38. 3流人 2014年10月26日 03:14:41
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>日本の眼科・放射線眼科医学会の研究内容に詳しいのか今、少しずつくわしくなってきている。 現状、この3年間の白内障の増加は、福一原発事故由来の放射能の影響なのかどうかについて明確に答えられる眼科医は、私の調べた限りではいない。 もちろん、現在、私の知らないところで、白内障の発症の増加と、福島原発事故による放射性物質の拡散について研究している学者がいて、いずれその研究成果が発表されるかもしれない。 そうしたら、私はその知見を私の判断の根拠の一つとして付け加えるだろう。 しかし、その学者の言うことを丸のまま信じ込んだりはしない。 >「あなたはこの3年間の白内障の増加の原因の究明について、研究したのか」という私の問 多摩散人氏は、自分の問いを勝手に変更しているではないか。 このスレッドにちゃんと残っているように、多摩散人氏は、「白内障」について、何か分かりましたか。」と私に尋ねた。 そこで、私は 「私は『白内障』について考察しているのではなく、被曝と白内障の発症の関連、および、それを元にした今後の被曝による健康被害と、日本国の将来、および自分の身の振り方について考察しているのである。」 と明確に答えてさしあげた。 さらに分かりやすく述べると、「白内障そのもの」について考察しているのではなく、「被曝と白内障の発症の関連」について考察しているのである。 これは、今更のように多摩散人氏が持ち出してきた「この3年間の白内障の増加の原因の究明について」という問題に近い。 多摩散人氏は、自分の最初の問いをごまかして、私が答えてさしあげた問いに近いものにすり寄ってきているが、その発言には何とはなしに卑劣・卑屈な匂いが漂う。しかし、それは、私の個人的な印象にすぎないのかもしれない。 その点については、このスレッドを読んだ人々が、各自、判断されるのがよかろう。 さて、「この3年間の白内障の増加の原因の究明について」という問いには、私は既に私の考えを答えている。 それは、繰り返せば、以下の通り。 ・被曝と白内障の発症に関する関連性は、この点について研究したほぼ全ての学者が肯定している。(否定している説は見つからなかった。) ・上記における「しきい閾値」は「ない」という説の方が、次第に強くなってきている。 ・つまり、どれほど低い値の被曝でも、白内障発症の原因となり得る。 ・福島および周囲の東日本では、白内障の患者数が、単に高齢化から予測される以上に増加している、というのは事実であると判断。 ・上記について、原発事故による被曝による、と考える一定の合理性がある。 ・白内障は、被曝による健康被害の一つにすぎない。 ・白内障の陰には、さらに深刻なさまざまな健康被害が存在するであろう。 ・本来、政府は、チェルノブイリ当時のソ連のように、被曝と住民の健康についての大規模かつ総合的・本格的な調査をするべきであった。(これは、今からでも遅くはない。) ・上記を行なわないのは、一種のごまかし政策・棄民政策である。 ・棄民政策をとるような政府は、長くは(たとえば今後100年)持たない可能性がある。「信なくば立たず。」 ・私事であるが、私は仕事の関係先から、「もっと近くに来てはどうか」と誘われていたが、東の地方への引っ越しはやめることにした。 「この3年間の白内障の増加は、福一原発事故由来の放射能の影響なのかどうか」という問題に答えられる研究者は、現在の日本にはいない。 なぜなら、その問題を研究している者がいないからだ。 私が主張したように、事故直後から被曝による健康被害について、政府が総合的な調査を行っていれば、答えられる(と称する)学者も出てきただろうが。 ただし、その学者の言うこともまた、丸のまま信じるわけにもいかない。 たとえば、水俣病のとき、政府は調査を行い、学者にいろいろと発表させたが、それが間違いばかりだつたことが、今となってはわかっているという現実があるからだ。 ちなみに多摩散人氏が言っていた「知り合いの眼医者に聞く」などというのは、非常に愚かしいことで、これは以前のスレでも指摘してさしあげたが、一般の眼医者は白内障に詳しいかもしれないが、「被曝と白内障の発症の関連」については、ほとんど知識もなく、研究もしていないだろう。 ただし、多摩散人氏の知っている眼科医が、「以前から被曝と白内障の関係について多大な関心を持ち、独自に研究を重ねてきた」というのならば、その人の語ることには、その人の主張を是認するかどうかは別として、耳を傾ける価値はある。 さて、この3年間の白内障の増加は、福一原発事故由来の放射能の影響なのかどうか。という点について答えられる学者がいない以上、次は質問をもう少し抽象的にして、「被曝と白内障発症に関連性はあるか」という質問をすることになる。 その質問については、ネット上に無数と言える解答が存在し、そのほとんどすべてが「被曝と白内障の発症には関連性がある」というのである。 次に、「では、被曝量の多寡と発祥の関連性は?」と問うことになるだろう。福島原発事故によって放出された放射能の量はチェルノブイリ事故を超えたことは、現在、多くの調査機関の結果、定説となりつつあるが、それが国土にどのくらい降り積もっているかについては諸説あるからだ。 そこで、被曝量が少量ならば、白内障は発症しないという可能性もある。 言いかえると、被曝による白内障の発症に関して、「しきい値はあるのかどうか」という問題だ。 さて、この問題についての答えは学者の間で分かれている。 しかし、先にも記したように、「しきい値はない」という説の方が近年、主流になりつつある。 以上から合理的に推論できることは、 ・「この3年間の白内障の増加は、福一原発事故由来の放射能の影響である」と考えるのは妥当である。 ・チェルノブイリの先例と考え合わせると、白内障と重なって、他の健康被害も広がっていると考えるのが妥当である。 以上は合理的な推論だが、まだ科学的に証明されたとは言えない。 「科学的に」というためには、他の多くの照明のための手続きが必要だからである。 そのためには、患者への聞き取り調査を始めとする本格的な調査・研究がなされなければならない。 また、「科学的に立証された」と学者が言っても、それが真実だとは限らない。過去、非常に多くの「科学的に立証された結論」が示され、そのほとんどが「より新しい科学的な立証」によつて覆されてきている。それが科学の歴史。 森鴎外の誤った説も、本人は(そして、それに追随した多くの学者も)科学的に立証された説だと考えていたのだ。 しかし、健康被害を避けるためには、科学的に厳密な照明を待つ必要はない。 つまりは、脚気の予防と同じであり、EUによるネオニコチノイドの規制と同じである。
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