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15日、新華社は中国の核開発の拠点だった青海省海北チベット族自治州の「221工場」の退職者約500人が暮らす団地を取材した。写真は221工場跡地。現在は一般公開されている。
核開発工場の退職者=「原爆製造に従事、知らされていなかった」「50歳で歯が全て抜け落ちた」―中国
http://www.recordchina.co.jp/a95847.html
2014年10月17日 6時47分
2014年10月15日、新華社は中国の核開発の拠点だった青海省海北チベット族自治州の「221工場」の退職者約500人が暮らす団地を取材した。以下はその概要。
1964年10月16日、中国は同工場で製造された原子爆弾を使って初めての核実験に成功した。50年が過ぎ、当時の「歴史の功臣たち」は全国各地に散らばり、平凡ながらも幸福な生活を送っている。同工場を退職した500人余りが暮らす団地が安徽省合肥市にある。
76歳になる王遂徳(ワン・スイダー)さんは当時を振り返りこう話す。
「信じてもらえないかもしれないが、64年の核実験成功まで、自分が核開発という偉大な事業に従事していることを知らなかった。当時の様子を伝えるテレビ番組を通じて知った」
核実験後の清掃作業を担当した任鉄(レン・ティエ)さんは、放射能の影響で、50歳ですべての歯が抜け落ちた。だが記念勲章を手にし、自慢げに微笑むその姿から「苦痛」は感じられない。
国営221工場は80年代に役目を終え、その跡地は西海鎮と名付けられた小さな町に変わった。退職者は河北、山東、青海、安徽の各省で新生活を始めた。
老人たちは時間を見つけては集い、籠に入れた鳥を連れて散歩を楽しんでいる。「当時の過酷な生活や厳しい気候に比べれば、ここでの暮らしは快適さ」と王さんは話す。(翻訳・編集/NY)
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