「委員と傍聴者が怒鳴り合い〜環境省専門家会議」 （OurPlanet-TV 2014/11/26）
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1859
（動画あり）

原発事故に伴う住民の健康調査に関して検討している専門家会議で２６日、前回、事務局が提示した中間とりまとめ案の修正について議論が行われた。福島県内 と県外を県境で分ける考え方や健康調査全般をきちんと議論できる場の設置など、委員からは厳しい意見が殺到し、目標としていた年内に提言をとりまとめるの は、厳しい情勢となった。次回の会議日程は未定だという。
　
前代未聞！？〜委員と傍聴者が怒鳴り合い
今回、最も議論が白熱したのは、中間とりまとめ案において、福島県と福島県外を単純に区分けしている点。国立医薬品食品衛生研究所の春日文子委員から「福 島県と福島県外とざっくり分けるのは、あまりにも非科学的ではないか」と異論が出されると、日本医科大学の清水一雄委員からは、「汚染は同心円状に遠くな るにしたがって、低くなるわけではない。福島県内と県外で区別するのは難しい」と指摘した。
　
これに対し、福島県立医大の丹羽太貫特任教授が「福島県外の被曝量は低い」「放射能は、離れて行くほど低くなる、これが常識的知識」と福島県外の汚染を否定。傍聴席から「科学的議論をしろよ」とヤジが飛ぶと、丹羽委員が突然声を荒げて「うるさいから黙れよ！」と席を立ったために会場は騒然。傍聴者は、 「ちゃんとした科学的議論をしろよ！」「ホットスポットがあるでしょう！」「あれ（丹羽委員）をやめさせろ！」などと激しい声がとび、丹羽委員はさらに応 酬。議事が中断する事態となった。
　
甲状腺調査をコホート調査へ！？
この他、重要な論点としてあがったのが、これまで福島県で実施されてきた甲状腺調査をめぐり、とりまとめ案で「コホート調査として充実させる」と掲げた 点。福島県内全地域の甲状腺検査を見合わせ、コホート調査として再出発するとも取れる記述に、やはり春日委員から疑問があがった。これに対し、甲状腺のス クリーニング検査には「利益がない」と継続を否定してきた祖父江がコホート調査の重要性を力説。将来にわたってフォローアップするシステムの確立は重要だ と主張。また、その目的については、「個人の利益ではなく、社会的な利益である」などと述べた。
　
「健康管理」の議論〜どう継続するか
さらに同会議が被曝線量推計に終始し、健康調査の中身や医療支援について深い議論ができなかったことも問題にあげられた。春日委員が、「新たな知見を待つ のではなく、早急に新たな会議を立ち上げるべき」と主張。また福島県立医大の阿部副学長も、「被曝に直接起因する健康リスク、健康問題を議論するという話 だが、原発事故から派生した心、病気は大きな問題。」「省庁間との横断的な連携等との言葉は入っているが、もう少し前向きな、もう少し積極的な表現にして やっていただきたい。そこは国が責任をもって、例えば、厚労省と環境省とが一緒に有識者会議を開いて、福島県に支援していくか議論するというような、踏み 込んだ表現にしていただきたい」と述べた。
　
今回の中間とりまとめ案で、事務局が示している新たな項目は、「コホート研究」のみで、健診の拡充は一切ない。「個人線量計の利用」と「リスクコミュニ ケーション」の拡充により、安心対策をするという方向性だ。福島県外への検査の拡充や省庁横断的な会議の設置などとうった、一部の委員から提言されている 意見は、国の方針の根幹に影響する。事務局の北島智子環境保健部長は、次回の会議でまとめられるかはわからないと、年内にのとりまとめが難しい可能性があるとの考えを示した。また放射線影響健康管理担当参事官室の得津馨参事官は、次回の会合日程はまだ決まっていないとした上で、最終会合を開催せずに、中間とりまとめ案を固める可能性もあると述べた。

-----(引用ここまで)------

御用学者の丹羽太貫(にわ・おおつら) 教授と傍聴人との怒鳴り合いは、2分30秒あたりから。

福島の汚染が少ない地域よりもはるかに線量が高いホットスポットが首都圏にはあるのに、
それを無視して、同心円状に汚染が低くなると議論することはナンセンスです。
汚染の規模を何とか小さく見せかけようとする意図がはっきりわかります。

今さら、そんなウソが国民に通用すると思っているところが痛い。

（傍聴者）「住民の声を聞かないからいけないんだ」

その通り。

国民は、政府・原子力ムラのウソ、デタラメにはもうだまされないということです。
　

コメント
01. 2014年11月29日 04:11:28 : aiMZAOJQqY この丹羽太貫という人は、放射線影響研究所の評議員。ICRPの委員でもある。 http://www50.atwiki.jp/goyo/pages/777.html http://www.rerf.or.jp/intro/org/bod_list/niwa.html http://togetter.com/li/419764 http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-769.html 京都大学理学部卒・動物学専攻、スタンフォード大学で生物物理学を専攻。 医学者ではない。 医学を修めていないものが、なぜ偉そうに安全だと判断できるのか。
02. 2014年11月29日 06:20:20 : bwFzMVs2eU 　　その通り 　　＞国民は、政府・原子力ムラのウソ、デタラメにはもうだまされないということです。 　　　 　　　御用学者の丹羽太貫(にわ・おおつら) 教授　は　事実を直視する学者でも医者でもない 　　　　　　　　　　 　　　人々が特定の方向で受け止めてしまうように、状況や情報を特に、政治家や企業の行為 　　　　　　　　　　　　　　　を伝える情報操作人 　　　　　　　　　　　　　政府の雇われスピンコントローラー 、
03. 2014年11月29日 06:31:09 : bwFzMVs2eU 　　追伸 　　　　　　日本の学者　研究者　医者　が築き上げた事実，真実も　疑われ、失い 　　　　　　　　　　　　無法地帯にしてしまう　ドアホ 、
04. 2014年11月29日 07:49:41 : VcqYjMUDwk 汚染食品の レイティングや条件付き瓦礫焼却推奨で怒号が飛ばないのはおかしい。
05. 2014年11月29日 07:55:33 : StnWwy013c 放射線を浴びる、又は、放射性核物質・死の灰を取り扱う、一般的、 日常的、常識的、歴史的、社会的、法的、 科学的現実を見ない、又は、無視、無きものとする。 人殺し、詐欺、犯罪カルト宗教教団の一員が丹羽太貫。 即、現行犯で取り押さえ、殺処分が合法。
06. 2014年11月29日 09:45:52 : W0bW7rE8DE 一般国民が被ばくしている現実。政・財・官民 は情報を独り占めして公開せず。　何とかして 国民の心の痛みを支援する委員を選定しないと いけない。
07. 2014年11月29日 10:48:22 : Ml7ehf1uEU チェルノブイリでは何千キロも離れたところにホットスポットができた。 日本でも東葛地域のホットスポットは有名だ。 素人でさえ知っている常識を、学者が知らないわけはない。議論も拒否しなくては ならない。御用とは恐ろしいものだ。
08. taked4700 2014年11月29日 11:55:23 : 9XFNe/BiX575U : S3Ws8mcShE http://www.weblio.jp/content/%E3%82%B3%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%88%E7%A0%94%E7%A9%B6 コホート研究（コホートケンキュウ） 特定の地域や集団に属する人々を対象に､長期間にわたってその人々の健康状態と生活習慣や環境の状態など様々な要因との関係を調査する研究をいいます｡ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%88%E7%A0%94%E7%A9%B6 コホート研究 コホート研究（こほーとけんきゅう、cohort study）とは分析疫学における手法の1つであり、特定の要因に曝露した集団と曝露していない集団を一定期間追跡し、研究対象となる疾病の発生率を比較することで、要因と疾病発生の関連を調べる観察的研究である。要因対照研究(factor-control study)とも呼ばれる。 ある基盤（地域、職業など）を元に行なう研究では実験的な介入は行なわない。主に一回の調査を行なう「横断研究」と、二回以上にわたり調査を行なう「縦断研究」があり、後者の中で特に最初の調査の対象者集団をコホートと呼ぶ。コホート研究はこの集団を前向きに追跡しているので、曝露から疾病発生までの過程を時間を追って観察することができる。したがって、疾病の自然史を調べることができる、観察の時間的な順序や論理の流れが実験に近い、複数の疾病についての調査が可能である（特定の曝露の広範な健康影響を調べることができる）、という利点がある一方で、対象としている疾病の発生が稀である場合には、大規模なコホートを長期間追跡する必要があり、時間とコストがかかるという欠点がある（→下記の「利点と欠点」の項目を参照のこと）。 薬剤疫学・産業疫学などで、過去の曝露状況が記録として残っている場合には（診療記録、職業コホートなど）、過去にさかのぼって、コホート研究の情報を得ることができる。時間的な順序は逆転するが、この情報を使って、通常のコホート研究と同じように曝露状況と疾病の発生の関連を調べる研究方法を後ろ向きコホート研究（historical cohort study）という。 観察の対象となる集団は必ずしも人間ではなく、例えばある物質を与えたマウスと与えないマウスの間で癌の発生率を調べるような研究もコホート研究と呼ばれる。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 要するに検査する、または治療する対象を限定するということ？？
09. 2014年11月29日 12:16:37 : 23BljQtcOg 福島原発事故に由来するヨウ素１３１が、１万２千キロ離れた南フロリダのサンショウモドキ（Brazilian pepper）を汚染していた。 最高値は、３月２２日で、４５Ｂｑ／ｋｇ、５月３日の０．８Ｂｑ／ｋｇを最後に、検出しなくなった。 http://enenews.com/radioactive-vegetation-south-florida-1000-above-nrc-reporting-level-due-fukushima-fallout 放射性物質は、真の神、人の真実の姿を示してくれる。
10. 2014年11月29日 17:05:27 : 2uUbJcBodQ 丹羽さんは「今だけ金だけ自分だけ」を披露したかったのでは 披露する必要もなく皆お見通しなのにね〜〜

11. 2014年11月30日 02:58:53 : TGgfYEbPRU コホート研究から漏れた人達が発病しても「放射線の影響とは考えられない・・・」って切り捨てられそうだな・・・。 県民全員を追跡調査したくないってことだから発病しそうもない人ばかりが研究対象になるのかもね・・・。
12. 2014年11月30日 11:12:53 : aiMZAOJQqY 文字おこしはこちら。 「みんな楽しくHappyがいい」　（きーこさんのブログ） http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3982.html きーこさんの指摘よると、丹羽太貫氏の頭頂部は、6月は毛があったのに、 この動画ではハゲており、また咳払いが多くて体調が悪そうだとのこと。 おそらく福島に行くことが多いだろうから、被ばくの影響が出てきているのではないか。 急に激昂するのも、脳の被ばくが原因かもしれない。 放射能の影響はない、大丈夫だという御用学者が被ばくで倒れてはシャレにならない。
13. 2014年12月01日 00:20:00 : W1ZpKzkqOQ 御用学者・・・江戸時代においては虚偽・詐欺・賄賂の３点セットで 官命で岡っ引きにより神妙にお縄についた学者をいう。近代においてはその逆。

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