http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/643.html
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1年ほど前に、入口紀男・熊本大学名誉教授がFacebookに投稿された記事です。
------(引用ここから)------
入口紀男・熊本大学名誉教授 (Facebook 2013/12/24)
https://ja-jp.facebook.com/norio.iriguchi/posts/690730394301087
日本の国土100万年の悪夢
福島の原子炉の「終息」にはあと100万年かかるでしょう。
その広島型原爆2万5千発分の放射能は、太平洋と、東北から関東、中部地方まで、年を経るごとに深刻に拡散し、汚染を広げていくでしょう。
−−− 以下は12月14日の私の投稿です ーーー
「100万年の活火山」 (フクシマの自然原子炉)となるでしょう
福島1〜3号機のウランは100万年間燃え続けるのでこれを終息させることは不可能です。「溶融貫通」(メルトスルー)した各数十トンのウランをつかみ 出す技術や道具もありません。空焚きになると圧力容器が大破して「大気開放炉」となるので現在ウランに注水し続けています。これが汚染水の発生源です。
1.敷地を「地下障壁」で囲んでも、汚染水を汲み上げ続けなければ、敷地は汚染水の「沼地」となり、建造基盤を失って「石棺」でおおうこともできなくなるでしょう[a,b]。
2.地域と世界の了解を取り付けて流すしかないのかもしれません[a,b]。福島1〜3号機には広島型原爆2万5千発分の放射能があります。過去の原水爆実験の放射能は1万発分でした。長い年月にわたって深刻な海洋汚染が起きるでしょう。
3.三つの原子炉を「石棺」でおおって「廃炉」とすることができるでしょう(運がよければ圧力容器の大破はその「石棺」の中で起きる)。
4.海洋汚染した日本は、「国際海洋法条約」に違反して国土の12倍もの「排他的経済水域」を失うかもしれません[c]。
5.それでも三つの原子炉がこのまま「大気開放炉」となって5,000万人が避難するよりはよいでしょう。
6.[石棺]も[地下障壁]もやがて老朽化して雨水や地下水が侵入するようになるでしょう。
7.「石棺」は放射能の水蒸気を噴き続ける「100万年の活火山」(フクシマの自然原子炉)となるでしょう[d]。
福島の現場で人類が作業できる時間は、今後そう長くはないでしょう。
a. http://rt.com/op-edge/tepco-fukushima-sea-water-reactor-194/
b. http://en.wikipedia.org/wiki/Christopher_Busby
c. http://ja.wikipedia.org/wiki/日本の排他的経済水域
d. http://ja.wikipedia.org/wiki/オクロの天然原子炉
[プロフィール]
http://www.geocities.jp/flowercities/irig/
熊本大学名誉教授 Professor Emeritus of Kumamoto University
東京工業大学大学院理工学研究科特任教授
熊本大学大学院社会文化科学研究科客員教授
放送大学教養学部客員教授(熊本学習センター)
略歴
1947年水俣生まれ。小倉高校卒業。九州工業大学工学部電 気工学科卒業。同大学院修士課程修了。旭化成株式会社に勤務(1971-2002年)。米国イリノイ大学留学(1975-1977年)。米国教育厚生省 NIH客員研究員(1977-1978年)。シーメンス旭磁気共鳴応用技術担当部長。東京大学客員研究員。旭化成機能製品カンパニー付知的財産部担当部長。熊本大学教授(2002-2012年)。熊本大学評議員・附属図書館長(2009-2011年)。工学博士(東京大学大学院工学系研究科)。
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これは溶融燃料が格納容器の中にあるという前提での議論だと思いますが、
実際は格納容器の底を貫いて地下に沈降していることは間違いなく、
対策はさらに困難だと思われます。
石棺にしたところで、地下の溶融燃料を封じ込めることは不可能です。
溶融燃料により熱せられた汚染地下水が、石棺の外でも噴き出し、
広範囲に渡り、汚染を拡大させるでしょう。
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