http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/689.html
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日本と同様、放射性廃棄物の最終処分場の目処さえ全く立たないドイツ。
仕方がないので『中間貯蔵施設』という名の貯蔵所を
岩塩の採掘坑であったアッセに建設した。
その中間貯蔵施設ですら、地下水があふれ出し、
12万6千本もの金属容器を掘り出し回収せねばならなくなった。
この問題はもう数年前から問題となっているのだが、
回収しても、では“どこへ”運搬すればいいのかさえ決めえられないまま、
年月だけが経過していく。
数万年単位での核廃棄物管理どころか、
たったの数十年で既に二進も三進もいかなくなっている。
そして当然だが、老朽化だけが静かに進行している。
為す術もなくただ呆然と立ち尽くしている。
これが21世紀科学技術文明のありのままの姿だ。
ドイツ:放射性廃棄物 中間貯蔵施設 容器にサビ (ZDF)
https://www.youtube.com/watch?v=Kd1ibNw8TiE
中・低レベル放射性廃棄物の総量を発表
中間貯蔵施設に85,000個
アッセに126,000個
カールスルーエの元使用済核燃料再処理施設では
1700個のサビのある容器を検出
このコンテナには65,000個の容器
コンラート立て抗の貯蔵許容量を超える総量は
環境省の発表では60万立方メートル
緑の党議員は「コンラート立て抗での貯蔵許容量を超える
中・低レベル廃棄物の総量を環境省が初めて明らかにしたことは成果」
コンラート立て抗労働共同体議長は、
「問題の核心になるべく近づきたくないという考え方が繰り返されています。
容易な解決法などないことを認める代わりに
短絡的に決定し解決法を提示しています」
一度捨てた放射性廃棄物を取り出せるのか
ドイツ・アッセ処分場の大問題、なし崩し的な最終処分場化を考える
http://webronza.asahi.com/global/articles/2015010800011.html
もともと研究用との名目で、医療用の放射性廃棄物を実験的に持ち込み、
いずれは取り出すという話だったが、なし崩し的に最終処分場となった。
最初はキャスクを丁寧に積み上げていたが、
しだいに建機で15メートル上から投げ入れるようになった。
経済性を優先し、キャスクが破損しても仕方ないとした。
当時は原発法ではなく鉱山法で管理されていたため、
安全基準が現実に即していないのも問題だった。
住民からの訴訟により、1978年に投棄は中止となった。
その後長らく放置されていたが、2008年、処分場に
一日約1万2000リットルの水が流れ込んでいることが発覚。
水が核廃棄物に触れ、更に地下水に流れ込むと、
飲料水や周囲環境を汚染する恐れがあり、大スキャンダルとなった。
岩盤がゆるんでおり、現場自体が崩壊する可能性もあるため、
キャスクをすべて取り出し、別の場所で処分し直す必要がある。
----<参 照>------------------------------------------------------------------
アッセ放射性廃棄物貯蔵所:二進も三進もいかない核のゴミ:埋めるも地獄、掘り出し返すも地獄
(2012.3)
ドイツ:アッセ核廃棄物貯蔵所に浸水:二進も三進もいかない核のゴミ
http://www.youtube.com/watch?v=-3Ur6FxmVKo
地下750mの坑道に毎日1万2千リットルの水が浸水。
容器を腐食し放射性物質に汚染された地下水をポンプで
更により深い地下へ送り出すだけが対処療法。
容器を回収するだけでも30〜40年掛かるという。
(2010.11)
放射性廃棄物最終処分場アッセ周辺で白血病 甲状腺ガンが顕著に増加
http://www.youtube.com/watch?v=xaYVUzz8V_o
2002年から2009年アッセ周辺の白血病患者が急上昇
甲状腺ガンの女性の数は3倍に増加
(2009.9)
ドイツ:アッセ放射性廃棄物貯蔵庫の老朽化
http://www.youtube.com/watch?v=fiYzK4C0Zp0
28kgのプルトニウムも含まれています
(2009.7)
ドイツ:アッセ放射性廃棄物貯蔵庫から1500リットルの放射性溶液漏洩
http://www.youtube.com/watch?v=Y7sElzPHZx8
12万6千本の容器の多くは既に密閉状態ではありません
(2008.9)
ドイツ:アッセの核廃棄物貯蔵庫に重大な欠陥
http://www.youtube.com/watch?v=IdNtWzAKiH8
少量のプルトニウムと核燃料も含まれています
アッセの核廃棄物貯蔵庫に重大な欠陥
http://blog.livedoor.jp/nachrichten/archives/51192518.html
ニーダーザクセン州のアッセの核廃棄物貯蔵庫で新たなトラブルが相次ぎ、
ジグマル・ガブリエル環境相はドイツに核廃棄物の最終処分場を
早期に建設する可能性は一層減ったとみている。
発表されたばかりの現状報告によると、地下に掘り下げた貯蔵庫で
何十年以上も原子力法の規定違反が行われていた。
岩塩層に水が生じていたことは、1988年に初めてわかったのではなく、
1967年に既に判明していた。
ヴォルフェンビュッテル近くのアッセ貯蔵庫は60年代から、
低中レベルの放射性廃棄物の試験的な最終処分場として使用されてた。
これまでに13万本のドラム缶が貯蔵されていた。
何キロもの高濃度のプルトニウムも確認された。
この貯蔵庫は教育・科学省の傘下にあるヘルムホルツ・センターが運営している。
ドイツの核廃棄物問題:かつての岩塩坑
http://megalodon.jp/2011-0618-1056-59/www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010070902&expand
http://megalodon.jp/2011-0618-1100-43/www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010070901&expand
逆襲を克服したドイツの脱原発
http://d.hatena.ne.jp/msehi/20110730/1311995202
原発解体〜世界の現場は警告する〜 (36:15〜)
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091011.html
http://www.veoh.com/watch/v26137948jSP27ng9
・アッセ元処分場
ドイツ中部、17年前に閉鎖されたアッセ処分場です。
施設は地下深くにあります。
ドイツ政府は処分場を作る際、安定した地質だと住民に説明していました。
しかし、問題が発覚し閉鎖されたのです。
処分場管理担当者
「ここは深さ595メートルの地点です。壁が塊になってはがれてしまうんです」
処分場の壁はあちこちで崩れていました。
建設当時は予想しなかった地下水が漏れ出し、
汚染が広がる恐れが出てきたと言います。
過去に持ち込まれた放射性廃棄物は今も埋められたままです。
処分場管理担当者
「この下の廃棄物から出る放射線は命にかかわるほど強いです」
処分場の環境が悪化していたことを国は10年近く公表しませんでした。
アッセ処分場は住民不信の象徴となりました。
ドイツでは解体の時代を迎えても、
住民が処分場を受け入れることは極めて難しいのです。
国の放射性廃棄物管理委員会のミハエル・サイラー委員長です。
ドイツは原発の建設を優先し、廃棄物の問題をを先送りにしてきたと考えています。
放射性廃棄物管理委員会 ミハエル・サイラー委員長
「そもそも原発を使い始める時から処分場のことを考えるべきだったのです。
原発があるどの国でも、放射性廃棄物は大量に生まれています。
そして、最終的な解決方法を見出した国は世界のどこにもありません。
私たちは解体や廃棄物の処分の問題にもっと注目すべきなのです」
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