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退任する佐藤みずほ銀行頭取/(C)日刊ゲンダイ
突然の辞任劇の真相 みずほ頭取を引きずり降ろした“勢力”
http://gendai.net/articles/view/news/147476
2014年1月24日 日刊ゲンダイ
みずほ銀行の佐藤康博頭取(61)が23日、突然、辞任を表明した。4月1日付で、代表権のない取締役に退くという。持ち株会社みずほフィナンシャルグループの社長は続投する。後任頭取には、旧富士銀行出身の林信秀副頭取(56)を指名した。
昨年、暴力団融資問題が浮上してから、一貫して「辞めるつもりはない」と主張してきたのに、一体何があったのか。
「昨年暮れあたりから様子が変わってきました。周囲に『もう辞めたい』と漏らしはじめたといいます。理由のひとつは、佐藤社長を評価している金融庁の畑中長官が今年夏にも退官するとみられるためです。後ろ盾を失っては周囲の批判をかわせないと判断したのでしょう。もうひとつは、行内の派閥抗争を有利に進める目的だったといわれます」(金融関係者)
みずほは、佐藤社長の出身母体である旧興銀が牛耳る。これに猛反発するのが旧富士出身者だ。暴力団問題も旧富士のリーク説が根強く、“佐藤降ろし”を画策しているといわれた。
「佐藤社長は旧富士勢力に引きずり降ろされる前に、先手を打とうとしたのです。持ち株会社、みずほ銀行の両トップとも辞任し、後任に興銀出身の安部大作副社長(56)を据えるつもりだった。会長職は、旧第一勧銀出身の柏崎博久副頭取(57)で調整していた。いわば旧富士外しです」(前出の金融関係者)
ところが、佐藤社長の思惑通りにコトは運ばなかった。
「水面下の動きを旧富士が察知したのでしょう。そして巻き返しに出た。佐藤陣営にどんな内容を突きつけたかは不明ですが、次期頭取のイスを勝ち取ったのです」(経済ジャーナリストの大山功男氏)
佐藤社長はみずほFG社長の座を死守することで、旧興銀の影響力を保つ作戦に変更。林副頭取を次期トップに選んだ理由については、「海外ビジネスが長く国内営業の経験も豊富。出身行は意識していない」と話したが、言葉通りに受け取る金融関係者はほとんどいない。
「旧富士が盛り返したことで、旧興銀に焦りが見える」(市場関係者)
派閥抗争は激しさを増すことになる。
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