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除染された田んぼで採られた土。写真のサンプルは、山砂の厚さが約15センチ(容器の上半分)=8月30日、福島県飯舘村須萱
再生しない福島の農地、除染作業で水田が土砂で覆われる、福島県飯館村(10/13 河北新報)
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Tuesday, October 14, 2014 東京江戸川放射線
福島第1原発事故後の除染作業が進む福島県飯舘村で、環境省の委託で村が除染工事を発注した田んぼが、最大で厚さ15センチもの山砂で覆土されていたことが、NPOの検証で分かった。環境省の農地の汚染土はぎ取りの基準は「約5センチ」だが、約3倍の耕土が失われたことになる。村内での農地除染は今後本格化するが、再生の具体策はまだない。
◎農家「復田できるのか」
調査は8月下旬、村の農家と研究者らでつくるNPO法人「ふくしま再生の会」が同村須萱地区で行った。山間の田んぼ約100枚の除染を村が代行発注し、昨年1月から1年かけて業者が表土をはぎ、山砂を覆土した。
同会は除染前、現地の放射線量や土壌の放射性物質の濃度を測っており、その事後検証だった。
1回目の調査は3枚の田んぼの5地点で、長さ15センチの筒型容器を土に刺してサンプルを採った。分析した結果、このうち3地点のサンプルがすべて山砂だった。
同会は「他の田んぼでも5センチ以上の表土がはぎ取られた可能性がある」(田尾陽一理事長)と再調査をし、計20枚で深さ30センチまで土を採取した。分析中だが「山砂は平均十数センチ」とみている。
村除染推進課は過度のはぎ取りを認め「5センチの基準を守るのは当然だが、現場で(はぎ取りの)重機を操縦する作業員の腕によって差が出ているのは否めない」と話す。
環境省による村内の農地除染の進捗(しんちょく)は、8月末現在で計140ヘクタール(計画の6%)。完了箇所は山砂に覆われ、覆土の実情は未検証だ。「引き渡されても、山砂からどうやって復田できるのか」と戸惑う農家が多い。
「基準通りに土をはぐ新機材が配備され、作業は改善できる」と同課は話すが、農地再生策は後手に回っている。「環境省が地力回復の工法を検討中で、来年度は除染と併せて発注できる」という。
調査に参加した溝口勝東大大学院教授(土壌物理学)は「山砂に埋もれた田んぼも、改良技術と時間があれば再生は可能だ。心配は農家側の意欲。応援する仕組みをどう作れるかだ」と話す。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141013_63017.html
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