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日本は輸出大国にお別れ 外部環境と革新不足が原因:国内需要(供給)低迷が生産拠点として競争力が劣化した主要因
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/301.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 1 月 25 日 03:29:24: Mo7ApAlflbQ6s
 


日本は輸出大国にお別れ 外部環境と革新不足が原因
 2014年01月23日08:22

 あるデータによると、2013年11月に日本の経常収支には巨額の赤字が出現し、5928億円に達した。これは日本にとって過去30年間で最大の赤字だ。日本はこれまでずっと「貿易立国戦略」を取ってきたが、経常収支が赤字になったことは日本の戦略を根底から揺るがし、日本を資金の豊富な国から資金不足の国へと転落させる可能性がある。「国際商報」が伝えた。

 日本の財務省がこのほど発表した昨年11月の速報値の国際収支によると、日本と海外とのモノやサービスや投資などの取引情況を示す経常収支は5928億円の赤字で、比較可能なデータがある1985年以降で最大となった。このうち貿易赤字は1兆2500億円に達する。

 日本は輸出によって経済発展を推進してきたが、このモデルはいまやすっかり過去のものとなったことに感慨を禁じ得ない。安倍政権は量的金融緩和政策を通じて大量の円を市場に投入し、輸出拡大をはかったが、実際には満足できる効果を上げていない。


 ▽輸出競争力の弱まりで巨額の赤字

 原因として容易に察することができるのは、石油、天然ガス、石炭などのエネルギー製品の輸入が増加して資金が流出しているが、日本には今のところこれを補うだけの優れた輸出製品がないということだ。外交学院の周永生教授は、「現在の日本で生産される安価な製品は国際市場では完全にコスト割れで、科学技術力の高い製品を生産しようとしても、日本企業はイノベーション(革新)力の面で優位に立っていない」と指摘する。

外部環境の低迷も日本の輸出を減少させた主要因だ。中国社会科学院(社会科学アカデミー)日本研究所の張季風研究員は、「2008年に国際金融危機が発生してから、世界経済の低迷情況は根本的に改善されていない。これまでは、欧米などの発達した経済体が日本製品のお得意さまだったが、今ではその購買力はかなり低下している。末端の市場での需要の落ち込みが日本の経済成長における多くの問題を白日の下にさらしている」と話す。

 輸出競争力の低下も日本企業のイノベーション力不足という問題を明らかにした。商務部(商務省)国際貿易経済合作研究院国際市場研究部の白明研究員によると、日本はハイエンド製品の研究開発能力で優位に立ってはいない。米国には多くのオリジナルな製品があるが、日本は技術の応用をより重視しており、オリジナルの技術と組み合わせることが必要だ。世界経済が全体として落ち込んでいる時に、オリジナルのイノベーションを欠くという日本の弱点があらわになるという。

 経済構造の欠陥もかつて貿易で国を発展させた日本を、今では国際市場で手も足も出ない情況に追いやっている。白研究員の説明はこうだ。ハイエンド製品の分野では、米国がオリジナル技術で他を圧倒する。末端製品の分野では、韓国の産業構造が日本と似ており、製品の質も接近している。大量生産の分野では中国が譲らない。日本の今の情況はまさに四面楚歌だ。

 また張研究員によると、日本の一連の有名企業は管理が硬直化し、研究開発では究極の製品ばかりを追い求めるが、現代市場におけるリニューアルやバージョンアップの速いリズムにまったく対応できておらず、多くのチャンスを失っている。日本企業は一度は技術で勝ったが、今では経営で負けているという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年1月23日

http://j.people.com.cn/94476/8519946.html

 

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コメント
 
01. 2014年1月25日 04:14:37 : nJF6kGWndY
>輸出競争力の弱まりで巨額の赤字
>石油、天然ガス、石炭などのエネルギー製品の輸入が増加
>これを補うだけの優れた輸出製品がない
>外部環境の低迷も日本の輸出を減少させた主要因
>日本企業は一度は技術で勝ったが、今では経営で負けている

人民網の分析はありきたりだが、妥当だな

>国内需要低迷が生産拠点として競争力が劣化した主要因

こっちは間違い

別に内需が少なくても、海外輸出で競争力を高めた国や産業は多い

昔の米国、日本や、韓国、そして中国もそうだな


02. 2014年1月25日 08:26:26 : rAZs4KvhOE
最近の消費者向け製品の製造は、モジュール化が進んでいて、大規模な生産設備がなくても、組み立て工だけ居れば作ることが出来る。
この点、自社工場で鋳物から板金・塗装までやっていた60年代の工場とは全く異なる。一方モジュール化された部品を作るのは、今でも大きな設備と高度な技術が必要だ。
つまり、消費者向けの最終製品は労働力の安い新興国で作っても品質に遜色は無いから、どんどん人件費の安い国への移動が進むし、新興国間での競争が激しいから利益は薄い。
韓国などの新興国と競争しても儲からないから、この分野では撤退するのが合理的。
一方、中間部材や製造装置を作れる国は限られているので、一旦市場を押さえれば海外生産の必要性もないし、利益も大きい。
日本はこの分野へのシフトの最中だ。これの貿易は黒字であり、パテント収入も伸び続けている。
よく言われるように、サムスンのスマホも中身は半分以上が日本製。

03. 2014年1月25日 09:07:07 : szRmNEMzQc
設計図盗んでいって、撤退する時には高額の賠償金払えだの設備は置いていけだのいうような国の新聞が何言ってんだ?って感じだが。

04. 2014年1月25日 14:27:41 : gFpUDESshw
>>02

しかし問題は日本企業が市場のニーズに疎くなっている事ではないのか。モジュール化された部品が市場のニーズとずれた場合、全てを失う事になる。

現在はいかなる製品と言えども外部環境の変化に応じて次々とアップデートしなければならない時代だ。ネットにつなげるか末端のユーザーが自分で簡単にバージョンアップできないとすぐに時代遅れになって使えなくなる。中間部材や製造装置と言えどもそうである。今日本企業がやっているのは過去の遺産を食い潰しているようにしか見えない。中間部材や製造装置で利益が出なくなる日が来るのは意外と近いのかも知れない。


05. 2014年1月25日 16:21:19 : zR8XMRTwDk
個々の企業群への分析としては妥当だと思うが、それを「日本企業」とか国の線で引いてしまってる印象。
そういうとこが人民網日本語版って多くの日本のメディアの記事と似てるような。

06. 2014年1月26日 01:03:17 : EyGMv1GFvM
>05
そうなんだよな。大体日本の大企業は多国籍企業化して製造拠点がグローバル化しているんだから、国際市場で売られている製品は日本ブランドでもMade in Japanじゃない物がいっぱいある。多国籍企業はそういう物も全部まとめてグループの製品としてカウントし、世界市場でのシェア争いをやっているわけだ。だから日本の税関が発表する輸出統計だけ見ていて、日本から輸出が「減った」とか「増えた」とか言っていても全く意味がないし、多国籍企業はそんなものを気にしてないわけだよ。逆に「人民網」の地元の中国の輸出統計の中には、日本ブランドを含む非中国ブランド製品がごっそり入っていて、それがMade in Chinaとして世界中に輸出されているわけだ。だから一国的な輸出とか通関統計なんかのマスの数字を見ていても、何もわかって来ないんだよ。

でも、一番儲けの大きい純日本製のハイエンド製品の輸出が減っているとすれば、それは確かに問題ではあるけどね。


07. 2014年1月26日 13:02:20 : 1NLoRiAgow
日本企業がグローバル化していると言っても、CEOは大多数が日本人だ。ゴーンのような外人が長期間日本企業のCEOをやっているという話は聞かない。

逆にCEOが外人で占められている場合は日本でビジネスをしていても日本企業とは呼ばれない。外資と呼ばれる。


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