http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/466.html
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NHKスペシャル メルトダウン「知られざる大量放出」+謎の放射性粒子を追え!何故もっと早く放送しなかったのか? で.このザマで再稼動するとは尋常ではない!
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/52216761.html
2014年12月22日13:07 晴天とら日和
備忘録としてアップしておきます。
知れば知るほど恐ろしく思います。
これほどの事故を起こしながら、
福島の方達の受難を日本人として見ていながら、
それでも再稼動するって、
私には、とてもじゃないけれど理解不能です。
■NHKスペシャル メルトダウン File.5 知られざる大量放出
2014年12月21日(日)午後9時15分〜10時13分
http://www.nhk.or.jp/special/index.html
史上最悪レベルとなった東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年半。私たちは果たしてこの事故を検証し尽くしたのだろうか?
事故直後から、独自の取材と専門家による科学的検証を重ね、事故の真相に迫り続けてきたシリーズ「メルトダウン」。今回は、いよいよ“レベル7”とされた深刻な「放射能大量放出」の全貌に迫る。これまで「吉田調書」で知られる政府などの公的な事故調査は、1号機から3号機、3つの原子炉が次々にメルトダウンした3月15日午前中までを重点的に分析してきた。しかし公的調査では、「放射能大量放出」の全体像の一部しか明らかにならなかった。NHKが独自につかんだ新たなデータが示したのは、これまで検証されてこなかった放射能大量放出の事実。その放出によって、大熊町・双葉町の住民の帰還を阻む高濃度の汚染や、3月末の首都圏での飲料水の汚染など深刻な事態が引き起こされていたのだ・・・。いったい現場では何が起きていたのか?番組では、この「知られざる大量放出」を徹底検証。これまで分かった事実と併せて、事故の全貌を浮かび上がらせ、今に突き付けられた課題を探っていく。
NHKスペシャル_メルトダウンFile.5「知られざる大量放出... 投稿者 311akatsuki
NHKspecial_MELTDOWNshirarezarutairyouhousyutsu 投稿者 soekosan
■ちきゅう座 <田中一郎>
(NHKスペシャル:福島第1原発事故)メルトダウン、知られざる大量放出 (2014年12月21日 午後9時15分から1時間放送) の簡単なまとめ
http://chikyuza.net/archives/49475
● NHKスペシャル|メルトダウン File.5知られざる大量放出
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/1221/index.html
http://tv.yahoo.co.jp/program/?sid=4427
<この番組のポイント>
1.最初の5日間の放射能環境放出量は全体の25%、残り75%はその後の2週間=つまり、3/15の「2号機問題・放射能大量放出・北西方向=主として放射性セシウム」の後こそが大問題であるという(いわゆる「それからの1,2,3号機」問題)。
(3/15の早朝から数時間、福島第1原発から600名ほど=大半の人員が福島第2原発へ避難したので原子炉パラメータ等の数値が不明、事実上事故原発放棄の状態だった:残り約70名)
2.2号機ではなく3号機の方が大問題だった=消防車注水の29/30は炉心以外の系統に漏れ出して、炉心に向かわなかった。その結果、少量の水蒸気とジルコニウムの熱反応によって核燃料が益々傷ついて表面が壊れ、放射能の放出が更に多くなってしまった(この場合は各種放射性物質の放出)。(消火系配管による炉心冷却注水の漏出ルートは少なくとも18箇所もある)
(疑問:圧力容器は炉心溶融で穴が開いたはず=炉心圧力は急速に低下したのでは? ならば、炉心圧力面からは、消防車注水はうまく行くはずだったということでいいか=つまり炉心メルトダウン後は2号機3.15問題はなくなる、ということでいいか)
3.3号機ウェットベントの地下配管に、何度かウェットベントをするうちに大量の放射性ヨウ素が付着してたまっていて、これが3/15深夜の第5回目のウェットベントの時に大量に排出されてしまった(通常のベント時の10倍以上)(この場合は放射性ヨウ素の放出)
4.原子炉冷却のための電源の確保(電源車と配電盤と配電網設備の外付け工事)か、それとも、使用済み核燃料プールの冷却水の補給か、いずれを優先するかで逡巡。特に4号機プールの冷却停止・温度上昇や、3号機爆発で非常に危険な状態になったこと、かつプールの状況がわからないことが事態を緊迫化させた(原発施設の外観テレビカメラ・モニターがないという安全対策ミス=2号機、4号機の3/15早朝の爆発映像もないことの原因)。
アメリカ(原子力規制委員会(NRC))の日本政府への指示 ⇒ プールへの水補給優先・プール対策優先(近藤駿介元原子力委員会委員長への「最悪シナリオ」策定指示も菅直人(当時首相)の指示と言うよりもアメリカの指示? 放射能・事故状況は国民よりアメリカに逐一報告)
結局、使用済み核燃料プールへの注水がうまく行ったのは「キリン」稼働(3/22)以降、プールの水が十分であるのが確認されたのは4月以降、また、電源確保の遅れから1〜3号機の炉心冷却が遅れ、その間、少量の消防車注水による「水蒸気・ジルコニウム反応」によって炉心燃料の破損度合いがひどくなり、大量の放射能環境放出が続いてしまった。
(最大の失敗は、消火系注水が停電時には大量の水漏れを引き起こすことを知らなかったこと ⇒ しかし、消火系注水はそもそも原子炉過酷事故を前提にしたものではない、むしろECCSの機能不全・不十分、SBO時の対応準備不十分と考えるべきでは? 今も解消していない)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
NHKスペシャル|メルトダウン File.5知られざる大量放出
2014年12月21日(日)午後9時15分〜10時13分
「NHKが独自につかんだ新たなデータが示したのは、
これまで検証されてこなかった放射能大量放出の事実」
「〜大熊町・双葉町の住民の帰還を阻む高濃度の汚染〜
首都圏での飲料水の汚染など」
NHKが、
こんなに重要なことを、
選挙が済んでから放送するってところがナントモだけどね、…。
アベサン、福島はコントロールされてませんけどーーーーー!!
事故原発の放出量はこれまでの4倍だってこと!
危機後の大量放出で汚染深刻化
「3月15日の午前中までの4日間の放出量は全体の25%で、
むしろ、
その後の2週間余りで全体の75%を占める」
阿修羅より ↓
全ての事故調が
3/15以降を扱っていないのはその通り。
3/21の汚染がなぜ生じたか、どの事故調も論じていない。
福島県の県民健康調査の外部被ばく推定は、
実測が無い部分をJAEAのWSPEEDIで補って計算しているはず。
今回の発表で、その推定値は変わるのか変わらないのか。
JAEAの見解は?
WSPEEDIの計算の非常に古いバージョンは、
旧原子力安全委員会のHPで、
一時間ごとの緯度経度メッシュデータが公開された。
これは明らかに実測と合わないものだった。
県民健康調査の外部被ばく推計に使われている改訂版の計算は、
どこにも公開されていない、これも大きな問題だ。
PEEDIメッシュデータはここに今でもある.
これが実態と大きくかけ離れていることを関係者は知っている。
しかし最新版の計算結果は公開されていない
▼
原子力規制委員会
SPEEDIの計算結果の公表について(メッシュデータを含む)
http://www.nsr.go.jp/archive/nisa/earthquake/speedi/230724/230724.html
=以上=
実態と大きくかけ離れているのなら公表する必要もないし、
そも、原子力規制委員会なんちゅ〜う組織は用無しじゃないのか。
要らないジャン、こんな組織っておもっちゃうよね。
んで、
漏れた穴を塞げないのだから
これからも漏れる続けるのは当たり前かもね、…。
ほんで、
民主党に言いたいこと、
議事録をキチンと作成していたら、
真相究明が、正確に、早く、できたのでしょうにね、って思う。
そのことを思えば政権政党として大失格だったと思います。
この番組見て思ったことは、
せめて、
空き缶直人と枝豆ぐらいは証人喚問しろー、って!!!!!
まぁねぇ、
自民党だったら
徹底的に必死のパッチで隠蔽して墓場まで持って行っちゃうだろうから、
マ、。。。
日本には国民の健康を思ってくれるような、
まともな政党はないのかもしれないね、残念ながら、…。
ってか、
安全神話をつくってドンドン原発を建てたのは自民党なんだから
大元の責任はあるわけで、。。。
それと、
思い出したぞ、
「メルトダウンは定義のない俗語」
「メルトダウンは軽水炉では絶対に起きない」
「なぜ浜岡を止めたのか分からない」
なんて言っていた学者もどきの、
あの方に、この番組の説明をしたいただきたいものだわね。
■NHK 12月21日 18時36分
危機後の大量放出で汚染深刻化
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141221/k10014165631000.html
東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質は、核燃料のメルトダウンや水素爆発が相次いだ事故発生当初の4日間ではなく、その後に全体の75%が放出され汚染を深刻化させていたことが、日本原子力研究開発機構の分析で分かりました。政府などの事故調査はこの時期に何が起きていたかを解明しておらず、専門家は「放射性物質の大量放出がなぜ長期化したのか、原因の解明が求められる」と話しています。
福島第一原発事故の規模は、放射性物質の放出量からチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」とされていますが、放出の詳しい全体像は明らかになっていません。
日本原子力研究開発機構の茅野政道所長代理らの研究グループは、原発周辺などで観測された放射線量の新たなデータを集め、大気中への放出状況を詳しく分析しました。その結果、事故が起きてから放出がおおむね収まった3月末までに放出された放射性物質の量は47万テラベクレルと推定され、このうち、核燃料のメルトダウンや水素爆発が相次いだ3月15日の午前中までの4日間の放出量は全体の25%で、むしろ、その後の2週間余りで全体の75%を占める大量の放出が続いていたことが分かりました。
さらに、当時の気象条件を基に拡散の状況を解析したところ、15日の夕方から深夜にかけて起きた大量放出で、今も帰還困難区域となっている原発周辺の汚染が深刻化していたほか、20日の夜から翌日にかけての放出が関東地方など広範囲に広がり、一部の水道水の汚染などにつながったとみられることが分かりました。
今回の分析結果は、事故の進展を食い止められず危機的状態とされた当初の4日間のあとも放射性物質の大量放出を抑え込めていなかったことを示していますが、政府などによる事故調査は当初の4日間に重点が置かれ、その後の放出の原因については解明されていません。
茅野所長代理は、「今後の原発事故の防止や事故の早期の収束のためにも、なぜこのような放射性物質の大量放出が長く続いたのかを解明していかなければならない」と話しています。
福島県では12万人余が避難生活
福島県では、今も12万人余りが避難生活を余儀なくされているほか、深刻な汚染が残る「帰還困難区域」は、大熊町や浪江町など6つの市町村に広がっています。
大熊町で畜産業を営んでいた池田美喜子さん(57)は、今も自宅や牧場周辺で年間50ミリシーベルトを超える被ばくが想定されていて、およそ50頭の牛を残したまま避難生活を続けています。池田さんは、20キロ離れた避難先から牧場に通って餌を与えていますが、出荷することはできず、悩んだ末、生き物への放射性物質の影響を調べている大学の研究チームに、牛を提供することを決めました。
池田さんは、「牛がかわいいので、本当につらいですが、寿命が来るまで十分に栄養を与えられないまま育てているよりも、せめて人の役に立つならばと研究に協力しています。帰りたいのに帰れない。原発事故が悔しいです」と話しています。
「完全にやり残してしまった」
東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡っては、政府や国会が設置した調査委員会のほか、東京電力も調査を行い、それぞれ報告書をまとめています。しかし、いずれも核燃料のメルトダウンや水素爆発が相次いだ3月15日の午前中までに調査の重点が置かれていて、今回、放射性物質の大量放出が明らかになった15日午後以降に何が起きていたのかは、ほとんど触れられていません。
政府の事故調査・検証委員会の委員長代理を務めた作家の柳田邦男さんは、「15日以前のことに圧倒的に重点が置かれていて、15日以降については、付随して起こったことくらいの意識しかなかった。いちばん謎の多い原子炉からの放射能漏れのような点は、さらに継続して調査するという点では、完全にやり残してしまった」と期間がおよそ1年に限られた当時の調査を悔やんでいます。
そして、政府が常設の調査機関を作るべきだとしたうえで、「被害を受けた人たちは、なぜ自分がこんな目に遭うのか、原因をはっきりさせてくれと考えている。こういうニーズに対して、国も電力会社も応えていかなければならない」と述べ、被災者に寄り添った調査を続けていく必要性を強調しています。
◆ ◆ 資 料 ◆ ◆
■内閣官房 平成26年9月11日
政府事故調査委員会ヒアリング記録
http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/hearing_koukai/hearing_list.html
■吉田調書とよばれるものだけでも28時間00ページ超に及ぶ資料。
2014年09月11日The Huffington Post 吉田調書・全文をテキスト化
http://www.huffingtonpost.jp/2014/09/11/yoshida-full-text_n_5802450.html
■東電 福島第1原子力発電所事故を巡る政府事故調査・検証委員会の聴取記録
*吉田昌郎氏(1)(約7MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_01.pdf
*吉田昌郎氏(2)(約7MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_02.pdf
*吉田昌郎氏(3)(約4MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_03.pdf
*吉田昌郎氏(4)(約4MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_04.pdf
*吉田昌郎氏(5)(約4MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_05.pdf
*吉田昌郎氏(6)(約7MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_06.pdf
*吉田昌郎氏(7)付属資料(約5MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_07.pdf
*吉田昌郎氏(8)(約1MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_08.pdf
*吉田昌郎氏(9)(約1MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_09.pdf
*吉田昌郎氏(10)(約7MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_10.pdf
*吉田昌郎氏(11)(約4MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/yoshida_11.pdf
*菅直人氏(約7MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/kan.pdf
*枝野幸男氏(約7MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/edano.pdf
*海江田万里氏(1)(約4MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/kaieda_01.pdf
*海江田万里氏(2)(約3MB) [PDFファイル]
http://www.nikkei.com/edit/news/special/genpatsujiko/kaieda_02.pdf
■レファレンス協同データベース
レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000109327
■【1】.国会事故調:「国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3856371/naiic.go.jp/
委員長 黒川 清(東京大学名誉教授、元日本学術会議会長)氏ほか委員9名。
■【2】.政府事故調:「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/icanps/
委員長 畑村 洋太郎(東京大学名誉教授、工学院大学教授)氏ほか委員9名、
技術顧問2名。
■【3】.民間事故調:「福島原発事故独立検証委員会」
http://rebuildjpn.org/project/fukushima/
有識者委員会 委員長 北澤 宏一(前科学技術振興機構理事長)氏ほか委員6名、
のちに5名。
■【4】.東電事故調:「福島原子力事故調査委員会」
及び社外有識者で構成する「原子力安全・品質保証会議 事故調査検証委員会」
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/interim/index-j.html
委員長 山崎 雅男(東京電力代表取締役副社長(当時))氏ほか
委員は東電役員並びに幹部社員7名。
■【5】.学会事故調:「東京電力福島第一原子力発電所事故に関する調査委員会」
http://www.aesj.or.jp/jikocho/index.html
委員長:田中 知(東京大学教授 前日本原子力学会会長)氏ほか委員38名、
オブザーバ5名。
■最近の下水汚泥調査結果
福島県:
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41055c/gesuido16.html
千葉県:
http://www.pref.chiba.lg.jp/gesui/press/2014/odei85.html
栃木県:
http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/h09/hoshano_odei.html
東京都:
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0887.htm
神奈川県:
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f215/p795470.html
政府などの事故調査はこの時期に何が起きていたかを解明していない。
無責任体質の東電は言うに及ばず、
枝豆は会見で
「直ちに問題ない」
「メルトダウンはしていないと聞いている」
枝豆や、
オカラは、 .
福島原発から20キロ離れた場所の視察をしたとき、
自分だけはフルアーマーの完全防備だったよね、ひどいよね
そして、
誰も責任取らないマカ不思議な国、ニッポン!!
■20141221 #NHK スペシャル「メルトダウン File.5 知られざる大量放出」
http://togetter.com/li/760278
スペシャル「メルトダウン File.5 知られざる大量放出」2011年3月13日、米軍空母ロナルド・レーガンが放射線量の上昇を捉えていた。空母は、事故で放出された放射性物質のデータをその後も記録。これらのデータを解析すると、大量放出の実態が浮かびあがる。
これまで放射性物質の大半は、事故発生から最初の4日間で放出されたと考えられてきた。今年公開された吉田調書など国の調査も、この4日間が中心。しかし、その放出は全体の一部、25%に過ぎなかった。その後2週間にわたって全体の75%の放出が起こった。
大量放出の原因は、原発の構造的な弱点ではないか。事態は収束に向かうどころか、どんどん悪化していた。人々の帰還を阻む深刻な汚染、その新たな原因が見えてきた。
福島第一原発事故、主な時系列。 instagram.com/p/w3lqYdkGQU/
ヨウ素131とセシウム137の合計放出量。 instagram.com/p/w3l0hSEGQm/
2011年3月15日東京。枝野官房長官「冷却の効果が生じているものと思われます」4日間で3つの原子炉がメルトダウン。原子炉はなおも高い温度。格納容器が大きく損傷すれば、大量の放射性物質が放出されかねない。消防車による注水を行う。
免震重要棟。吉田所長(大杉漣)ら。現場は、最悪の事態は切り抜けたと思っていたが。東電社員「精神的に疲れている。私自身もそうでしたが、なんとか早く復旧をして…」しかし、原子炉建屋から煙が。放射性物質の放出が続いている。注水が届いていない可能性が。
現場の放射線量が高いため、消防車は無人の状態でまる2日かけて注水を続けていた。水は順調に出ていたが、原子炉に届いているのか。3号機、バッテリーを使って水位計を復旧。すると、TAF:-2300。燃料が露出している。炉心損傷割合が上がり、30%に。
3号機の格納容器圧力は設計限界圧力に近づく。東電社員「みんなやれることを一生懸命やっていながらも、なかなか思い通りにならない。その流れが怖かった」2013年の放送では、注水が別の場所に抜けていたことを明らかにした。その後、東電の検証で抜け道が18箇所だと判明。
注水量は1トン/時。これに対して、消防車から出ていた水の量は30トン/時。溶け残った燃料のメルトダウンを防ぐには、すべて水に浸す必要が。しかし実際には水はわずかしか入っておらず、注がれた水はすぐ蒸発。このわずかな水を注ぎ続ける状態が、かえって事態を悪化させていた?
核燃料を覆う特殊な金属を使って実験。1200度まで加熱させ、わずかな水を蒸発させて流し込む。すると金属は冷えず、急速に温度が上がる。2分で78度上昇。核燃料を覆う金属と水蒸気が化学反応し、激しく熱を出すため。やがて亀裂が生じ、放射性物質が漏れだす。
3月15日午後からおよそ2週間続いた大量放出。その間、原子炉内部では注水が原因で放射性物質が出続けていた。それが格納容器の隙間からじわじわと漏れだし、長期間の放出につながっていたとみられる。
時間ごとの汚染の広がりを調べる。15日正午までの汚染は、広範囲に広がるもののそれほど集中していない。15日正午以降は、北西方向に濃度が極めて高い場所が現れた。この汚染をもたらしたのが、全体の10%を占める放出。なぜ放出が起きたのか。
専門家が注目したのは、放出した放射性物質の種類。この時間帯だけ、放射性ヨウ素が大量放出していた。格納容器から直接漏れていたなら、放射性ヨウ素だけが出るはずがない。ではどこから?記録を洗いなおすと、放出の少し前、3号機である操作が行われていた。ベント。
この時間、3号機では格納容器の異常が検知されていた。3月15日午後4時、ウェットウェルベント開。圧力が高まった際に格納容器を守る操作。放射性物質の量を1000分の1にした上で外に放出する。しかし、正門付近の放射線量が急上昇。
ベント、水が高温になると大半の放射性物質を逃してしまう。しかし、その場合でもここまでの放射性ヨウ素が出ることは考えにくい。そこで、ベントによる放出経路を全て調べる。30mに及ぶ地下の長い配管。最終的なフィルターの役目もある。3号機はそれまでに4回のベントをした。
大量放出は5回目のベントのタイミングで起こっていた。それまでのベントで配管につまった大量の放射性ヨウ素が、5回目のベントで一気に放出された? 地下配管の構造を再現して実験。ヨウ素(放射性でない)を管に入れ、それが混じった蒸気を流し込む。
実験を繰り返すと、管に水がたまり始めた。さらに蒸気を送ると、蒸気が水を押しこむ。しかし、水によって押し戻される。しばらく水と蒸気が押し合う。そして、水が加熱されて霧状となり、外部へ押し出されていく。排出されたヨウ素の量は、1回目の10倍以上。
ベントを繰り返すうちに地下の配管が放射性ヨウ素で満たされ、5回目のベントでこれが一気に放出されたのではないか、と専門家。これが全体の10%の大量放出へ。
スタジオ「原発の安全についてどう考えたらいいんでしょうか?」「原発に100%の安全はない。海外では、スリーマイル島原発事故やチェルノブイリ原発事故以降、原発にはリスクがあるものという前提に立って規制をしている。日本では、重大な事故は起きないという前提だった」
2011年3月16日。現場は、電源の復旧を急いでいた。電気があれば強力なポンプで、原子炉に大量の水を注げる。その一方で、1号機から4号機の燃料プールで、冷却装置が止まっていたため水が蒸発し、核燃料が最悪メルトダウンするおそれが。最も恐れていたのは4号機のプール。
3号機から4号機に流れ込んだ水素による爆発で、天井が吹き飛んでいた4号機。東日本全体に深刻な放射性物質の汚染が広がるおそれがあった。しかし、現場の線量が高いため、水があるかどうか近づいて確認ができない。
3月16日午後、自衛隊のヘリが原発上空へ向かい、水の確認へ。3号機は、爆発の瓦礫が積み重なり、水蒸気を吹き上げている。その隣の4号機。免震重要棟にもその映像がすぐ届けられた。崩れた壁の隙間から、水面の反射が見える。4号プールに水がある、ということか?
プール周辺の線量のデータも入ってきた。毎時100mSv。まだプールに水が残っていることを示すものだった。その後東電は、作業の優先順位を決めていた。電源復旧作業を急ぐ計画に。3月17日朝。電源復旧を担う応援部隊が福島第一原発へ。400人を超す技術者たち。
しかし、福島第一原発の手前10kmの地点で止められる。現場の線量が高く、作業ができないと。急遽、自衛隊ヘリによるプールへの放水が進められる。地上からも。放水中はケーブルがぬれるため、電源復旧作業はできない。
3月17日夜、その日の作業中止の報が技術者たちのバスに届く。翌朝から再開と。なぜプールへの放水が優先されたのか?東電本店に設置された、政府・東電事故対策統合本部。事故対応の判断をここが下すことに。プールへの放水は、本部が急遽決定したものだった。
東電では、原発事故の際、対応の優先順位を現場が決めることが前提。本店は物資の支援などの役割。しかし、統合本部が設置された3月15日以降、その役割が逆転。プールを優先する判断の背景には何があったのか。米・原子力規制委員会のチャールズ・カストー氏。
カストー氏「日本政府は非常に短い映像を見せてきて、それが水面の反射だと考えていると。しかし、人命がかかっているときは慎重になるべき。我々は水がない、または限りなく少ないと考えたが、そこが日本政府との判断の違いだった」
米は最悪のシナリオを想定。原子炉に加え、4号機のプールでメルトダウンのおそれ。日本政府が指示したより拾い、80km圏内からの避難を呼びかけた。放水の前日、米から日本政府へ強い危機感が伝えられる。カート・キャンベル元国務次官補「今すぐ本国に危機を伝えるべきと言った」
藤崎一郎元駐米大使「すぐ外務省に伝えて、外務省が官邸に伝えていると思う」その後も、電源復旧作業はプールへの放水のたびに中断を繰り返す。その間にも、放射性物質の放出は続く。3月21日、南向きの風に運ばれ、関東一円を汚染。東京の水道水の一部から放射性物質が検出。
3月22日、電源復旧作業が本格的に再開。ポンプ車「キリン」でプールへの安定的な注水ができるようになったため。4月になって、プールに水があるという決定的な証拠が映像で捉えられた。
スタジオ「いま原発再稼働へ向けた動きがある中で、今回のことは安全対策にしっかり生かされていくのか?」「安全性を高める取り組みが行われているが、検証は必要だ。また、全国の原発で消防車の配備が広がった。ただ、十分に水が入るのか検証が必要」
事故から3年9ヶ月。原発の周辺では、専門家による汚染の調査が続く。点在するホットスポット。今回わかった大量放出の影響が大きいとみられる。12万人を超す人たちが、いまも故郷に帰れない。過去の教訓に学び、生かしていけるのか。
scienceZERO_nazonohousyaseiryuushiwooe! 投稿者 soekosan
私、素人やから単純に考えますが、
どうして、このことが3年半もの時間がかかるわけ?
若し、人体の影響があったとしても遅いじゃん、絶対的に遅いじゃん!!!
皆さんは、そう思われないですか?
そう思うのは私だけですか?
▼
東京電力福島第1原発事故直後の2011年3月14日に、
約150キロ離れた茨城県つくば市で採取された放射性セシウムを含む微粒子から、
ウランを検出した。
■時事通信(2014/08/08-20:31)
微粒子からウラン検出=原発事故直後、茨城で採取−理科大など
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201408/2014080800956&g=soc
東京理科大などは8日、東京電力福島第1原発事故直後の2011年3月14日に、約150キロ離れた茨城県つくば市で採取された放射性セシウムを含む微粒子から、ウランを検出したと発表した。微粒子には高温で溶けた後、急速に冷やされた形跡があり、研究チームは事故直後の原子炉内の様子を知る手掛かりになるとしている。
◆ ◆ 資 料 ◆ ◆
■平成23年10月31日文部科学省による放射線量等分布マップ
(テルル 129m、銀 110mの土壌濃度マップ)の作成について
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/017/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2011/11/07/1312967_3.pdf
■Received 12June2013 Accepted 15August2013 Published
30August2013
nature. 気象研 論文
http://www.nature.com/srep/2013/130830/srep02554/full/srep02554.html
■Publication Date (Web): August 1, 2014
東京理科大 論文
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ac501998d
■公開日2014年08月08日東京理科大学
Spiring-8のプレスリリース
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2014/140808_3/
■平成26年7月23日東京電力株式会社
1号機建屋カバー解体・ガレキ撤去時のダスト飛散抑制対策と放射性物質濃度の監視
について(平成25年8月に発生した免震重要棟前のダスト濃度上昇を踏まえた対応)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140723_07-j.pdf
■Artificial Radionuclides in the Environment 2011
環境における人工放射能の研究 2011(PDF 版)
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ap/ap4lab/recent/ge_report/2011Artifi_Radio_report/2011Artifi_Radio_report.pdf
■阿修羅 謎の放射性粒子を追え!(NHK・Eテレ サイエンスZERO)
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/460.html
「シリーズ 原発事故(13) 謎の放射性粒子を追え!」
(NHK・Eテレ サイエンスZERO 2014/12/21放送)
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp489.html
出演: 竹内薫、江崎史恵、南沢奈央
ゲスト: 森口祐一(東京大学教授)
福島第一原発の事故で大量に放出された放射性物質・セシウム。
放射線量などをもとにその汚染状況が調査されてきたが、実際の
化学的形態はよく分かっていなかった。
* セシウム・ボールはガラス状のものの中にいろいろな元素が均質に混じり合って
封じ込められている。ケイ素、鉄、亜鉛など原子炉構造物の材料のほか、
ウランの核分裂で生じるセシウム、ルビジウム、ジルコニウム、モリブデン、
銀、スズ、アンチモン、テルル、バリウムなど。
* セシウム・ボールが環境中に放出された時点で、燃料物や構造物が溶けて混じり合っていた。
それらが大気粉塵粒子として外部へ直接飛び出す程度に原子炉格納容器が破損していた
可能性がある。
* 3月14日から15日に水に溶けない粒子が8割を占めていた。
3月20日から21日に検出されたものはほとんどが水に溶ける粒子だった。
水に溶けない粒子の割合が今後の研究の大きなポイントの1つ。
* 気象研究所のシミュレーションでは、1Fから放出された水に溶けない微粒子は、
茨城、千葉、東京、神奈川、静岡まで南下、その後太平洋へ抜けた。
* 水溶性セシウム粒子は、ほぼすべて胃腸で消化吸収、肺にはいったものも肺液にとける。
全身に運ばれるがいずれ体外に排出される。成人なら80-100日でセシウム量が半減。
* 非水溶性のものは、消化吸収されないので便などとともに排出され、健康への影響は少ない。
ただし肺にはいると、肺胞に付着し、溶けないため、排出まで年単位かかる。
長期間留まる可能性もある。
肺の被ばく量 水溶性粒子比(Cs137)で 成人は70倍、1-7歳は180倍
* 7umのセシウムボール Cs137 66ベクレル、Cs134 66ベクレルで、肺の被ばく量は
成人 0.018mSv (50年積算) 新生児・乳児 0.031mSv (70年積算)
* 自然放射線ラドンによる肺の被ばく量は年間3mSv (日本人平均)だから、
粒子1個であればラドンによる被ばくの1%。何個も吸い込めば問題になるだろう。
* ホールボディカウンタ 高性能なものの検出限界は150ベクレル。3個以上なら検出できる。
* 長崎大学・高辻俊宏教授は、粒子のように局所的に放射性物質が集まった場合、
より大きな健康影響を与える可能性があると主張。ベータ線は5ミリ程度で止まるが、
粒子のまわりが高い線量の被ばくをし、染色体異常が起きる。
粒子状の場合のほうが、細胞あたりの異常の発生数が多いが、それが個体レベルで
必ずしもも発がん率が高くなるとは限らない。が、大きな影響がある可能性がある。
実験で確かめることが必要。
* ICRP国内メンバー曰く、「粒子状の場合 極めて高い線量を受ける
微粒子近傍の細胞はがん化よりも細胞氏の経路をたどるため
全体のリスクは低くなると考えるのが順当であろう」
* UNSCEARは、ベータ線を放つ放射性物質が高濃度の粒子状だった場合の
影響はわかっていないと述べている。
* セシウムボールが今も飛んでいる可能性については調査する必要がある。
昨夏、廃炉作業で放射性微粒子が遠くまで飛んだ。
今後の廃炉作業で飛ぶことがないか、モニタリングが必要。
* 将来にわたって検診をする。適切な医療を受けられるようにする体制が必要。
----(以下コメント)----
ようやく、NHKも少しずつ真実を報道するようになりました。
3月14日昼前に、3号機格納容器は高い内圧に耐えられず火を吹いて大爆発。
溶融燃料は非水溶性微粒子となって、外界に広範囲に放出されました。
NHKが、原子炉格納容器が破損し溶融燃料が微粒子となって放出された可能性について
言及したのは大きな進歩です。
しかし、相変わらずデタラメ、まやかしも多い内容でした。
まず、セシウムボールという名称は、まるでセシウムしか含まれないようで不適切。
はるかに危険なストロンチウム90等も含まれているのだから、地獄玉と呼ぶべき。
水溶性微粒子はすべて体外に排泄され、安全かのような説明もおかしい。
汚染地帯にいれば、呼吸や飲食で絶えず放射性物質が体内にはいって来るので、
何日で体外に排出されるという話は無意味。
セシウムは心筋に、ストロンチウムは骨や歯に蓄積されて大きなダメージを与えます。
ベクレル-シーベルト換算もデタラメ。換算係数の説明もない。
体内の臓器に付着すれば距離はゼロに近いのだから、こんなに線量が低いわけがない。
自然界に存在するラドンも決して安全ではなく、肺がんなどを引き起こすことがわかっています。
室内にラドンが滞留しないよう換気するのは常識。
ホールボディカウンタは、アルファ、ベータ線核種や、体内奥深くにあるガンマ線核種は
検出できないので、測定値が低くても安心できません。
ICRP国内メンバーのコメントに至っては、お笑い以外の何ものでもない。
発言者が名前をきちんと名乗らないのは、責任を取りたくないから。ウソである証拠です。
こんな発言を番組で取り上げること自体が非常識です。
健康への影響はこれから調査しないとわからないというのもウソ。
チェルノブイリ事故による健康被害についての知見は数え切れないほどあります。
数ミクロンの地獄玉が風に舞って浮遊しているのは100%確実。飛ばないと思うほうがおかしい。
米国の原子力専門家アーノルド・ガンダーセン氏は地獄玉について、こう言っています。
「もしこれが人体に入ったら100%必ず癌になる」
ガンダーセン氏 「この粒は80%どころの話ではないよ。ほぼ核燃料100%の粒だ」 (Meg氏ブログ)
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/492.html
これがまともな専門家の見解です。
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