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スマホ普及がきっかけ/(C)日刊ゲンダイ
NECがビッグローブ売却…日本からプロバイダーが消える日
http://gendai.net/articles/view/life/147423
2014年1月22日 日刊ゲンダイ
NECが、子会社のインターネットプロバイダー(接続事業者)「NECビッグローブ」を、投資ファンドに売却することを決めた。
利用者約300万人で国内4位。ウィンドウズ95でパソコンを始めた中高年サラリーマンにはお馴染みで、黒字も維持しているのに、なぜ売ってしまうのか。
「ビッグローブのように、自社で回線を持たない非通信会社系プロバイダーは、NTTやKDDIなどの通信会社系に比べて契約者数が伸びず、苦戦中です。売却先の投資ファンドが企業再生専門ということからも、富士通系のニフティやソニー系のソネットなど非通信会社系プロバイダーとの連携で生き残るつもりでしょう」(経済部記者)
ただでさえネットユーザーの間では、〈もうプロバイダーは不要〉が常識だ。
かつて、ネットに接続するには回線使用料とは別にプロバイダーと契約し、月々の接続料金も払っていた。あれから20年。急激に普及したスマートフォンなら、携帯電話会社との定額契約だけで、いつでもどこでもネットに接続できる。メールも、ヤフーやグーグルのフリーメールで事足りる。
「UQWiMAXや、イー・モバイルなどのモバイルデータ通信も、わざわざプロバイダーと契約しなくても高速でネットに接続できます。自宅や営業先では、スマートフォンをパソコンにつなぎ、携帯電話会社の高速回線〈LTE〉でネット接続する〈テザリング〉も定着しつつあります。プロバイダーの接続事業者としての役目は、終わりつつあるのです」(ITジャーナリスト)
プロバイダーのメールアドレスも、もはや無用の長物だ。ヤフーやグーグルの無料メールなら、どんな端末からでも送受信できる。
ちなみに、ファンド主導による非通信会社系同士の事業統合だが、実現は未知数。09年ごろにも中堅プロバイダー数社で模索したが、足並みが揃わず失敗した。再編は結構だが、ユーザーが不便になることだけは勘弁だ。
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