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原発日誌(292)北海道の少女の涙の訴え
http://ameblo.jp/masaya1015/entry-11938289892.html
2014-10-13 07:34:41NEW ! 疲労困憊したおじさんのブログ
次の話は先だっても取り上げた福島、浜岡、東海、美浜などで約二〇年間にわたって原発の現場監督をされ、被曝によりガンに冒され58歳で亡くなられた平井憲夫さんが北海道で講演されたときのお話ですが、私はずっと前から覚えているのですが、こうしてあらためて文章に接すると涙が溢れてきます。
この少女の訴えを私たち大人がどのように受け止めるか、見過ごすわけにはいかないのです。
この責任は誰にあるのか、主犯は誰なのか、法的構造にあるのか・・
前回の記事【秘密法でブロガーも処罰】へのコメントありがとうございました。参考にさせていただきます。今回もコメントをお待ちしています。
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【北海道の少女の涙の訴え】
しかし、こうした驚愕の事実を次々にあきらかにした平井さんは、最後に、「どこへ行っても、必ず次のお話はしています。あとの話しは全部忘れてくださってもけっこうですが、
この話だけはぜひ覚えておいてください。
と言って、北海道で出会ったひとりの少女の話を語り始めるのです。それは彼が北海道の泊原発の隣町で、現地の教職員組合主催の講演会をしていたときのことでした。
「その講演会は夜の集まりでしたが、父母と教職員が半々くらいで、およそ三〇〇人くらいの人が来ていました。その中には中学生や高校生もいました。原発はいまの大人の問題ではない。私たち子どもの世代の問題だと言って聞きに来ていたのです。
話がひととおり終わったので、私がなにか質問はありませんかというと、中学二年の女の子が泣きながら手をあげて、こういうことを言いました。
『今夜この会場に集まっている大人たちは、大ウソつきのええかっこしばっかりだ。
私はその顔を見に来たんだ。どんな顔をして来ているのかと。いまの大人たち、とくにここにいる大人たちは、農薬問題、ゴルフ場問題、原発問題、なにかと言えば子どもたちのためだと言って、運動するふりばかりしている。私は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで、二十四時間被曝しつづけている。原子力発電所のあるイギリスのセラフィールドでは、白血病の子どもが生まれる確立が高いということは、本を読んで知っている。私も女の子です。年ごろになったら結婚もするでしょう。私、子どもを生んでも大丈夫なんですか?』
と、泣きながら三〇〇人の大人たちに聞いているのです。でも、だれも答えてあげられない。
『原発がそんなに大変なものなら、いまごろでなくて、なぜ最初につくるときに一生懸命反対してくれなかったのか。まして、ここに来ている大人たちは、二号機もつくらせたじゃないか。だから私はいままでの倍、放射能を浴びている。』と。ちょうど、泊原発の二号機が試運転に入ったときだったのです。
『なんで、いまになってこういう集会をしているのか、〔意味が〕わからない。もし私が大人で自分の子どもがいたら、命がけで体を張ってでも原発を止めている』と言う。
私が『そういう悩みをお母さんや先生に話したことがあるの』と聞きましたら『この会場には先生やお母さんも来ている。でも、話したことはない。』と言います。『女の子どうしではいつもその話をしている。結婚もできない。子どもも生めない』って。
(略)
これは決して、原発から八キロとか一〇キロの話ではない。五〇キロ圏、一〇〇圏でそいうことがいっぱい起きているのです。」
(日本はなぜ、〔基地〕と〔原発〕を止められないのか)よりここまで転載
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この12歳の少女の訴えをここまで読まれてどのように思われましたか?これこそがほんとうの訴えであり、素直で正直な訴えです。涙なくして読めません。平井さんはどこの講演においても最後にこの話をされたそうです。他の話は忘れてもらってもこれだけはと・・たんなる、原発安心神話に反対する訴えでしょうか・・いや決してそうではないのです。そして、これには日本国憲法の上位にある”日米原子力協定”という抜き差しならない問題も見えてくるのです。今後私たちが原発に反対して行くにはこの憲法の上位に君臨する”日米原子力協定”という問題を解決しなければ、こうした少女の訴えは数限りなく出てくるのです。そしてもうひとつ、選挙においてどのような候補者(国会議員)でも公約というのを掲げます。しかし、その公約が守られたことがあるでしょうか?いざ議員になればどこ吹く風のように反転するのです。これはなぜでしょうか・・是非考えて下さい・・
最後に平井憲夫さんが講演でお話された最後のところをお読み下さい。
「だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんどん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。これをどうしても知って欲しいのです。」・・みなさんの感想をお待ちします・・・
2014・10・13 船橋市自宅より
文責・執筆・ブログ管理:弓場清孝(実名)
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