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新たに福島原発の地下水を1511トン放出！放出総量は計約3万6000トンに！東電「汚染水を１日最大80トン抑制した」
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2014/09/19 Fri. 21:00:21 真実を探すブログ
9月18日に東京電力が地下水バイパスで福島第一原発の地下水を1511トン放出しました。この地下水からは今も放射性トリチウムを1リットルあたり200ベクレル以上も検出していますが、東電は基準値以下としてそのまま垂れ流しています。地下水バイパス計画は今年5月から行われており、今までの累計放出量は約3万6000トンです。
また、同日に東電は地下水バイパス計画の評価資料を発表しました。東電が発表した評価資料によると、建屋に流れ込む前の地下水を山側でくみ上げて海に流す「地下水バイパス」によって、汚染水が増える量を1日あたり最大で80トンに抑えられたとのことです。
地下水をくみ上げている場所の周辺の3か所では、これまでに地下水の水位がいずれも20センチほど低下していることから、東電は地下水バイパスの効果があったとしています。
1リットルあたりの汚染が200ベクレルだとしても、1万トン（1トン＝1000リットル）で20億ベクレルです。これを既に3万6000トンも放出したということは、70億ベクレル以上の放射性トリチウムを海に放出したということになります。東電は地下水バイパスで汚染水を減らせたと喜んでいるようですが、減らせた量は水位にして僅か20センチ程度です。
こんな気休め程度の減少で喜ぶ前に、前から鉄筋コンクリート製の丈夫な壁を地中に作るべきでした。現在建設中の凍土壁も試験運用で失敗していますし、東電は細かいお金をケチった結果、それ以上の出費をしているように見えてしまいます。海を汚染する地下水バイパスよりも、今直ぐに遮水壁を全力で作るべきです。
☆福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク（Ｇｒ１）からの排水について（続報）
URL http://www.tepco.co.jp/cc/press/2014/1242032_5851.html
引用：
平成26年９月18日
東京電力株式会社
地下水バイパス一時貯留タンク(Ｇｒ１)からの排水についての続報です。
本日（９月18日）午前10時８分より海洋への排水を実施していましたが（お知らせ済み）、同日午後４時20分に排水を終了しました。
排水終了後に漏えい等の異常がないことを確認しております。
排水量については1,511トンでした。
：引用終了
☆地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について
URL http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140917_08-j.pdf
☆地下水バイパス稼働に伴う地下水の状況について
URL http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140918_06-j.pdf
☆東京電力「汚染水１日最大８０トン抑制」
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140919/k10014712471000.html
引用：
9月19日 4時32分
東京電力は、福島第一原子力発電所の汚染水の増加を抑えるため、建屋に流れ込む前の地下水を山側でくみ上げて海に流す「地下水バイパス」によって、汚染水が増える量を１日当たり最大で８０トン抑えられているとする初めての試算を示しました。
福島第一原発では、原子炉建屋などに１日当たりおよそ４００トンの地下水が流れ込んで汚染水を増やし続けているため、ことし５月から建屋に流れ込む前の地下水を山側でくみ上げて海に流す「地下水バイパス」と呼ばれる対策が行われていて、これまでにおよそ３万６０００トンが海に放出されています。
：引用終了
☆地下水バイパス汲み上げ 4/9/2014
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