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2014年12月17日午後5時10分
関西電力高浜原発3、4号機が再稼働のための新規制基準を満たしていることを示す「審査書」の案について議論する原子力規制委の会合=17日、東京都港区
原子力規制委員会は17日の定例会合で、再稼働の前提となる審査を進めている関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)について「新規制基準に適合している」と結論付けた「審査書」の案を了承した。事実上の審査合格となった。
今後、工事計画の審査や運転前の検査、地元同意の手続きなどが必要で、再稼働は来年春以降になる見通し。
東京電力福島第1原発事故を教訓に過酷事故や地震、津波対策を強化した新基準に基づく審査の合格は、九州電力川内1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に続き2例目。規制委は審査書案への科学的・技術的な意見を来年1月16日まで公募し、正式な審査書をとりまとめる。
審査を担当した更田豊志委員長代理は会合で「最低限の安全を満たすための基準に適合しているとの判断だ。安全性向上に終わりはない」と強調した。
事故に備えて避難計画を策定する30キロ圏内に滋賀県や京都府の自治体も含まれるため、地元同意の範囲や手続きの進め方も焦点となりそうだ。
関電は昨年7月の新基準施行当日に審査を申請した。事故時の対応拠点となる緊急時対策所を同じ敷地内にある1、2号機の建屋に設置するため、1、2号機を再稼働させる場合は3、4号機であらためて審査が必要となる。1、2号機は原則40年の運転期間の延長を目指した特別点検を今月1日に始めている。
また当初、海抜3・5メートルの敷地に対し2・6メートルの津波を想定していたが、規制委の指摘や計算ミスの発覚を受けて見直し。敷地への遡上高(そじょうこう)を最高で海抜約6・5メートルとした。耐震設計の目安となる地震の揺れ「基準地震動」は、当初の最大加速度550ガルに加え、700ガルの地震動も追加した。
火災、竜巻対策を実施したほか、事故対策では電源車や注水用ポンプ、格納容器破損を防ぐ可搬式の水素濃度測定装置などを設置した。
規制委は川内1、2号機や高浜3、4号機を含め14原発21基を審査中。
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