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決まらない放射性廃棄物の最終処分場、塩谷町「福島で処理すべき」、栃木県「後で掘り起こして路盤に」、国「栃木に建設する」(11/9 NHK)
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Monday, November 10, 2014 東京江戸川放射線
栃木県内で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場を巡り、望月環境大臣は宇都宮市で県内の市長や町長らと会談し、候補地の塩谷町での詳細調査について改めて理解を求めました。
これに対し、建設に反対している塩谷町は、廃棄物は福島県内で処理すべきだという考えを伝え、議論は平行線をたどりました。
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴って発生した放射性物質を含む指定廃棄物について、国は廃棄物が出た都や県で最終処分を行う方針で、このうち栃木県では新たな最終処分場の建設を計画していますが、候補地の塩谷町は建設に反対しています。
9日、宇都宮市で開かれた会議には、望月環境大臣と栃木県の福田知事、それに県内の市長と町長が出席しました。
この中で、望月環境大臣は、「候補地の選定をやり直すべきだという意見が出ているが、きょうの会議で選定手法を再確認したい」と述べ、候補地の詳細調査について改めて理解を求めました。
これに対し、塩谷町の見形和久町長は、候補地の見直しを求めたうえで、「廃棄物は居住が困難な区域に集めるべきだ」と述べ、福島第一原発の周辺で最終処分を行うことを提案しました。
これに対し、望月環境大臣は、「原発事故で大きな被害が出た福島県にこれ以上の負担を強いることは到底理解が得られない」と述べ、それぞれの県で処分する国の方針に変わりがないことを強調し、議論は平行線をたどりました。
一方、福田知事が、「指定廃棄物の放射性物質の濃度が下がったあとに掘り出して路盤対策に利用するなど、跡地を活用する考えはないのか」と聞いたのに対して、望月環境大臣は「しっかり検討したい」と述べました。
環境省はできるだけ早く詳細な現地調査に入りたい考えで、今後も丁寧に説明を続けていきたいとしています。
環境相「引き続き理解を得ていきたい」
望月環境大臣は、「国の方針の見直しは行わず、福島への集約は県民の皆さんの理解を到底得られないということを素直に申し上げた。さまざまな意見はいただいたが、ある程度の理解は得られつつあると感じた。引き続き理解を得るためできるかぎりの努力をしていきたい」と話していました。
「見直してくれという運動続ける」
塩谷町の見形和久町長は、候補地の選定方法について、国や県が、「選定前に行われた市長や町長を集めた会議で了承を得た」としていることについて、「会議の進め方を明確にしてもらわないと対応できない。塩谷町で反対運動が起きたのは、国がやらなくてはならないことをやってこなかったからだ」と述べて、了承はしていないという見解を改めて示しました。
そのうえで、「受け入れるという気持ちが私にはない。国の基本方針を見直してくれという運動を今後も続けていく」と述べ、建設計画を受け入れない考えに変わりがないことを示しました。
撤回求めデモ
会議が開かれるのを前に、最終処分場の候補地となっている塩谷町の住民らが、宇都宮市の中心部でデモ行進を行い、候補地の撤回を訴えました。
デモ行進には、主催した団体の発表で500人以上が参加し、集まった人たちはプラカードや、のぼり旗を手に、「栃木県に処分場はいらない」、「自然を壊すな」などとシュプレヒコールを上げていました。
参加した塩谷町の78歳の男性は、「処理は塩谷町ではなく福島県で行うべきだ。とにかく賛成はできないと伝えたい」と話していました。
また、塩谷町で働いているという宇都宮市の43歳の女性は、「自然が豊かな場所なので、絶対に処分場を作ってほしくないと思い参加した。環境省には考え直してほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141109/k10013068461000.html
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