http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/361.html
Tweet |
著書「医者に殺されない47の心得」がミリオン・セラーになった近藤誠医師は、最近マスコミで
話題になることが多く、10月3日にはTBSテレビ「中居正広の金曜日のスマたちへ」(金スマ)に出演した。
近藤氏は、長年の研究と経験から、
(1)がん検診は無意味
(2)がんに早期発見・早期治療のメリットはない
(3)手術や抗がん剤は大半のがんには効果がなく、余命を延ばすことはできない
と主張しており、がん治療の専門家から激しい反発と批判を浴びている。
「【金スマで話題騒然】異端の医師・近藤誠先生-医療界猛反発-」(Naver まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2141233120987768701
「@金スマ、近藤医師が危険すぎるワケ&がんについて正しく理解して」
(無趣味で人付き合いが苦手な女医の家計簿 2014/10/5)
http://jyoi-kakeibo.com/tondemo/4638/
私は医師、専門家でもなく、また幸いがんにかかったことも治療を受けたこともないので、
近藤氏の主張が正しいのかどうかを論ずる立場にはない。
従来のがんに比べ、内部被ばくによるがんは、はるかに悪性度が高いと言われる。
がんの中では比較的進行が遅い甲状腺がんも、被ばくで生じたものはリンパ節転移が非常に速く、
すぐに手術をしないと危ないという。
近藤理論は従来のがんには通用しても、被ばくによる悪性のがんには当てはまらないかも知れない。
ここで私にとって興味があるのは、近藤氏の主張が正しいかどうかではなく、急にマスコミが
近藤氏を取り上げるようになったことだ。
患者が手術や抗がん剤治療を拒否するようになれば、医師も製薬業界も非常に困る。
あくまでも近藤氏は非常識なことを言う異端者として無視し、隅に追いやっておきたい存在だろう。
それをなぜ金スマにまで引っ張り出したのだろうか。
おそらく、これは政府の策略ではないだろうか?
以前の投稿で述べたとおり、今後は被ばく患者が激増し、健康保険が崩壊、医療費の大半は
自己負担となり、富裕層しか満足な医療が受けられなくなる。
「被ばく患者激増で目前に迫る医療大崩壊 暗黒未来の到来」 (拙稿 2014/3/2)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/568.html
今までの何倍、何十倍というがん患者が病院に押し寄せる。
専門医師も設備も限られており、医療費も高騰し、たとえ手術や抗がん剤治療が必要であっても、
大半の人にはお引き取り願うことになる。
だが患者は簡単には引き下がらず、保険料を払っているのになぜ治療が受けられないのかと
怒り狂うだろう。
あふれるがん患者対策に頭が痛い政府にとって、近藤氏の主張はまことに都合がよいのだ。
「がん検診は無意味」、「がんは放置が一番」と国民に刷り込んでおけば、素直に自宅に帰ってくれる。
時間もお金もかかる手術や抗がん剤治療は、何百万円という治療費をポンと払える富裕層にだけ
行なえばよい。
政府にとっては、近藤氏の主張が医学的に正しいかどうかは問題でない。
放置が一番であろうがなかろうが、放置せざるを得ない状況なのだ。
とりあえず、激増するがん患者をうまくあしらうことができればよい。
そのために近藤氏を利用することに決めたのだろう。
近藤氏は放射線治療の専門家である。
政府は、手術や抗がん剤治療から放射線治療へと比重をシフトして、すっかりイメージの悪くなった
「放射線」の汚名挽回も狙っているのかも知れない。
放射線被ばくにより生じたがんを放射線で治療するというのも実に皮肉な話だ。
いずれにせよ近藤氏はいいように利用され、たとえ問題が生じても一方的に責任を押し付けられ
生贄となる可能性がある。
近藤氏の主張が正しいかどうかの専門的な議論はもちろん大切だが、
それを巧みに利用しようとしている政府の思惑にも注意を向けるべきだろう。
政府は激増するがん患者にどう対応するのか、今後のなりゆきを注意深く見守る必要がある。
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素41掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。