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子どもが社会人になるまでに必要だと思う教育資金は平均1229万円
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140116-00010000-dime-soci
@DIME 1月16日(木)7時22分配信
ソニー生命保険株式会社は、2013年12月6日〜12月10日の5日間、大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる20〜69歳の男女に対し、「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1000名の有効サンプルの集計結果を公開した(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)。
◆7割以上の未就学児の親が子どもの将来で不安を感じること「教育資金」「ネット利用」「就活」
大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる20〜69歳の男女1,000名(全回答者)のうち、未就学児の親(248名)に、子どもの将来に関する項目をいくつか挙げて、それぞれどの程度不安を感じるか聞いた。まず、《教育資金》について聞いたところ、『不安を感じる』(「非常に不安を感じる」+「やや不安を感じる」、以下同様)割合は8割(81.0%)となり、全項目中、最も多くの方が不安を感じている結果となった。
《学校生活》について、『不安を感じる』と回答した割合は7割(69.7%)となり、《就職活動》については、7割半(74.2%)が『不安を感じる』と回答しています。子どもが未就学児のうちから心配するほど、“就職活動”は気がかりなことのようだ。また《インターネットやSNSの利用》については、『不安を感じる』割合は7割半(75.4%)となっており、子どものインターネットやSNSの使い方について、懸念している様子がうかがえる。
次に、未就学児の親のうち、教育資金に不安を感じる方(201名)に、不安を感じる理由を聞いたところ、最も多かったのは「教育資金がどのくらい必要となるか分からない」(75.1%)だった。将来に備えてどのくらいの資金を準備したらいいのか、プランニングできていないことに不安を感じているようだ。以下、「収入の維持や増加に自信がない」(61.7%)、「消費税増税」(48.3%)、「社会保険料の負担増」(45.3%)、「病気やケガで収入が途絶えるリスク」(33.8%)と続いた。社会保障制度等の変化が及ぼす影響や、将来の収入に関する不安が上位となった。
また、未就学児の親(248名)に、子どもが小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金を聞いたところ、「1000万円〜1400万円くらい」に半数近く(47.6%)の予想が集中し、平均予想金額は1229万円となった。
◆高校生以下の子どもの親の54%が大学進学等のための教育資金は「学資保険」で準備
子どもを大学や短期大学、専門学校(以下、大学等)へ進学させるために、親は教育資金をどのように準備するプランを立てているのか。高校生以下の子どもの親(748名)に、教育資金を準備している方法、あるいは準備する予定の方法を聞いたところ、最も多かったものは「学資保険」で5割半(54.0%)、次いで、「銀行預金」が5割(49.6%)となりました。半数以上の親が学資保険で、子どもの教育資金を準備するようだ。一方、子ども自身が給付や貸与を受けて資金を調達する「奨学金」は1割半(15.2%)が利用する予定と回答している。
続いて、高校生以下の子どもの親のうち、子どもを大学等へ進学させるための教育資金を準備している、あるいは準備する予定の方(675名)に教育資金を準備する理由を聞いたところ、「子どもにはいろいろな選択肢を与えてあげたいから」(61.2%)という回答が最も多く、「高校卒業以降の進学支援も親の義務だと思うから」(56.1%)が続いた。子どもがどんな道でも選べるようにしてあげたい、子どもに“学びたい”という気持ちがあれば支援してあげたい、そういった親心がうかがえる。
次いで、「自分自身も親にしてもらったから」(34.5%)、「子どもの夢の実現に協力したいから」(34.5%)、「子どもには幅広い教養を身に付けてほしいから」(33.6%)、といった理由が3人に1人の割合で挙げられた。
◆大学入学初年度にかかった費用 国公立と私立で60万円以上の差
では、実際に大学等に子どもを進学させた方は、どの程度お金がかかったのか。大学等に通う子どもの親(242名)に、《大学等の初年度納入金(入学金・授業料・教材費など)》としていくら支払ったか聞いたところ、100万円台に半数以上(57.9%)の回答が集中し、平均で156万円支払っている結果となった。
子どもの通う学校の区分別に《大学等の初年度納入金》の平均額を比較すると、国公立大学は115万円、私立大学は176万円となっている。子どもを私立大学に通わせると、国公立大学に通わせるよりも、初年度に60万円程度多く必要となりそうだ。
次に、子どもへの《仕送りやこづかい》に、一年あたりいくらかかったか聞いたところ、10万円未満が約4割(38.0%)となった一方、50万円以上との回答も2割(21.9%)ほどみられた。子どもの通学の方法別に《仕送りやこづかい》の一年あたりの平均額を比較すると、自宅から通学する場合では16万円となり、独り暮らしの場合では72万円となっている。
また、《入学前の1年間で受験勉強のためにかかった学校外教育費》について、いくら支払ったか聞いたところ、10万円未満が3割半(36.0%)、50万円〜60万円台が1割半(16.9%)、100万円以上が1割半(14.5%)と、支払った金額にばらつきがみられた。予備校や塾に通わせるかどうかなどで、必要な金額に差が出るのかもしれない。
子どもの通う学校の区分別に《入学前の1年間で受験勉強のためにかかった学校外教育費》の平均額を比較すると、国公立大学は33万円、私立大学は46万円、短期大学・専門学校は26万円となっている。
◆大学進学等のための教育資金の準備方法 1位「学資保険」2位「銀行預金」3位「奨学金」
大学等に通う子どもの親(242名)に、教育資金を準備した方法について聞いたところ、最も多かったのは「学資保険」(51.2%)だった。以下、「銀行預金」(46.3%)、「奨学金」(36.0%)、「子どもの祖父母からの資金援助」(13.2%)、「教育ローン」(12.8%)が続いた。
ここで、子どもを大学等へ進学させるための教育資金を実際に準備した方法と、高校生以下の子どもの親が予定している方法とで比較すると、「奨学金」を利用することを予定している割合は1割半(15.2%)だが、実際に準備した方法では3割半(36.0%)と2倍以上の割合となっている。事前に想定した必要な金額では足りなかったり、想定していなかった急な出費があったりした場合に、奨学金を利用することが必要になるのかもしれない。
◆「卒業までの教育資金は何としても準備してあげたい」大学等に通う子どもの親の9割以上
大学等に通う子どもの親(242名)に、教育資金に関する現在の状況や考えについて、いくつか項目を挙げて、どの程度あてはまるかを聞いた。《子どもが卒業するまでの教育資金について不安がある》の項目では、『あてはまる』(「非常にあてはまる」+「ややあてはまる」、以下同様)と回答した割合は、6割(59.5%)となった。また、《卒業するまでの教育資金は何としてでも準備してあげたい》の項目では、『あてはまる』が9割以上(93.4%)となっている。
一方、《教育資金の負担で、日々の生活が苦しい》では、『あてはまる』は6割以上(63.6%)、《教育資金の負担で、自分の老後の備えはできていない》では7割半(74.0%)となっている。教育資金の準備の負担が重く、日々の生活や自分の老後に対する備えまで手が回らなくなってしまっている人も少なくないようだ。
◆学資保険選びで最も重視されるもの「保険会社の信頼性・ブランドイメージ」
大学等に通う子どもの親(242名)が、実際に教育資金を準備した方法として、最多の回答を集めたのは学資保険だったが、イマドキの親はどのようなポイントを重視して学資保険を選択しているのか。未就学児の親(248名)に、学資保険を選ぶ(または選んだ)際のポイントを聞いたところ、最も多かったのは「保険会社の信頼性・ブランドイメージ」(45.2%)で、以下、「高い返戻率(※)」(41.1%)、「契約者が万一の場合、保険料の払込が不要(免除)となる」(37.9%)、「入院・死亡など万一のときの保障が付いている」(29.4%)、「保険会社の営業担当者からの説明」(23.8%)と続いています。保険会社が信頼できるかどうか、といった視点のほかに、貯蓄性、親が万一のときにも備えられるか、といった点が重視されているようだ。
※返戻率…保険料の払込総額に対して受け取る学資金の割合
◆自分が親になってから感謝したこと「学校の授業料の支援」6割、「正しいしつけや教育」5割
自分が親になったことで、親の苦労を理解し、改めて親に感謝の気持ちを感じたことはないだろうか。全回答者(1,000名)に、親への感謝の気持ちについて質問を行なった。まず、《学生時代に感謝していたこと》を聞いたところ、「日常生活の支援」(61.4%)や「学校の授業料の支援」(53.0%)、「学生時代のお弁当づくり」(39.9%)が上位回答となった。
同様に、《自分が親になってから、学生時代を振り返って感謝したこと》を聞いたところ、「日常生活の支援」(65.3%)、「学校の授業料の支援」(60.3%)、「正しいしつけや教育」(48.6%)が上位回答となっている。《学生時代に感謝していたこと》と《自分が親になってから、学生時代を振り返って感謝したこと》の回答結果を比較したところ、自分が親になってから感謝した割合の方が、ほぼすべての項目で高くなっている。特に「正しいしつけや教育」については、学生時代に感謝していた割合(35.9%)よりも、親になってから感謝した割合(48.6%)の方が、10ポイント以上高くなった。
DIME編集部
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