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NHKスペシャル 「メルトダウン 知られざる大量放出」の疑問点
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/467.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2014 年 12 月 22 日 16:03:05: FpBksTgsjX9Gw
 


NHKスペシャル「知られざる大量放出」 2014年12月21日放送
出演: 橋本奈穂子、戸来久雄
http://video.fc2.com/content/20141222aDUBhY9S

以下、番組内容のメモです。

* 放射性物質は最初の4日間で全体の25%、その後の2週間で残り75%が放出されたことが判明。

* 格納容器の損傷を防ぐため、消防車による注水を行なった。消火用配管を使って注水。

* 実際は、水は別の抜け道を通り3号機には水はほとんどはいらず、燃料は露出。
消防車からの送水は毎時30トン、実際に3号機に注水されたのは毎時1トンだけ。

* 3号機は、メルトダウンで核燃料の43%が溶け落ち、半分以上は中心部に残っていた。
わずかな水が注入されたため、核燃料を覆う金属と水蒸気が化学反応して発熱、温度上昇。
亀裂が生じて中の放射性物質が燃え出し、結果的に放射性物質の放出を長引かせた。

* 3月15日午後から16日の放出のピークは、全体の10%にも相当、広範囲に及ぶ汚染を
もたらした。放射性物質の大半はヨウ素だった。

* 3号機でウェットベントを繰り返すうちに、地下配管内側に放射性ヨウ素が付着、水が溜まり、
3/15の5回目のベントによりこれが大量に放出されたと考えられる。

* 外国では、原発にはリスクがある、絶対に安全ではないという仮定の下に規制を行なっている。
日本では重大事故は起きないという前提があり、それが事故の原因となった。

* 3月末になり電源が回復、仮設ポンプが動き出して、ようやく原子炉を安定して冷却でき、
放射性物質の大量放出が収まった。

* 4号機使用済み燃料プールに水があるかどうかが大きな問題であった。
 自衛隊ヘリからのビデオでは光を反射する水面が見られたので、4号機燃料プールには
水があると東電は判断。

* しかし米国NRCは、水があるという決定的な証拠はなく、干上がっているようだ(likely dry)と
判断、3、4号機燃料プールのメルトダウンを強く懸念、80キロ圏内からの避難を勧告、
日本側にプールに注水するよう伝えた。

* 事故対応判断は現場から東電本部に移り、東電本部はプールへの注水を優先、
電源復旧は遅れ、復旧したのは3月22日。

* 放射性物質の放出は続き、3月21日にはヨウ素は南向きの風に運ばれ関東一円を汚染。
東京の水道水からも検出された。

* 安全対策として、ベント配管に放射性物質を取り除くフィルタをつけることにした。
注水のための消防車の配備もした。これらが期待通りに働いてくれるかはわからない。

* メルトダウンした原子炉には線量が高くて当分近づけない。
放射性物質の大量放出を含め全体像の解明には数十年かかる。

* 原発に絶対の安全はないという原点に立つのがわれわれの責務である。


----(以下コメント)------

3月21日に関東一円がヨウ素で汚染されたなど、従来のNHKなら決して報道しなかった情報が
出てきたことは評価できますが、東電がでっち上げたウソが含まれており、
番組内容をそのまま鵜呑みにするのは危険です。

まず、3月末以降、放射性物質放出が減った理由ですが、安定して注水できるようになったから
というより、溶融燃料が地下深く沈降したからではないでしょうか?
大気に放出される代わりに、地下水を汚染し始めたと考えるべきだと思います。

また3/15-16のヨウ素大量放出は、3/15早朝に爆発した4号機から出たものがかなりあったのでは
ないでしょうか。ウェットベント配管の内側にヨウ素付着云々は、こじつけのように思えてなりません。

4号機原子炉には、(おそらくプルトニウム抽出のため)燃料があり、これが核暴走して突沸状態となり、
屋根を突き破ったことはほぼ確実です。
4/13に、燃料プールの水からヨウ素131が220ベクレル/立方cm(22万ベクレル/kg)も検出されており、
3月の爆発以降、核分裂が継続し大気中に大量のヨウ素を放出していたことは間違いありません。

米国NRCが、4号機燃料プールを"likely dry"(干上がっているらしい)と言ったのも興味深い点です。
これは「燃料プールが空になっていることを確認」と日本で報道され、プール内の燃料はすべて
吹き飛んだという誤解が生じる元にもなりました。

米国は4号機原子炉が暴走していることを知っており、注水を最優先させるよう日本に勧告し、
必死の注水の結果、暴走が何とか収まったのではないでしょうか?
米軍は4号機の消火作業のみに協力しているのも、それを裏付けています。

番組では、米国・日本政府からの横槍がはいって電源復旧作業が遅れたかのように描いていますが、
おそらくこれは正しくない。どうしても緊急に4号機に注水する必要があったのです。

以上、ざっと思いつくままに書きましたが、4号機の爆発とその原因が巧みに隠されていることが
よくわかると思います。

吉田所長もヘリコプター部隊の隊長も亡くなりました。
この初期収束にかかわった人の多くはすでに亡くなっているでしょう。

決死の収束作業に感謝するとともに、ご冥福をお祈りいたします。


(関連リンク)

「東電よ、観念して4号機爆発の原因を公表しなさい」 (拙稿 2013/7/2)
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/365.html

「槌田敦氏が4号機原子炉で核兵器用プルトニウム生成の可能性を指摘」 (拙稿 2014/10/16)
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/681.html


 

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コメント
 
01. 2014年12月22日 16:19:37 : aiMZAOJQqY
最初の5日間のピークは、各1-4号機の爆発に対応していると考えたほうが自然だろう。

1番目の放出ピーク (3/12) 1号機爆発
2番目の放出ピーク (3/14) 3号機爆発
3番目の放出ピーク (3/15) 2号機格納容器損傷
4番目の放出ピーク (3/15-16) 4号機爆発

ベント配管内部に付着したヨウ素が放出されたぐらいで、こんなに大きなピークが出るとは
考えにくい。


02. taked4700 2014年12月22日 19:05:28 : 9XFNe/BiX575U : mShXgqWYoo
槌田敦氏が4号機原子炉で核兵器用プルトニウム生成の可能性を指摘

どれだけごく簡単な事実を無視してでっち上げをすれば済むのでしょうね。

4号機は事故直後から人が立ち入りできていました。つまり、放射能汚染していなかったのです。プルトニウム生成など100%あり得ませんし、3号機からの水素で水素爆発したということさえあり得ません。

あり得るのは放射性物質以外のものによる破壊です。事故直後から人が出入りで来ているという事実がこのことの100%確実な証拠です。


03. 2014年12月22日 22:05:04 : OO4A7ThLak
番組メモを読むと、突っ込み所が満載だ。

ただ、動画を見ても、疑問は、全く解決できない、と思っている。

何故ならば、日本原子力研究機構が行った調査に基づいて作られた番組であるからだ。

その調査の詳細を知らなければ、例えば、使われたデータに信頼性があるのか、確認できなければ、科学的な、とは言えないことは確かだ。

別な投稿には、放射性物質の全放出量が47万ベクレルとあって、この一事だけでも不信感は募る。

http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/457.html

比較的信頼ができるCTBTO観測所の諸データを初めて解析し公表した、オーストリアの気象学・地球力学中央研究所のヴォタヴァ氏は、はっきり、福島第一原発からは、地震直後の15時から放射性物質が漏れ始めた、強力な証拠があると語っている。

>There is strong evidence that emissions started already on 11 March 2011 at 6:00 UTC, which is immediately after the big earthquake.

http://www.zamg.at/docs/aktuell/20111021_fukushima_review.pdf

別なドイツ語の記事では、上述したことに付け加えて、炉心では、比較的に早くメルトダウンが始まったことを強調している。

>Für Wotawa deutet das auf eine "relativ frühe Kernschmelze" in dem Katastrophenreaktor hin, wie er betonte.

http://derstandard.at/1319180868022/Atomkatastrophe-Japan-Fukushima-Radioaktivitaet-trat-frueher-aus-und-war-staerker-als-angenommen

そして、共著論文では、次のように書かれている。

1号機から3号機に在った(放射性)希ガスは、2011年3月11日から15日にかけて、大気中に全量放出された。

>The entire noble gas inventory of reactor units 1–3 was set free into the atmosphere between 11 and 15 March 2011.

http://www.atmos-chem-phys-discuss.net/11/28319/2011/acpd-11-28319-2011.html

早期のメルトダウンの証拠となったXe−133は、15300万ベクレル放出されたと計算されている。

さらに、Cs−137の濃度は、3月12日から19日にかけて高かったが、ピークは14−15日にかけてだったと述べられている。

> Our results indicate that 137Cs emissions peaked on 14–15 March but were generally high from 12 until 19 March

嘘つきの嘘つきによる調査や番組に、貴重な時間を割くのは無駄なことだ。

おまけ、4号機に関しても、興味深い記述がある。

4号機の使用済み燃料プールに、20日から放水が始まった後に、放出量は急激に低下したと述べられている。

>they suddenly dropped by orders of magnitude exactly when spraying of water on the spent-fuel pool of unit 4 started.

CRIIRAD.ORGのファイルにも興味深いことが書かれている。

>For the first two days after the accident, the wind blew east from Fukushima towards monitoring stations on the US west coast; on the third day it blew south.west over the Japanese monitoring station at Takasaki, then swung east again. Each day, readings for iodine.131 at Sacramento in California, or at Takasaki, both suggested the same amount of iodine was coming out of Fukushima, says Wotawa: 1.2 to 1.3 叫 1017 becquerels per day.

http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon_bis/pdf/fukushima_chernobyl_%23C29580.pdf


04. 2014年12月23日 01:49:21 : kiWL8VFdm2
揮発性の放射能は放出後は拡散されてしまいます。
ヨウ素は揮発性元素であり、環境中において非常に流動性があります。
水で遮へい効果が損なわれていなければ、4号機は事故直後から人が立ち入りできることは十分考えられると思います。

05. 2014年12月23日 01:51:39 : QpM1EYCE4Y
放射性物質は最初の4日間で全体の25%、その後の2週間で残り75%が放出されたことが判明。

白々しいアナウンサーの『今になってわかりました。』みたいな犯罪的なとぼけた発言。
さすが、平均年収1000万以上の大本営発表広報局。


06. 2014年12月23日 02:01:33 : aiMZAOJQqY
>>02
>4号機は事故直後から人が立ち入りできていました。

これは明らかに間違いですね。
立ち入りができれば、燃料プールの水位も目視確認・写真撮影できたはずですから。

>つまり、放射能汚染していなかったのです。

これも正しくない。

原子炉には燃料があり核暴走したけれど、幸い水は十分あり、
また必死の注水が効して、燃料が露出することはなかったのです。

だから放出されたのは、半減期の短いヨウ素131が大半で、厄介な長半減期の放射性物質は
ほとんど生成されなかったのです。

東電は、4月中旬にプールの水からヨウ素131が220ベクレル/立方cm検出したと発表しています。
汚染があったのは確かです。

4号機建屋に立ち入りできるようになったのは、爆発後何週間もしてからでした。
核暴走が収まり、放射性ヨウ素のレベルが下がるのを待つ必要があったのです。

>どれだけごく簡単な事実を無視してでっち上げをすれば済むのでしょうね。

ずいぶん失礼な言い方ですね。事実を無視しているのはあなたのほうでしょう。

相変わらず4号機が爆破されたなどという妄想にとりつかれているようですが、
地盤沈下でヨレヨレ、今にも倒壊しそうな4号機に誰が爆弾を仕掛けますか?
どこにそんな証拠があるのでしょう?
爆弾で骨材を残して屋根を吹き飛ばすことができますか?
何のためにそんなことをするのですか?

4号機の中階は火災の跡がひどいですが、最上階は燃えたり煤けた跡も、
爆圧でクレーンなどの機器が破壊された形跡もない。火の出る爆発がなかった証拠です。

事実を一つ一つ検証しながら、何が起きたか推測しなければ真実には到達できません。

私は自分の説が絶対に正しいとは思っていませんが、爆破されたなどという
根拠・証拠のない妄想にはおつき合いしかねます。


07. 2014年12月23日 11:20:52 : uEEk6aHu6A
>>06
>原子炉には燃料があり核暴走したけれど、幸い水は十分あり、
>また必死の注水が効して、燃料が露出することはなかったのです。

>だから放出されたのは、半減期の短いヨウ素131が大半で、厄介な長半減期の放射性物質は
>ほとんど生成されなかったのです。

 半減期の短いヨウ素131だけを生成(しかも燃料被覆の外で?)して放出だって?、それは、アンタ。殆ど錬金術の成せる技だ。そんな器用な核分裂が起こせるなら、誰も原子炉の運転に神経質なる事も無いし、使用後核燃料の取り扱いに苦労なんかしないよ、笑。


08. 2014年12月23日 12:46:30 : aiMZAOJQqY
>>07
ペレットは損傷していないから、大量の放射性物質を放出しない。
また通常の燃料ではなく、天然ウランに中性子を当ててプルトニウムを
生成する実験をしていた可能性あり。


「1〜4号機それぞれの爆発についての槌田敦氏の説まとめ(その3) (とある原発の溶融貫通(メルトスルー)」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/171.html

「3号機と4号機の違いは3号機はペレットが崩れ落ちていたため,大量の放射性物質を放出したが,4号機は原子炉の中に水があったのでペレットは維持されており,それゆえ放出された放射性物質の量は少ない。(通常の運転を蓋を外して行なっている状態。) 」

「槌田敦氏が解く3、4号機爆発の謎 -- 東電の発表はウソだらけ」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/488.html

「4号機は炉内に水があったのでペレットに損傷はなく、半減期の短い放射性ヨウ素のみが発生。
だから3号機と異なり汚染はそれほどひどくなく人の立ち入りが可能」

「槌田敦氏が4号機原子炉で核兵器用プルトニウム生成の可能性を指摘」
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/681.html

「* 新燃料のうち180体は交換用。取り出した24体は天然ウランで、プルトニウム生成・
 中性子照射実験用だろう。
* 天然ウランに中性子を照射するとプルトニウム239ができる。
 4体ずつ炉心に入れ、3日ほど中性子を当て交換、プルトニウム239生成の実験をしたのだろう。
 (3日以上照射すると、プルトニウム240の割合が増え純度が落ちる)
* プルトニウム239は、ガス炉(東海原発)、高速増殖炉(もんじゅ)のほか、実は軽水炉でも生成可能。
 ただし3日ごとに燃料交換が必要。その度に圧力・格納容器上蓋を開閉しなければならず面倒。
 出力が小さいので、蓋は開けたまま行なった。冷却も不要」


09. 2014年12月23日 18:40:03 : Vn7IxfXdQ6
事故以来、4号機に絶望し、先も見えなかった。
しかし、危機は去ったのです。
福島4号機、核燃料取り出し完了は快挙です。
道は開けた!もう日本はチェルノブイリにはならない!

10. 2014年12月23日 21:42:32 : 5T81EwuK9Q
●3号機の爆発映像の放映は予想外。しかし、1号機の爆発映像はなく、1号機と3号機の爆発の違いを隠蔽。

●専門家が放射性ヨウ素大量放出の説明に用いた飯館村方面の高濃度汚染図は放射性セシウムによるもの。

●3月14−15日につくばで捕捉された放射性合金パーティクル問題はスルー。


11. 2014年12月24日 00:37:35 : FfzzRIbxkp
フクイチ原発事故からの放射性物質が関東まで降り注いでいたのを全く理解してない人がいたのですが、
この番組をみていたそうで、
「ずっと騙されてたのか。」と怒ってました。

その人には2012年に放射線の汚染マップをあげて、被ばくの防護方法を教えて、食事を一緒にする時には、食材や産地などについても私は説明していたのですが、相手の理解度を私が認識していなかったのだと、いまさら気がつきました。


12. 知る大切さ 2014年12月24日 08:08:24 : wlmZvu/t95VP. : rXmQVSTR26
11さんそんな方には下記のHPが良いと思います。
今更ですが、今朝見つけました。

・矢ケ崎教授のQ&Aもあります。
・幻のヨウ素131の汚染も判断できます。
怒っている今なら理解の助けになると思います。

http://www.sting-wl.com/iodine-map3.html
「福島原発事故後の日本を生きる」


13. taked4700 2014年12月24日 12:26:39 : 9XFNe/BiX575U : SMWPOrF0OQ
>>08

>また通常の燃料ではなく、天然ウランに中性子を当ててプルトニウムを
>生成する実験をしていた可能性あり。

08さん、ねばりますね。

簡単な疑問ですが、天然ウランに中性子を当ててプルトニウムを生成する実験を誰がやっていたのですか。そもそも、天然ウランに中性子を当てる実験とはどんなものですか?

天然ウランをどう加工して原子炉の中に装着したのですか。中性子を当てる仕組みはどうなっていたのですか。

天然ウランを燃料棒に加工すること自体がそう簡単なことではありません。日曜大工で犬小屋を作るのとは全く違うことです。

プルトニウム生成をするというなら、プルトニウムの使い道がなければいけません。何に使うのですか。その目途があるのですか。すでに日本は過剰のプルトニウムを国内にも海外にも多量に持っています。その上になぜより多くのプルトニウムをしかも天然ウランから作る必要があるのですか。


14. 2014年12月24日 14:02:13 : 5T81EwuK9Q
>10 追加

●放射性ヨウ素の汚染分布が、放映の通りに定量的に確定できるのであれば、福島県の甲状腺がん疫学調査に必要な放射性ヨウ素による被曝線量が正確に推定できるはずである。


15. 2014年12月24日 17:24:54 : aiMZAOJQqY
>>13
>4号機は事故直後から人が立ち入りできていました。

この証拠をきちんと提示して下さい。

これを根拠にあなたは私を罵倒したのですから、証拠を示す責任があります。


16. 2014年12月24日 18:13:14 : aiMZAOJQqY
3月14日午前11時に3号機が爆発、使用済み燃料プールから燃料が飛び出し、周辺に四散。
超高線量のため、3号機にはもちろん4号機にも近づけなかったはず。

翌15日午前6時ごろに4号機が爆発。
たった1日で、そこらじゅうに飛び散った燃料を片付けられるはずはない。
宇宙服を着た作業員が遠隔操作のブルドーザで突貫で作業しても、数日はかかったでしょう。

つまり、4号機に事故直後から人が出入りできたわけがありません。

この番組で、自衛隊ヘリが撮影した映像を見て、4号機燃料プールの水を確認している
シーンがありますが、これは事実でしょう。
なぜなら、爆発直後は3号機の燃料が四散していて、とても4号機に近づけなかったからです。


17. taked4700 2014年12月24日 21:56:37 : 9XFNe/BiX575U : sfVskIHqSQ
>>15


>これを根拠にあなたは私を罵倒したのですから、証拠を示す責任があります。

罵倒したわけではありません。そんな意識は毛頭ありませんでした。そういった印象があったとすれば、申し訳ありません。

しかし、事実として、人が立ち入れていたのです。事故直後、それも当日とか一日後の立ち入りの報道としては次の記事にあるものがあります。

福島第一原発に米軍部隊が投入された機会:4号機で15日に起きた火災(爆発)の“消火活動”
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/102.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 7 月 28 日 04:39:58:

更に、4号炉のオペフロよりも上の部分は完全に瓦礫が撤去されていますが、これは確か2011年の夏ごろには作業員が立ち入りをして、4号炉の1階、2階、3階などに入って行ったからです。4号炉のプールの底の部分にコンクリートや鉄管で補強工事もやりましたが、これも2011年か12年のことのはずです。公式説明にあるように、3号炉からの水素が4号炉に入ってきて爆発が起こったとしても、水素ガスと共に大量の気化した放射性物質が来ますから、相当に線量が高くなるはずで、少なくとも当日や1日後に立ち入りが出来るはずがありません。

4号炉爆発といか、当初は火災という報道でしたが、その時には東電社員が4号炉建屋内部へ入って消火を確認という報道が何回かあったのです。


18. 2014年12月24日 21:56:56 : SN8JxRLTyk
>>08さんへ質問
> 出力が小さいので、蓋は開けたまま行なった。冷却も不要」

通常の運転では密閉された原子炉内の水は数百度の温度と数百キロの圧力で蒸気に成るのだと思います。
蓋を開けたままでは水は1キロの圧力、100度で沸騰しますが
プルトニウムを生成するには沸騰するほど冷却水の温度は上がらないという事でしょうか?
その温度管理は制御棒を抜き差ししながら水が沸騰しない程度に制御(中性子を)していた?
其の程度の中性子を3日間当てると、燃料棒の天然ウランが程ほどのプルトニウムに化けるの理解で良いのでしょうか?


19. 2014年12月25日 09:31:20 : 5T81EwuK9Q
>10 追加

●2011年3月11日 14:46 地震発生直後、地震動に起因する一号炉の破損による放射性物質漏れの問題はスルー

破損証拠
15:00 キセノン133検出(CTBT関連施設他15か所)
15:29 モニタリングポスト(MP3、1.5km)高レベル放射線警報
17:19 建屋内高レベル放射線(現場確認運転員退去)
17:50 建屋内放射線モニタ指示値上昇(IC組撤収、シューシュー音)


20. 2014年12月25日 10:17:06 : AbUnFUnKmg
>ヘリコプター部隊の隊長も亡くなりました。
初めて知りました。
宜しければどちらで確認できるかご教示ください。

21. 2014年12月25日 13:31:26 : aiMZAOJQqY
>>18
私も同じように理解しています。

ただ私は専門家ではないので、詳しくは槌田敦先生に質問して下さい。
(連絡先はたんぽぽ舎 http://www.tanpoposya.net/

おそらく燃料を余計に原子炉に入れて、制御棒を部分的に抜き差ししながら数体だけ
反応が進むようにしていたのではないでしょうか?

3/11の地震が来たときには、自動ないし手動で制御棒を挿入して反応は停止。
ところが、3/15早朝になんらかの原因で建屋3-4階で爆発火災があり、
これが原因で制御棒がすべて脱落し、暴走が始まってしまったのではないかと推測しています。

制御棒脱落事故は、あちこちの沸騰水型原発で起きています。


22. 2014年12月25日 14:15:00 : aiMZAOJQqY
>>20
Yoshimiさんという方のツィート (2013/7/9)
https://twitter.com/E_Yoshimi/status/354791685659697153
「奇しくも、原発事故直後にヘリからの注水の陣頭指揮を取った私の友人も、
吉田元所長が亡くなる前日、亡くなりました。癌が発見されたのが5月。
あまりにもあっという間の出来事でした。名も無き英雄がどれだけ沢山いるか、
今もどれだけの人が命を削っているかを決して忘れてはいけないと思います。合掌」

23. 2014年12月25日 15:01:56 : aiMZAOJQqY
>>13
兵器用プルトニウムは経年劣化します。
十年から数十年ごとに新しいものと交換する必要があります。
つまり核戦力を保持し続けるためには、プルトニウムの絶え間ない供給が不可避です。

これについては別に投稿する予定です。

>>17
福島第一原発に米軍部隊が投入された機会:4号機で15日に起きた火災(爆発)の“消火活動”
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/102.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 7 月 28 日 04:39:58:

この記事の中にも、4号機建屋にはいることができない、と書いてあります。

「建屋内部は放射能が高いため、立ち入ることができず、何が燃えているかは未確認という」
(2011年3月16日10時15分 読売新聞)

「実は1度目の火災が鎮火していなかった可能性を報道陣から指摘されると、大槻課長は「放射線量が高くて現場に近づけず、確認できない」と釈明した」
(2011年3月16日12時45分 読売新聞)

3号機燃料プールから飛び出した燃料が四散している状態ですから、4号機に近寄れるはずがない。
大急ぎで燃料を遠隔操作ブルドーザで移動、埋めてから、何とか近づけるようになったはずです。

4号機原子炉の反応が収まってきたのは2011年夏だったと思います。
4号機内部の本格的な作業が始まったのはその後です。

東電は、最初は燃料プールが干上がって燃料溶融が起きているようなことを言いましたが、
実は写真、ビデオで見るとおり健全で、燃料の移動も無事終了。

それでは、屋根を突き破った爆発の原因は何か?原子炉以外にありません。

なぜそれを頑なに隠すのか。燃料が原子炉にあったのなら、そう言えばいいだけの話。
どうしても隠さなければならないことがあった。
それはプルトニウムの極秘生産以外にないでしょう。


24. 2014年12月25日 15:57:19 : uEEk6aHu6A
>>23
>兵器用プルトニウムは経年劣化します。
>十年から数十年ごとに新しいものと交換する必要があります。

 プルトニウムは、長い半減期を持った放射性物質で、経った数十年での劣化は無いでしょ、何万年も管理保管が必要になるんで、何処も困っているんだし、笑。
 核兵器が適切な期間で更新されるのは、起爆に使う中性子源の劣化や、圧縮起爆に必要な高性能な爆薬、他の部品や材料に極めて高度な信頼性が要求されているから、プルトニウム自体は1000年や2000年じゃ交換など必要無いと思うけど?。
 そして、核兵器用のプルトニウムには、自然核分裂を起しやすいプルトニウム240が出来るだけ少ない、核兵器級と言われる純度の高いプルトニウム239が必要で、この条件のプルトニウムを造るには高速増殖炉が適していて都合が良かった筈。そもそも、軽水炉で造られたプルトニウムでは核爆弾は作れない。仮に作れても性能が出ないから労力に見合わない。だから、今でも「もんじゅ」を後生大事に抱えているんだよ?、笑。
 日本には、既に核兵器級のプルトニウムが「もんじゅ」の炉心に沢山有るはずなんで、態々原発の軽水炉でゴミにしかならないプルトニウム云々なんて話は、どうしても妄想だと思う。


25. 2014年12月25日 17:31:37 : aiMZAOJQqY
>>24
兵器用プルトニウムについて何も知らないんだね。

半減期とは別にプルトニウムが経年変化するのは常識で、どのくらいもつのか、
米国などでは大きな問題で、研究対象にもなっている。

爆発させても不発だったり、大した爆発力を得られなかったりすると困るからね。

これについては近々投稿する予定。

槌田氏が指摘しているように、軽水炉である程度まで純度を上げて英国に送って、
核兵器を製造している可能性もある。

どうせIAEAの指示でやっているのだから、英米仏間での協力関係があるのだろう。

もんじゅが全く動かないので、軽水炉でこういう内職をしているのだろう。

4号機の爆発について映像も含めて一切公表しないのは、やましいことをやっている証拠だ。


26. 2014年12月25日 19:33:56 : RQpv2rjbfs
デマっぽい4号機核爆発なんかで騒がなくても現状で十分すぎるほど悲惨な状況だ。
そう思わないんならたぶん、理解が不足している。

27. 2014年12月26日 01:59:59 : aiMZAOJQqY
>>26
4号機は核爆発ではなく核暴走。
圧力容器、格納容器の蓋が開いたまま核分裂が始まり、突沸で屋根を突き破ったと考えら得る。

東電は、なぜ屋根が吹き飛んだか、建屋がボロボロになったか全く説明していない。
爆発自体がなかったかのように一切触れようとしない。

プルトニウム生産疑惑が生まれるのは当然。
それを打ち消すには、爆発時の映像やデータを公表する以外にない。

まあ、できないだろうね。燃料プールではなく、空のはずの原子炉から水煙が上がっているのだから。


28. 12301230 2014年12月26日 02:48:00 : QkxtwRwMeMkeo : rRLGgLx4Ls
>>3 >>05
当時の原発汚染物質拡散に関する情報は、ウィーンのZAMGから発信。

発信が途絶えたのは、IAEA事務局長に日本人が就任した前後からです。情報発信中は、絶え間なく北半球に拡散していましたよ。

当時の情報は、同ZAMGまたはロシア気象庁が保存しているでしょう。ドイツの気象庁もあるいは保存しているでしょう。その他の気象庁なども保存していることでしょう。

専門家や報道機関の関心をお持ちの方は調査されると良いのでは。

NHKの解説報道は、ZAMG情報とまったく異なり、眉唾ではないでしょうか。ご確認ください。
NHK と ZAMGがその真偽をめぐって大論叢をされると良いかと思います。


29. taked4700 2014年12月26日 17:15:01 : 9XFNe/BiX575U : pf6AQzTjz6
>>23

aiMZAOJQqYさん、ご返事が遅れてしまいすいません。このスレッドを見てはいたのですが、 aiMZAOJQqYさんからコメントが付いていたことに気が付きませんでした。コメント欄の先頭に

>>17

と書かれていたのではなかったので、自分に対するコメントだと思わずにきちんと読んでいなかったためです。重ねて、失礼をお詫びします。

さて、

>「建屋内部は放射能が高いため、立ち入ることができず、何が燃えているかは未確認という」

というのは16日の火災についての記載です。火災は15日も起こっていて、その時の報道には建屋内に入って確か4階かどこかまで行って確認したというものがあったと記憶しています。

実を言うと、そういった報道があったかどうかということはあまり重要だとは思っていません。東電や政府の発表はいくらでもごまかしが出来てしまうからです。

4号機の火災というか、爆発については次の記事に書いたように考えています。

福島第一原発4号機の爆発についての改訂版記事
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/578.html
投稿者 taked4700 日時 2012 年 7 月 13 日 15:23:21: 9XFNe/BiX575U

上の記事でも触れていますが、4号機破壊の原因の一つは原子炉を使った爆破のはずであり、aiMZAOJQqYさんの次の見立ては正しいものであるともいます。

>屋根を突き破った爆発の原因は何か?原子炉以外にありません。


30. taked4700 2014年12月26日 18:27:01 : 9XFNe/BiX575U : pf6AQzTjz6
29です。

>>23

aiMZAOJQqYさん、15日に4号機建屋内に入っていたという記述が見つかりました。報道記事そのものではないのですが、次のものです。

>なぜなら、火災の終息を確認するため、15日午前の時点で東電社員が4号機原子炉建屋内に入っているからである。


出典は次の記事です。

[最後で最大の謎]意図的に“爆破”された4号機原子炉建屋:火災説や水素爆発説の流布で国民や世界を愚弄
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/536.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 5 月 21 日 17:23:54:


31. 2014年12月27日 04:02:43 : aiMZAOJQqY
>>30
4号機爆発直後は、最上階に上がって水温や汚染を調べたりはできなかったはずです。

もっとも、宇宙服に酸素ボンベの格好で、爆発直後に3号機にはいっていった人がいる
という目撃証言もあり、死ぬ覚悟ならどこにでもはいれたでしょう。

4号機は定検中で、最上階には交換したシュラウドや、圧力・格納容器の上蓋など
普段よりも200-300トンも余計に機材が載っていました。

そこにあの地震が来て、不均等な地盤沈下が起き建屋が傾いてしまった。

建屋が倒壊したり、燃料プールの水が抜けたりしたら、燃料は燃え出して恐ろしいことになる。
だから東電はあわてて燃料プール下部の補強工事をしたのです。

どうか燃料をすべて抜き取るまで無事でありますように、と腫れ物にさわるような
扱いだったはずです。

そんなきわどい状況下で、なぜ爆破する必要があったのか、全く理解できませんし、
証拠もありません。

4号機原子炉内に発熱する燃料があり、それが核暴走して突沸したという推測には、
自衛隊のサーモグラフ、JNN/TBSの中継画像、高濃度ヨウ素131の検出、キリンの
放水位置など、いくつもそれを裏付ける証拠があるのです。

爆破説を裏付ける事実を提示できなければ、妄想と思われても仕方がないでしょう。


32. taked4700 2014年12月27日 13:48:00 : 9XFNe/BiX575U : QSh7S5qlOs
>>31

>4号機爆発直後は、最上階に上がって水温や汚染を調べたりはできなかったはずです。

確かに、現実的に考えると、つまり、公開された写真などを見て考えると、3月15日や16日に4号炉建屋内に入れたとはなかなか思えませんね。しかし、15日の損傷具合がどの程度だったのかは分からないのです。写真が公開されたのは16日よりも後であり、15日時点での写真は公開されていない様子です。ですから、「爆発直後」というとき、どの爆発だったのかを区別する必要があると思います。

>そこにあの地震が来て、不均等な地盤沈下が起き建屋が傾いてしまった。

不同沈下があったはずだと思いますが、建屋が傾くほどとは思えません。2007年の中越沖地震でも不同沈下のために、建屋が多少傾いたのですが、その程度はかなり軽度のものだったはずです。建物の補強工事はコンクリート壁が脱落するほどの建物崩壊があったためであり、建物崩壊の原因は自分の投稿

福島第一原発4号機の爆発についての改訂版記事
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/578.html
投稿者 taked4700 日時 2012 年 7 月 13 日 15:23:21: 9XFNe/BiX575U

にそう推理する根拠と共に書いてあります。

なお、


33. 2014年12月28日 04:20:12 : aiMZAOJQqY
4号機の地盤沈下は平均50センチ、これだけ沈めば建屋は傾いたと表現してよいでしょう。
爆発後はさらに傾いて、遠くから見てもわかるほどでした。

水素爆発を避けるために東電は2-4号機のブローアウトパネルを開放したのです。

ブローアウトパネルを開放したら、強い海風が吹き込み、水素が爆発するほど
滞留することはありません。現に、2号機は爆発していません。

東電が3-4号機のブローアウトパネル開放をひた隠しにするのは、開放していれば、
水素滞留は有り得ず、爆発原因を水素爆発にすることができなくなるからです。

水素爆発を避けるために屋根を吹き飛ばすというのは有り得ない。
ガレキが落下して、燃料プールを直撃したら核爆発する可能性があります。
そんな危険なことをするはずがない。

そもそも、1号機から始まる一連の爆発騒ぎの中で、4号機に爆薬を運び入れて
爆破させるなどという余裕があるわけもない。
現場は連続爆発でひどく汚染されていて近づけなかったのです。

もし水素を逃がすために屋根を吹き飛ばしたのなら、なぜ2号機にも同様のことを
しなかったのでしょう。する必要がなかったからです。

4号機最上階の写真をよく見ればわかりますが、燃えた跡や煤が全くない。
炎を伴う爆発がなかった証拠です。
激しく損傷しているのは3-4階だけです。

屋根が吹き飛んだのは、原子炉で核暴走が起き、冷却水が突沸して
屋根を押し上げたからでしょう。


34. 2014年12月28日 04:21:56 : aiMZAOJQqY
>>33
>激しく損傷しているのは3-4階だけです。

激しく焼損しているのは3-4階だけです、と訂正します。


35. taked4700 2014年12月30日 23:21:39 : 9XFNe/BiX575U : JsQLhUBCz6
>>33

すいません、レスが付いていることに気が付きませんでした。

>4号機の地盤沈下は平均50センチ

このソースを教えて頂けませんか。地盤沈下の具体的なデータを見たことがないのです。

>屋根が吹き飛んだのは、原子炉で核暴走が起き、冷却水が突沸して
>屋根を押し上げたからでしょう。

核暴走が起これば、冷却水の突沸だけでおさまりません。どうやって核暴走が止まったのですか?

>そもそも、1号機から始まる一連の爆発騒ぎの中で、4号機に爆薬を運び入れて
>爆破させるなどという余裕があるわけもない。

自分は、1号炉からの一連の爆発騒ぎをかなり人工的なものだと考えています。根拠は電源車を使わなかったからです。プラグが合わなかったとか、道の途中で止められたとされていますが、どちらも不合理です。

>東電が3-4号機のブローアウトパネル開放をひた隠しにするのは、開放していれば、
水素滞留は有り得ず、爆発原因を水素爆発にすることができなくなるからです。

これは論理が通りません。4号機の爆発を水素爆発にするために3号機を爆破したということになってしまいます。

>4号機最上階の写真をよく見ればわかりますが、燃えた跡や煤が全くない。
炎を伴う爆発がなかった証拠です。

このことはその通りです。自分の投稿でも「炎を伴う爆発」があったとは述べていません。


36. 2014年12月31日 12:33:21 : aiMZAOJQqY
>>35
>このソースを教えて頂けませんか。地盤沈下の具体的なデータを見たことがないのです。

東電の発表資料があったはずです。

1Fは平均56cm地盤沈下した、 保安院の幹部「4号炉は北側より南側が80cm沈んでます」
と述べています。

《動画》 菅前総理元政策秘書・松田光世氏が明かす官邸対応の証言内容がスゴイと話題! (日々雑感) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/873.html

>核暴走が起これば、冷却水の突沸だけでおさまりません。
>どうやって核暴走が止まったのですか?

燃料の本数が少なく、しかも天然ウランを使用した正規の核燃料でないものなら、
それほど反応はひどくないはずです。もちろんホウ酸を投入してはいるでしょう。
それでも2011年初夏までは、さかんに湯煙が上がっていました。

東電は、監視カメラの画面中ほどに水平にボカシを入れたのもそのころでした。

>自分は、1号炉からの一連の爆発騒ぎをかなり人工的なものだと考えています。
>根拠は電源車を使わなかったからです。

道がズタズタで、自動車バッテリを届けるのにも難儀しています。
その程度の理由では、陰謀説に説得力を与えることは不可能です。

>これは論理が通りません。4号機の爆発を水素爆発にするために
>3号機を爆破したということになってしまいます。

そうではありません。
3号機の爆発が水素爆発でないと、4号機に水素が流れたことにならずに困る。
どうしても3号機の爆発は水素が原因だとしたかった。
それには、ブローアウトパネルが開いていては困るのです。

3号機が水素爆発でなかれば、4号機に水素が流れるはずもなく、4号機爆発の原因も
説明できなくなります。

陰謀説を唱えるのなら、もっと明確な動かぬ証拠を示さないと、誰にも相手にされないと
思います。


37. taked4700 2014年12月31日 15:59:45 : 9XFNe/BiX575U : P4ERQD9omA
>>36

>>このソースを教えて頂けませんか。地盤沈下の具体的なデータを見たことがないのです。
>東電の発表資料があったはずです。

>1Fは平均56cm地盤沈下した、 保安院の幹部「4号炉は北側より南側が80cm沈んでます」と述べています。

>《動画》 菅前総理元政策秘書・松田光世氏が明かす官邸対応の証言内容がスゴイと話題! (日々雑感) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/873.html

答えて頂きありがとうございます。ただ、松田さんの証言は、どうも信頼性がないように思います。まず、原子炉建屋は岩盤(と言っても実際は泥岩とか砂岩が層状に広がっているだけのようですが)の上に直接建設されています。これは事実のはずで、原子炉建屋が不同沈下するということは、この岩盤自体が不同沈下したということになります。
普通、不同沈下は液状化の結果起こり、埋め戻した土などの内部の水分が地上へ抜けてしまい、土の粒子相互間の空間が詰まることで地盤沈下するのです。
中越沖地震で柏崎刈羽原発の敷地内で1m以上の地盤沈下が起こったようですが、これは全て埋め戻しが原因で起こった様子です。原子炉建屋などの不同沈下は建物の両端で比較しても数センチもなかったと発表されていたと思います。こうなったのは岩盤自体の変形があったためのはずで、岩盤であったため、その変形の程度が数センチで済んだということだと思います。


>>核暴走が起これば、冷却水の突沸だけでおさまりません。
>>どうやって核暴走が止まったのですか?

>燃料の本数が少なく、しかも天然ウランを使用した正規の核燃料でないものなら、
>それほど反応はひどくないはずです。もちろんホウ酸を投入してはいるでしょう。
>それでも2011年初夏までは、さかんに湯煙が上がっていました。

核暴走が起こったということは、核暴走を起こすに足るだけの放射性物質があったということになります。ガスコンロのガスを出し、マッチの火を近づければ点火します。この時、ガスコンロの口から出ているガスには全て火がつくわけです。酸素供給があるガスコンロの口から外側のガスは一気に燃えているわけです。炎が継続的に維持されるのは新たにガスコンロから継続的にガスが供給されるからです。
連続核分裂反応は一気に起こります。このとき、核物質の濃度が低ければ反応速度が遅くなり継続的な反応になるかと言えばそうではないはずです。濃度が低ければ核暴走自体が起こらず、一定の濃度を超えたとたんに起こるのです。
もちろん、原子力発電の原子炉内での反応は制御されたもので、ホウ酸と制御棒で制御しています。しかし、これはそういった制御が可能なハードの条件があってのことです。そういった制御機構が失われてしまった場合、原子炉の中のような狭い空間にある核物質が一度核暴走を起こせば、一気に連続核反応が進んでそれ自身が爆発することになるはずです。つまり、核暴走は爆発で停止するのです。核暴走をしている段階で手出しはできませんから、ホウ酸で制御はできないはずです。

>東電は、監視カメラの画面中ほどに水平にボカシを入れたのもそのころでした。

ここで言う監視カメラは敷地内に据え付けてある、原子炉建屋の外側を監視するものですね。それなら自分も見たことがありますが、あまり事故の実態把握に役立つとは思えません。

>>自分は、1号炉からの一連の爆発騒ぎをかなり人工的なものだと考えています。
>>根拠は電源車を使わなかったからです。

>道がズタズタで、自動車バッテリを届けるのにも難儀しています。
>その程度の理由では、陰謀説に説得力を与えることは不可能です。

「道がズタズタ」とはどの地域のことを言っているのでしょうか。原発周辺の住民は普通に車を運転して避難しています。

http://mainichi.jp/feature/news/20140912mog00m040002000c.html
ディーゼルの発電機が置いてあるが、海水をかぶって止まり、非常用電源が稼働しなくなった。東電から電源車を一刻も早く送ってくれ、電源車が届けば緊急用の冷却機能を動かすことができると言われたので、全面的に協力しますよと。(電源車は)届いたんですよ。うまくいくのかなと思っていたら、プラグが合わなくてつなげませんというので、何でそんなことになるんだろうと。

とあるように、電源車自体は、確か数十台F1に到着していたのです。しかし、全てが使われなかったのです。電気技術者は多くいたはずであり、緊急事態であればプラグの形状など関係なく接続はできたはずです。なお、上の文章自体が誤解を含んでいて、電源車があっても冷却水を回すポンプの駆動には短時間しか使えません。かなり大きなポンプであり、普通の20トントラック程度の荷台に収まるバッテリーとか発電機では電気がすぐに切れてしまうのです。つまり、電源車は電源が無くなった場合のベント用です。

http://www.rikuden.co.jp/tousyataiou/safety2.html
ディーゼル駆動消火ポンプ燃料タンク大容量化
緊急時には、ディーゼル駆動消火ポンプでも原子炉や燃料プールへ注水します。信頼性を一層向上させるために燃料タンクの容量を1週間以上(200時間)持つようにしました(約500L→約15,000L)。

上の記事にあるように注水というか冷却水を回すためにはかなりの電力が必要で、一週間程度でも1万5千リットルの燃料(軽油)が必要になります。2011年時点で確保できた電源車では「緊急用の冷却機能を動かすことができる」と言っても非常に短時間であったはずなのです。よって、本来、この時の電源車はベントのための電源でなければいけませんでした。そのことさえ、官邸には伝わっていなかったのです。なお、普通街で見かけるドラム缶が200リットルです。よって、15000リットルとは、ドラム缶75本分になります。これだけでトラック数台分です。

>>これは論理が通りません。4号機の爆発を水素爆発にするために
>>3号機を爆破したということになってしまいます。
>そうではありません。
>3号機の爆発が水素爆発でないと、4号機に水素が流れたことにならずに困る。
>どうしても3号機の爆発は水素が原因だとしたかった。
>それには、ブローアウトパネルが開いていては困るのです。

 福島第一原発事故のあと、一般にブローアウトパネルは水素ガスを逃がすためと理解されているようですが、実際は異なるようです。ブローアウトパネルは原子炉建屋の中段に付いています。ところが、1号機の爆発でも分かるように水素は建屋の最上階に溜まるのです。これは、もともと、水素ガス漏れが原子炉上部の蓋のパッキン部分から起こるためのようです。そのため、原子炉建屋の最上階には排気設備が備え付けられているのですが、これも電源がなかったため、働かなったので、結果的に水素ガス爆発になったということのようです。では、ブローアウトパネルは何のためにあるかと言えば、主蒸気配管破断時にその大量の蒸気を逃がすためです。主蒸気配管は高温高圧ですから、それが漏れればその圧力でブローアウトパネルが機械的に自動で開くのです。水素ガス漏れはそういった高圧を伴うことはほとんどないはずであることも、ブローアウトパネルが水素ガス漏れ対策ではないことが分かります。

>3号機が水素爆発でなかれば、4号機に水素が流れるはずもなく、4号機爆発の原因も
>説明できなくなります。

 3号機が水素爆発であるとは思えませんが、それを抜きにしても、3号機の爆発と4号機の爆発では時期的なずれがあるため、3号機からの水素ガスで4号機が爆発したという説明は無理なのです。そして、それでも3号機からの水素ガスだと東電や政府が言い張るのは、当然4号機爆発の真相を隠すためですが、もし、おっしゃっているように、天然ウランからのプルトニウム生成実験だとしたら、いろいろな点で矛盾が生じます。
例えば、
1.いつからやっていたのか。4号機の定期点検を始めた段階でか?そうすると、定期点検自体が進まない。
2.天然ウランを原子炉に装荷できるように加工をしたのは誰か。それをどこに保管していたのか。
3.天然ウランからプルトニウムを生成するにしても、そのための方法の開発はできていたのか。つまり、例えば、お豆腐を作る実験のとき、何も知らない人が単に大豆を持ってきて、実験台についても何もできないわけです。どのぐらいの量の天然ウランにどういった放射性物質から中性子を当てるのかという理論がある程度ないと実験そのものができません。天然ウランからのプルトニウム生成は、例えばCANDU炉でできるとされていますが、減速材に重水を使用しています。燃料棒自体の形状も異なるはずであり、制御棒の効きも同じではないでしょう。そういった環境での実験をわざわざ4号機の定期点検中にやる意味があるでしょうか。

>陰謀説を唱えるのなら、もっと明確な動かぬ証拠を示さないと、誰にも相手にされないと
>思います。

天然ウランを使ったプルトニウム生成実験の方がよりあり得ない「陰謀」ではないでしょうか?
4号炉の爆発は1号機、3号機の爆発の後であり、政府関係者はこれ以上の爆発を避けたいという意向があったでしょう。また、アメリカ政府からも4号炉のプールに大量の燃料があることから、そこでのメルトダウンを危惧していたわけです。そこで、どうにか4号炉の屋根を破壊して水の注入が出来るようにという話になり、自分の投稿記事で述べたような、原子炉そのものを大砲に見立てた屋根の破壊工作が試されたのだと思います。もちろん、これは日本政府側の受け止めであり、アメリカ政府の公的な受け止めでもあるでしょう。しかし、実態は異なり、いろいろな形で地震当初から軍産複合体の関係者が福島第一原発や東電、または政府自体の内部でもいろいろと動いていたのだと思います。

ともかく、福島第一原発事故を考える際に、一番基礎にあるのは、なぜ、地震国日本に原発が導入されたかという問題です。戦後日本がなぜ急速に発展したのか。なぜ、財政赤字がここまで積み上がったのか、という問題も、同根であり、全てはアメリカの意向と言っていいものです。そして、アメリカの軍産複合体の意向は、基本的に、日本の国土を放射能汚染させ、世界の国々共同で日本を核廃棄物処分場にしようというものであったのです。ただし、多分、1995年ごろから方針が転換したはずで、日本の国土には高レベル核廃棄物は地層処分できないと、少なくとも軍産複合体の関係者の一部は考え始めたはずです。


38. 2015年1月20日 11:47:51 : aiMZAOJQqY
>>37
4号機のある場所は建設前は小さな入り江だったそうで、1-3号機に比べて地盤沈下がひどかったのは、
そのせいもあったのではないかと思います。
定期検査中で何百トンも余計な機材が載っていたためだけではないようです。

ブローアウトパネルは、おっしゃる通り水素を逃すためのものではありませんが、
あんな大きな穴が開いていたら、海風がどんどんはいって来て、水素は爆発するほど
滞留しなかったはずです。

自衛隊の近赤外画像を示して、ブローアウトパネルが開放されていたと以前投稿したら、
案の定、工作員がわいてきて、必死で否定していました。
それだけ都合の悪い真実だということです。

天然ウランからのプルトニウム生成実験は、おそらく東海村かどこかで実験済みで、
4号機ではその確立した方法に従って、「本番」作業をしていたのだと思います。

商業炉で危険な実験するとは考えられません。
何かが起きたら、発電ができなくなり、また世間に知られることになります。

槌田敦氏は、通常なら公表される定期検査工程表が、4号機については公表されていないと言っています。
公表できない事情があるのでしょう。

プルトニウム生成用の特別燃料は、原子燃料工業のような原発燃料を生産している会社に
依頼すればできるでしょう。ムラの中でどうにでもなります。

日本を世界の核処分場にするという計画は元からあったとは思えません。
日本には安定した地層もなく、最終処分場には適しているとは思えません。
想定外の爆発が福島でおき、国土の数分の一が使えなくなったからこそ出てきた企みでしょう。


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