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日本はもはや貿易立国ではない
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4607665.html
2014年01月15日 NEVADAブログ
甘利経済再生大臣は、今回の経常収支が過去最悪となったことを受けて、『日本は貿易立国の原点が若干揺らいでいる』と述べていますが、昔の教科書を読んでいるのではないかと思う程、現状認識が出来ていません。
日本は既に貿易立国ではなくなっており、その証拠に製造業が一貫して衰退していっており、製造業に従事する社員数は一貫して減少しており、もはや日本は加工貿易国ではなくなってきているのです。
10年、20年前と貿易内容を比較すれば良くわかりますが、日本は完成品・部品の輸入が急増しており、日本は慢性的な輸入国になってきているのです。
原材料を安く買ってきて勤勉な日本人の手で加工され、世界中の人に買って貰うという図式が教科書に書いてありましたが、今や、日本は原材料も製品も部品も輸入に頼る輸入大国になっており、これは今後益々拡大していき、慢性的な貿易赤字・経常赤字国に転落することは避けられないのです。
世界の貿易総額を見ましても、日本の世界に占める比率は今や無視できる程に小さくなっており、中国・韓国・アジア諸国の比率が急拡大しているのです。
この影響力の縮小もあり、昨日、インドネシアが日本向けニッケルの輸出を禁止しましたが、自動車製造に欠かせないニッケルですが、インドネシアは原材料としては輸出禁止としたものであり、製品としてなら買ってくれとなっているのです。
この動きが2番目の輸入国であるフィリピンに波及すれば、日本は日本国内で自動車生産が出来ない事態になり兼ねません。
国力が落ちるということはこのような影響が出てくるものであり、貿易立国、加工立国であった日本はもはや存在していません。
以前のワールドレポートで掲載しました世界貿易図を見て頂けましたら、日本の置かれています「現状」がお分かり頂けると思います。
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