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「水俣病と原発事故 共通点で広がる福島:水俣両市の輪」
(産経ニュース 2014/11/22)
http://www.sankei.com/premium/news/141122/prm1411220017-n1.html
東日本大震災後から福島と熊本県水俣市の交流が広がっている。10月31日から4日間、水俣市内の中学生約24人が福島県を訪問し、県内の中学生とともに授業や県内の施設などを見学した。共通点があるといわれる水俣病と東京電力福島第1原発事故について互いに理解を深めた上で、未来に向かって歩もう としている。(大渡美咲、写真も)
「わーすごい、放射線って見えるんだ!」
今月1日、福島市の県青少年会館で市立福島一 中の理科教諭、菅野泰英さん(47)の放射線の授業を受けた水俣市の中学生が、驚きの声を上げた。放射線についての基礎知識を学んだ上で、霧箱を使った放 射線の観察などの実験を行った。菅野さんは「身近なものでも放射性物質が出ている」と話し、自然放射線を測る測定器などを使った実験を通じて放射線への理解を深めた。菅野さんは授業で「事故直後、福島の中学生は夏でも窓を閉め切って授業を受けていた」などと話し、福島の食品の検査体制や事故当時の大変な状況についても説明した。
同じ時間帯に福島市の中学生は、水俣病の被害を伝える「語りべ」の杉本肇さん(53)から、水俣病の歴史や現在の水俣市の状況などについて聞いた。その後、福島と水俣の中学生で混成グループを作り、「自分の故郷をこれからどうしていきたいか」などについて話し合った。
今回の交流事業には福島と水俣の中学1、2年生約50人が参加した。もともとは郡山出身で現在は水俣市在住の久保亜希子さん(45)が震災後、避難場所に なっていた郡山市の多目的ホール「ビッグパレットふくしま」に絵本を送ったことをきっかけに、平成24年夏に郡山市の中学生3人が水俣を訪れたことから始まった。徐々に交流は広がり、昨年12月には福島県の中学生約40人が水俣市を訪問した。
水俣病と原発事故は、環境破壊や風評被害、差別や偏見などさまざまな共通点があるといわれている。共通点や違う部分からそれぞれがどのような未来を 築いていけばいいのかを考えていきたいと事業が広がっていった。当初から携わっている実行委員の藤原聡さん(45)は「水俣から学ぶ、水俣の人に知ってもらうという相互で協力し合うことで、さまざまなしがらみがある中で、子供たちの創造性が未来に向けて後押しになるのではないか」と期待する。
3日間の交流事業で、中学生らは、市内で食品の放射性物質検査体制の見学やいわき市の「アクアマリンふくしま」「Jヴィレッジ」などを訪問した。福島一中 2年の森口二千翔(にちか)さん(14)は「水俣病で苦しんでいる人がいるというのは福島と重なる。水俣病から学び、水俣の人には福島の現状を知ってもら い、福島の復興について考えていきたい」、水俣市の袋中1年の長井翔大さん(13)は「福島に来てみてみんなが元気に過ごしていることを知った。福島についてもっと知っていきたい」と、それぞれ話した。
菅野さんは境遇の違う中学生同士が4日間ともに過ごすことで多くのことを学んだと話す。 最終日の意見交換会では、偏見や差別がいじめにつながるということや、心の復興には故郷に誇りを持つことが大切との意見を出した子供がいたという。菅野さんは「水俣の歴史から、これからの福島をどのようにすべきかという課題を解決するヒントを得たのが大きな収穫だった。子供の考え方は柔軟でハッとすることが非常に多かった」と話した。
------(引用ここまで)------
相変わらず、子どもに福島を訪問させるという極めて非常識なことをしています。
しかも訪問先はJヴィレッジ、1F作業員が運んでくる汚染の集積地です。
水俣病と福島原発事故の共通点は、健康被害の原因が最初からわかっているにもかかわらず、
政府が企業とグルになり、御用学者やマスコミを総動員して安全デマを流し、真の原因を隠蔽し、
結果的に被害を拡大させてしまったことです。
全く同じことが今、福島で起きています。
水俣の悲劇の本質を理解している人は、政府・自治体、東電のウソにだまされることなく、
すでに汚染のない土地へ避難・移住しているのです。
(関連リンク)
「全く活かされていない水俣病の教訓 -- 環境省の報告書を読んで類似性に唖然!」
(拙稿 2013/4/7)
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/199.html
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