りまくって、それを円が買い支えてきましたが、中国の人民元もドルを買い支えられてきた。しかし中国や日本が一斉にドルを売ればドルは暴落してアメリカは金融破綻します。ドルや米国債を大量に抱えた中国や日本も大損害を被ります。しかしビットコインに代えておけば、ドルや人民元や円が暴落してビットコインが暴騰するでしょう。
金に代えておけと言うバカな経済学者がいますが、金は保管が難しくそのままでも使えない。1キロの金塊を持って行ってもパンや野菜は買えません。しかしビットコインなら大手通販会社にネットで食品を注文すれば買う事が出来ます。アメリカには大手の通販会社でビットコインが使えるところが出来ています。いずれアマゾンでも採用されるでしょう。
アメリカ政府がアベノミクスを認めて円安政策を認めたのも、ビットコインが出来たおかげであり、円がドルの逃避地からの役割が解除されたためです。そのビットコインを発案したのは中本哲史と言う日本人の論文からスタートして、世界中のハッカーが参加してビットコインと言う仮想通貨のプログラムが作り上げられた。その仕組みを紹介します。
◆ビットコインとは何か?今さら聞けないビットコイン(Bitcoin)を5分で理解できるまとめ 2013年12月2日 シリコンバレーによろしく
http://svjapan.blogspot.jp/2013/12/bitcoin.html
ビットコインの構想は、2008年にサトシ・ナカモト(中本哲史)という正体不明の人物の論文により発表され、その後世界中のハッカーやアナーキーなオタク達により作り上げられました。(政府を介さない通貨の誕生というコンセプトがハッカーにささったみたいです)
ビットコインの特徴は、P2P(コンピュータが専用のサーバーを介さないで、接続されたコンピュータ同士で直接やりとりを行うネットワークシステム)で取引をされている点と、金や銀のような鉱物と同じく、採掘(発行)できる総量に限界があるという点です。
まず、P2Pの取引ですが、この形態を取ることにより、ビットコインは銀行などの仲介機関を通さず取引を行うことができるので、決済手数料をめちゃくちゃ安く抑えることが可能になります。国際送金手数料や為替手数料の削減に一役買うと騒がれているのはこのような特徴があるからです。
また、先述したようにビットコインは無限に発行されるわけではありません。ビットコインを手に入れる方法は2つあり、1つ目は全世界50以上ある両替所で円やドルといったリアル通貨と交換する方法。2つ目は、新たなビットコインを採掘(mining)と呼ばれる作業(計算化学的に難しい問題を解く行為)を通じて自ら入手する方法です。
金や銀と同様に採掘できる総量には制限があり、最高でも2100万ビットコインしか掘り起こせない仕組みになっています。なお、2013年11月時点では約1200万枚のビットコインが発掘されています。2020年には90%、2040年までには100%が採掘される予想。
また、採掘作業が進むにつれて、新しい金を掘るために地中深くまで採掘作業を行わなくてはならないのと同様に、ビットコインの残量が少なくなるにつれて発掘のハードルが上がるシステムになっています。
ここで確認しておきたいのは、初期のビットコインは、サトシ・ナカモトの構想に共感したアナーキーなハッカーやオタク達が発掘作業に参加し、その労力の見返りとして受け取っていた対価がビットコインであったということです。いわば、ビットコインは、オタク達の勲章であり、ハッカー達が構築したネットワークは破られないとの信頼のもとに成り立っていた内輪のアングラマネーだったのです。
このようにごく一部のオタクユーザーが使用するアングラマネーであったビットコインですが、物珍しさと利便性に惹かれて徐々にオタク以外の人間がビットコインに注目し始め、その期待が加熱し、現在のような状況に至ります。(※もちろん、個人投機家や機関投資家がこの儲け話しを見逃すわけもなく、ネットやメディアを通じてビットコインの高騰を煽る煽る…)
徐々に多くの人がメディアに煽られ、「ビットコインってなんか価値がありそうだよね…」と思い込みはじめたのが現在の状況です。先述したように共通認識として「価値がある」と思い込んでいる(信用している)人たちの間では、ビットコインは相応の通貨として機能します。
大事なことなので、もう一度言いますと、ハッカー達が手間をかけて構築したネットワークは破られないとの信用のもと、一部のオタクの間で流通したアングラマネーがビットコインです。それを、オタク以外の人たちに「なんとなく」価値がありそうと思い込ませたところがビットコインのすごいところだといえます(後略)
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