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朝日新聞 誤報問題は「プロメテウスの罠」つぶしなのか?!
福島第一原発所長だった吉田昌郎氏の調書の誤報問題は「プロメテウスの罠」というかなり優れた原発告発のシリーズ記事潰しだった可能性がある。今回の誤報を担当した記者グループが「プロメテウスの罠」の担当に含まれていたということだ。
2013年11月に掲載の「(プロメテウスの罠)医師、前線へ:22 聞く度に話変わった」では、長崎大教授であり、福島県の原発事故後の被ばく管理政策を実質的に担った山下俊一氏へのインタビュー内容が記されていて、その内容は衝撃的だった。山下氏の発言:「3月23日にスピーディの結果を見て、ありゃーと」を引用し、実質的に安定ヨウ素剤の服用が必要だったと山下氏が認めたということを報じていたからだ。
この問題はとても重要なことであり、被曝被害がかなり深刻な形で福島県だけでなく非常に広範囲に起こる可能性を示唆するものだ。逆に言えば、こういった報道がされていながら、未だに甲状腺がん頻発の原因を被曝だと認めていない福島医大やその他関係者が存在するということが、今後の日本の地獄絵図を暗示している。
福島第一原発事故の確か数か月後、IAEAの担当者が視察に来て、「今後、長期にわたって日本が衰退することは確実だ」というようなことを感想として述べたというが、このままでは本当に近い将来、日本民族は滅ぼされてしまうかもしれない。
福島第一原発事故については隠されていることがいっぱいある。タブーになっていることが幾つもあるのだ。その一つ一つについて、関係者にはそれなりになぜタブーにするかの理由づけがされているのだろう。しかし、多分、そういった理由づけ自体がより大規模な誘導の一部である可能性が強い。なにせ、日本は戦後70年近く、世界の核廃棄物処分場となるべく誘導されて来ているからだ。電力会社にしても、専門家・学者にしても、官僚や政治家にしても、全てがその誘導の下で現在の地位を得ているのだから、タブー化することなどかなりたやすいことのはずだ。そうやって、互いにウソをつきあいながら全体が破滅へ誘導されていることに目をつむる。これが今の日本の実態だ。
しかし、無視したところで、被曝が無くなるわけではない。高レベル核廃棄物が無くなるわけではない。朝日新聞には今後も頑張って反原発姿勢を貫いてほしいし、他のマスコミ各社も「(プロメテウスの罠)医師、前線へ:22 聞く度に話変わった」で書かれたような内容の、本当に価値のある報道を続けていただきたい。なんとか滅亡を回避しなければいけない。
2014年09月13日04時05分 武田信弘 ジオログ(http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700)はヤフーブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700)へ移行しました。CN:3211 SN:3354
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