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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0F00D20140116
2014年 01月 16日 09:36 JST
[東京 16日 ロイター] -日銀の黒田東彦総裁は16日、都内の本店で開かれている支店長会議であいさつし、昨年4月に導入した異次元緩和は効果を着実に発揮しており、日本経済は2%の物価安定目標の実現に向けた道筋を順調にたどっているとの認識を示した。
総裁は、経済・物価が改善を続ける中、「異次元緩和は所期の効果を着実に発揮している」とし、「日本経済は2%の物価安定目標の実現に向けた道筋を順調にたどっている」と目標達成に自信を示した。
その上で、先行きの金融政策運営について「2%の物価安定目標の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで量的・質的金融緩和を継続する」と表明。こうした金融政策が「実体経済や金融市場における前向きな動きを後押しする」とともに、「予想物価上昇率を上昇させ、日本経済を15年近く続いたデフレからの脱却に導く」と語った。
景気の現状は「緩やかに回復している」とし、先行きも「消費税率引き上げに伴う駆け込み需要とその反動の影響を受けつつも、基調的には緩やかな回復を続けていくとみられる」との認識を示した。足元では11月の消費者物価(生鮮食品除く)の前年比上昇率が1.2%まで伸び率を高めており、総裁は「上昇品目の広がりを伴いながらプラス幅を拡大している」と評価。先行きも「当面、プラス幅を拡大するとみられる」と語った。
また、日本の金融システムは「全体として安定性を維持している」と述べ、こうした中で、金融環境は「緩和した状態にある」との見解を示した。
(伊藤純夫)
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