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4号機燃料は年内撤去、使用済み核燃料が散らばる恐れはひとまず回避(12/3 日本経済新聞)
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Thursday, December 04, 2014 東京江戸川放射線
福島第1原子力発電所を11月21日に訪れた。発電所敷地内に入ったのはほぼ半年ぶりだが、目にする光景は半年前とはかなり変わった。原子炉の解体に向けての準備や汚染水対策など多数の工事や作業が同時並行で進み、毎日6千〜7千人が働く。「活気がある」との言い方は語弊があるかもしれないが、動きを感じる。今回の見聞は福島第1で行われていることのごく一部にすぎないが、事故から3年8カ月後の現状を紹介する。
■使用済み核燃料が散らばる恐れはひとまず回避
1号機は原子炉建屋全体を覆ったカバーの天井部分の一部が取り外されている。天井部は6枚のパネルで構成されるが、そのうち真ん中の2枚が外された形だ。開口部からカメラや放射線測定器を入れて内部(オペレーティングフロアと呼ばれる5階部分)の状況を観察しているという。
これまでのところ、水素爆発のため燃料交換などに使うクレーンが落下しているほか、圧力容器(原子炉本体)の上にかぶさっている3枚重ねのコンクリート板(ウェルカバー)の一部(重さ約63トン)が浮き上がっていることがわかった。「爆発の衝撃で跳ね上がったとみられる」と小野明・福島第1原発所長は話す。
内部環境を一通り見極めた後、いったん屋根を閉じ、来年3月から屋根を含むカバー全体を取り外す作業に着手、その後に建物上部や内部のがれき撤去に入る予定だ。作業中は放射性物質が飛散しないようスプリンクラーのような装置で飛散防止剤を常時まきながら進めるという。3号機のがれき撤去で放射性物質が舞い上がって敷地外にまで及んだことからの反省だ。敷地内や境界付近に「ダストモニター」と呼ぶ放射性のチリの測定をする装置を追加的に設置し監視する体制も整えた。
4号機はオペレーティングフロアに覆いかぶさるような構造物を隣接して建て、その内部に作り付けた装置を使って4号機核燃料プールからの燃料取りだしを進めている。東電はこの構造物を「燃料取りだし用カバー」と呼ぶが、カバーという言葉から想像するのが難しい巨大な鉄製構造物だ。プールには事故時に1533体の核燃料があったが、すでに1419体(11月30日現在)が取り出し済みで近くの共用プール(地上階にある)で保管している。取り出しは年内中に完了する見込みだという。
小野所長は「震災や事故で破損したと考えられる燃料はひとつもない」という。4号機プールはひところ「福島第1の最大のリスク」とまで言われた。余震などで壊れたら、使用済み核燃料が散らばって深刻な事態を引き起こす恐れがあると考えられたからだ。その危険性はとりあえず解消される。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO80342380R01C14A2000000/
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