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東芝と三菱重工が除染ロボットを開発、人が近寄れない原子炉建屋に投入(10/24 日本経済新聞)
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Friday, October 24, 2014 東京江戸川放射線
東京電力福島第1原子力発電所の廃炉に向け、東芝や三菱重工業などが2015年度から原子炉建屋内の放射線量が高い場所を除染するロボットを投入する。手つかずの深刻な汚染源の処理は、政府や東電が進める原子炉本体の解体計画に欠かせない工程で、今後、30〜40年にわたって続く廃炉作業の試金石となる。日本が強みとするロボット技術を持ち寄り、除染によって人が作業しやすい環境を整える。
政府・東電の工程表では20年度以降、最も難しいとされる溶けた核燃料(デブリ)の取り出し作業が控える。準備として17年度にも原子炉の格納容器を修復する作業が始まる。今回の除染場所は1階にあたる。いまだ詳細がわからない原子炉の状態を知り、廃炉に不可欠な調査や作業を阻む障害を取り除く。
東芝はドライアイスの粒を吹き付けて放射性物質を削り取る装置を開発する。昇降式の台車に乗せ、放射線の影響が強い原子炉建屋1階の天井付近の作業にあてる。実証試験で性能を確認したうえで15年度から現場に投入する計画だ。
床は事故で発生したがれきを別のロボットでほぼ取り除いてあるという。東芝のロボットは無限軌道で移動し、遠隔で操作する。
事故を起こした1〜3号機の原子炉建屋はいまも放射線量が高く、人が自由に立ち入れない。1階では、とりわけ高さ約8メートルの天井付近を通る配管などの機器類に付いた放射性物質の影響が大きいという。これを取り除いて、放射線量を下げる効果を見込む。
三菱重工はアームの先端から細かい金属片をぶつけるロボットを開発。日立製作所と米ゼネラル・エレクトリック(GE)の合弁会社である日立GEニュークリア・エナジーは高圧の水を吹き付けるタイプを開発中だ。15年度から順次、現場に送る予定だ。
東芝などは7月までに床や壁の低い場所を除染するロボットの性能も確認済み。政府もロボット開発を支援しており、総動員で作業の効率を上げる。ロボットを確実に制御する技術や故障した際の回収法、除染に使う水などの飛散を防ぐ対策も検討する。
各社の開発を統括する技術研究組合の国際廃炉研究開発機構(IRID)によると、最も放射線量が高い3号機建屋1階は毎時16ミリ〜125ミリシーベルトに達する。除染に加えて壁などで放射線を遮る対策も打ち、作業空間の線量を毎時3ミリシーベルト以下に引き下げる計画だ。
この水準を実現できれば「人が建屋に入りやすくなり、原子炉の様子がもっとわかるようになる」(IRID)見込み。
人が近づければ、原子炉の中心部にも探査ロボットを送り込みやすくなり、内部の様子が詳しく把握できるとみている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG23H0J_U4A021C1MM0000/
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