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関西電力高浜原発1号機(手前左)と2号機(同右)=11月27日、福井県高浜町で共同通信社ヘリから
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/58625.html
2014年12月1日午後5時30分
関西電力は1日、高浜原発1、2号機で40年超え運転の延長申請に必要な「特別点検」を始めたと発表した。まず原子炉格納容器の鋼板の目視点検に着手。今後は原子炉容器なども含め3〜4カ月掛けて劣化状況を詳細に調べる。点検の結果を踏まえ、来春にも延長申請するかどうか判断する。
高浜の2基や関電美浜1、2号機、日本原電敦賀1号機を含む運転40年前後の全国の古い原発7基について、電力事業者は廃炉か運転延長かの判断を迫られているが、延長を視野に特別点検に着手したのは初めて。高浜の2基について関電は先月26日、再稼働の前提となる新規制基準に必要な安全対策のめどが立ったとして、点検実施を表明していた。
特別点検は▽原子炉容器が核分裂で発生した中性子を浴びてもろくなっていないか▽格納容器の鋼板が腐食していないか▽格納容器内などにあるコンクリートの強度が十分か―などを調べる。
格納容器の鋼板の点検は関電の協力会社が数人体制で行い、高さ約70メートル、内径約40メートルの同容器の鋼板全域にわたって、塗装や塗膜状態を確認する。鋼板の内外面をすべて点検するのは初めてという。
原子炉容器に傷がないかを超音波で調べる検査も、遠隔操作ロボットなどを使って今月上旬に始める方針。いずれも安全上問題がないと判断すれば、運転延長を原子力規制委員会に申請する方向とみられる。
改正原子炉等規制法で、原発の運転期間は原則40年と定められたが、規制委が認めれば、1回だけ最長20年延長できる。全国の古い原発7基が運転延長する場合、来年4〜7月に特別点検の結果を添えて申請する必要がある。延長には、点検結果や延長期間の保守管理方針などの審査だけでなく新基準に基づく安全審査もクリアし、2016年7月までに許認可を受けなければならない。
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