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川内原発、再稼働へ 過酷事故必至の究極見切り発車(田中龍作ジャーナル)
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/264.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 10 日 21:40:06: igsppGRN/E9PQ
 

川内原発、再稼働へ 過酷事故必至の究極見切り発車
http://tanakaryusaku.jp/2014/09/00010015
2014年9月10日 17:41 田中龍作ジャーナル



日頃は飄々としている田中委員長だが、きょうは表情も硬く下を向いたままだった。=10日、原子力規制庁 写真:筆者=


 どんな手を使ってでも原発を再稼働させたい安倍政権の姿勢が露わになった。


 ウソで塗り固めた九電・川内原発の審査書案を、原子力規制委員会がきょう、承認したのである。再稼働への合格証書が与えられたのだ。


 川内原発は地元の同意さえ得られれば、今冬にも再稼働する。


 安倍首相が九電・貫正義会長に約束したとされる川内原発の再稼働をめぐっては、パブコメで多くの疑問が投げかけられていた。危険性が指摘されていたと言った方がよいだろう。きょうは寄せられたパブコメ(1万7,819通)の審査が行われた。


 筆頭に挙げられていたのが姶良カルデラの巨大噴火である。桜島を含む姶良カルデラが噴火すれば火砕流が川内原発に達することもある、と火山専門家は見ている。


 2〜3ヵ月前に噴火を予知できたところで、使用済み核燃料をすべて取り出すのは不可能だ。川内原発は世界一恐ろしい原発とも言える。


 にもかかわらず巨大噴火の予知にあたって九電は、自らに好都合な学説を主張していた。巨大噴火は当分起こりそうにないというのである。


 きょう午前、開かれた審査会合で、原子力規制委員会(有識者)はこの学説を追認した。


 基準地震動についても大きな疑義が投げかけられていた。


 原子炉や建屋などを設計する際、構造や強度の規準となる「基準地震動」を、九電は過小評価していた。


 原子力規制庁(官僚)は「九電は断層の長さを見直している」などとかわした。


 求められているコアキャッチャーと二重の格納容器について、原子力規制庁は「他の方法でも問題ない」とした。「他の方法」とは何なのかは、一切明らかにしていない。



「きょうは形だけの決定をしないで下さい。住民の声を聞いてほしい」。鹿児島市から駆け付けた女性は原子力規制庁の職員に要請書を手渡した。=10日、原子力規制庁前 写真:筆者=


 飛行機やミサイルが突っ込んだ場合のテロについては「発生確率が小さい事象についてはこれを想定し対策を実施することを要求していない」と楽観した。そのうえで「原子炉が大規模損壊する事象が発生した場合における体制の整備を要求している」とした。


 対策が施されているというわけではないのだ。「(申請者は)見直している」「(規制庁は)体制の整備を要求している」に過ぎないのだ。見切り発車以上のデタラメである。


 原子力推進院と揶揄された旧原子力保安院出身者たちは、恥ずかしげもなく申請者(九電)の代弁者となった。


 肝心要の住民避難については、きょうは全く議論されないままだった。


 パブコメに対する規制委員会の審議は駆け足で50分間行われたが、委員から異論らしい異論は出なかった。裏で規制庁と打ち合わせができているのではないかと思わせるほどだった―


 大島賢三委員「いずれにしても基本的には審査書案、回答案というのは非常に丁寧に検討された結果であり、私としてはこの決定を承認したい」。


 中村佳代子委員 「ご意見については非常に科学的な技術的合理的な答えを出していると判断しました」。
 
 続いて田中俊一委員長が「修正案について、この審査書はこれで了承するということで良いでしょうか?」と聞いた。委員を一べつし「ありがとうございました」と締めくくると傍聴者から怒号が上がった。11時20分きっかりだった。


 田中委員長は、あらかじめ取り付けていた原子力委員会と経産大臣の了承について職員から説明させた。そこでもまた異論は出なかった。


 そして、「本件について全ての委員から設置変更許可について賛成との見解をいただきましたので、原子力規制委員会として九州電力川内原発の設置変更許可を認めます」と宣言した。これが11時30分。


 パブコメの審議と併せてわずか1時間で再稼働承認の結論が出たのである。


 原子力規制委員会は、業者や政府から影響を受けない高い独立性を謳い文句に発足したはずではなかったか。


 安全神話の復活よりもひどい。2014年9月10日は、過酷事故の再発に向けてスタートを切る日となった。


 

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コメント
 
01. 2014年9月10日 21:55:30 : nCzwuILzak
大飯か川内かという違いだけで安倍政権のやろうとしていることと野田政権のやったことはほとんど変わりない。裏で暗躍している人物が同じだから当然だが現実問題として究極的には血を流す覚悟をしないと簡単にはこの体制はひっくり返せない。

02. 2014年9月10日 23:00:46 : jcidK9EhLJ
田中龍作さん、なぜ小沢さんは鹿児島2区補選、再稼働賛成の民主党を支持したのですか?

これでも田中さんは小沢さんの支持、続けるのですか?
   


03. 2014年9月10日 23:06:08 : nCzwuILzak
川内原発の審査書 正式決定

川内原子力発電所について、原子力規制委員会は、九州電力の安全対策が新しい規制基準に適合しているとする審査書を正式に決定しました。
これで川内原発は新基準の審査に合格した初めての原発となり、今後は、地元自治体の同意などの手続きがどのように進むかが焦点になります。
原子力規制委員会は、ことし7月、川内原発1号機と2号機で進められている九州電力の安全対策について、新しい規制基準に適合しているとする審査書の案をまとめ、一般からの意見を募集しました。
10日の規制委員会には、寄せられた1万7000通あまりの意見を踏まえて表現を修正した審査書が示されました。
地震や火山、重大事故などへの対策をもっと厳しくすべきといった意見が多く寄せられましたが、結論に変更はないとして、規制委員会は全会一致で審査書を正式に決定しました。
今回、募集の対象にしていない防災などに関する意見には審査とは別に対応がとられるとしています。
決定の際、委員会の傍聴者からは「納得できない」「火山対策をもっと議論しろ」などの声が上がっていました。
川内原発は、3年前の原発事故後に作られた規制基準の審査に合格した初めての原発となり、今後は地元自治体の同意など再稼働に必要とされる手続きがどのように進むかが焦点になります。
法律の定めはありませんが、九州電力は自主的に結んでいる安全協定に基づいて、原発が立地する薩摩川内市と鹿児島県の同意を得たいとしています。
ただ今回決定した審査書以外にも詳しい設備の設計や原発の運用体制について規制委員会の認可を受ける必要があり、地元の同意が得られた場合でも九州電力が目指す川内原発の再稼働は早くて12月以降になる見通しです。

09月10日 12時59分

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5054464151_m.jpg
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5054464151.html

審査書正式決定に市民は

川内原子力発電所について、原子力規制委員会が新しい規制基準に適合しているとする審査書を正式に決定したことを受けて、川内原子力発電所がある鹿児島県薩摩川内市の住民に聞いたところ、再稼働に賛成する声と反対だとする声、それに、戸惑いの声も聞かれました。
このうち、78歳の男性は、「福島の原発事故の問題は終結していないのにこのまま再稼働にむけて話が進んだら、次世代の子どもたちにどう説明すればいいのかわからない。万が一、事故が起きた際に、無事に避難できるとは思えず再稼働にはとうてい賛成できない」と話していました。
一方、20代の女性は、「薩摩川内市にずっと住んでいますが特に不安に感じたことはありません。
原発によって潤ってきた町なので早く再稼働してもらいたい」と話していました。
また、30代の女性は「原発が再稼働すれば街の経済が活性化するかもしれないので、再稼働には賛成です。ただ、福島の原発事故でまだ、避難している人たちがいることを考えると、万が一の事故への不安はぬぐいきれません」と話していました。

09月10日 21時03分

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5054455281_m.jpg
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5054455281.html?t=1410357838001


04. 2014年9月10日 23:17:57 : nCzwuILzak
川内原発 新基準審査に合格
09月10日 18時19分

九州電力の川内原子力発電所について、原子力規制委員会は、安全対策が新しい規制基準に適合しているとした審査書を決定しました。
新基準の審査に合格した原発は初めてで、九州電力は、引き続き、安全確保に取り組んでいくとしています。
原子力規制委員会は、ことし7月、川内原発1号機と2号機で進められている九州電力の安全対策について、新しい規制基準に適合しているとした審査書の案をまとめ、一般からの意見を募集しました。
東京で行われた規制委員会の10日の会合では、意見募集に寄せられた1万7000通あまりの意見を踏まえて表現を修正した審査書が示されました。
地震や火山、それに重大事故などへの対策をもっと厳しくすべきといった意見が多く寄せられましたが、結論に変更はないとして、規制委員会は、全会一致で審査書を正式に決定しました。
川内原発は、3年前の東京電力福島第一原発の事故の後に作られた新しい規制基準の審査に合格した初めての原発となり、九州電力には川内原発の再稼働に必要な許認可の1つの「設置変更許可」の文書が手渡されました。
九州電力の中村明上席執行役員は「今回の許可に基づいて設備の運用を確実に実施して原発の安全確保につとめたい。再稼働に向けては、まだ設備の詳細設計の認可などの手続きがあるので着実に進めていきたい」と話していました。
今後は、地元自治体の同意など再稼働に必要とされる手続きがどのように進むかが焦点になりますが、九州電力は自主的に結んでいる安全協定に基づいて、原発が立地する薩摩川内市と鹿児島県の同意を得たいとしています。
ただ、今回決定した審査書以外に、詳しい設備の設計や原発の運用体制について規制委員会の認可を受ける必要があり、地元の同意が得られた場合でも、九州電力が目指す川内原発の再稼働は早くて12月以降になる見通しです。

http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20140910/4464091_5014464091_m.jpg
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20140910/4464091.html

“川内原発再稼動慎重対応を”

鹿児島県にある川内原子力発電所について、10日、原子力規制委員会は、安全対策が新しい規制基準に適合しているとする審査書を正式決定しました。
県内でもっとも川内原発に近い水俣市の市長は、再稼働について引き続き慎重な対応を求めるコメントを出しました。
原子力規制委員会は、ことし7月、川内原発1号機と2号機で進められている安全対策について、新しい規制基準に適合しているとする審査書の案をまとめ、一般からの意見を募集しました。
地震や火山、重大事故などへの対策をもっと厳しくすべきといった意見が多く寄せられましたが、規制委員会は結論に変更はないとして、全会一致で審査書を正式決定しました。
今後は地元自治体の同意など再稼働に必要とされる手続きがどのように進むかが焦点になり、再稼働は早くても12月以降になる見通しです。
川内原発からおよそ40キロの距離にある水俣市の西田弘志市長は、「避難計画などのソフト面に関しては課題があり、再稼働については、市民が安全・安心な生活を送れるよう引き続き慎重に対応してもらいたい」とコメントを出しました。

09月10日 21時05分

http://www.nhk.or.jp/kumamoto/lnews/5004502601_m.jpg
http://www.nhk.or.jp/kumamoto/lnews/5004502601.html?t=1410358525145

川内原発「合格」 佐賀県内は

鹿児島県の川内原発が、全国の原発で初めて新基準の審査に合格したことについて、玄海原発を抱える佐賀県内の反応です。
玄海原発が立地する玄海町の岸本英雄町長は、「日本の将来と国民の生活を守るためには原発は必要で、川内原発が審査に合格して、原発の再稼働に向けて少しずつ段階が進んでいることについては一定の評価ができる」と話しています。
また、今後、焦点となる、地元の同意について、岸本町長は、「地元の同意は、立地自治体のみでよく、周辺の自治体の意向は県がくみ取った上で、同意するかどうか県が判断すべきだ」と話しています。
玄海原発の30キロ圏に入る伊万里市の、塚部芳和市長は、「今後、立地自治体を中心に地元の同意の手続きが行われると思うが、福島の事故での被害の広がりを踏まえて、周辺自治体が、同意の手続きの蚊帳の外に置かれないよう配慮をお願いしたい」とコメントしています。
また、「周辺自治体は立地自治体と違い、避難計画や避難道路、情報連絡体制などの防災対策が大幅に遅れているので、こうした点についても配慮をお願いしたい」としています。
佐賀市の中心部では、10日夕方、原発に反対している市民グループ、「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」のメンバー5人が、川内原発が審査に合格したことに抗議する活動を行いました。
市民グループの石丸初美代表は原子力規制委員会の田中俊一委員長が審査に合格したとしても事故のリスクは残るという考えを示していることに対して、「審査はするが安全とは言っていないといい、まるで国民を馬鹿にしたような基準だ。そのような審査を通ったからといって安全なはずはなく、到底納得できない」と話しています。
佐賀県内の8つの商工会議所でつくる佐賀県商工会議所連合会は、9日、唐津市で開いた会合で玄海原発の早期の再稼働を求める要望書をまとめています。
この中で、連合会は、「九州のすべての原発が停止して以降、電気料金が値上がりしたため、小売り業や製造業を中心に過酷なコスト負担を強いられている」としています。
その上で、「新規制基準を満たして安全の確保に努めることが前提だが、地域経済の発展のためには、電力の供給不足があってはならない」として、原発の早期の再稼働を求めるとしています。

09月10日 19時48分

http://www.nhk.or.jp/saga/lnews/5084455041_m.jpg
http://www.nhk.or.jp/saga/lnews/5084455041.html


05. 2014年9月11日 06:33:10 : bwFzMVs2eU
 >田中委員長は、あらかじめ取り付けていた原子力委員会と経産大臣の了承について職員から説明  させた。そこでもまた異論は出なかった。

 多数決と言う村内のでキチガイ原子力委員会全員賛成と天皇と勘違いしてるアホ経産大臣の了承

        アホもキチガイも責任は取らないココだけは ずる賢い


 >「本件について全ての委員から設置変更許可について賛成との見解をいただきましたので、
   原子力規制委員会として九州電力川内原発の設置変更許可を認めます」

 安全安全と言いながら、福島の事故 仮に落ち度が無いと言っても 一生 垂れ流しの糞 放射能

 福島原発の事故検証、刑事事件による責任、今なお続く 汚染水、

 メルトダウンした核燃料がどこに有るかも解らない事実

 一番西に有る原発,風はいつも 西から吹いて来る


06. 2014年9月11日 12:36:08 : YylixLkL5Y
02は工作員。原発を再稼働したいのは自民党。情けないやつ。
つまらんコメント。阿呆の見本。

07. 2014年9月11日 16:11:43 : jcidK9EhLJ
06さん、なぜ小沢さんは川内原発の地元で、再稼働賛成の民主党を支持したのですか? 小沢さんは、再稼働反対運動全くしませんね!
  
小沢さんの12・16、7・21の「脱原発」とは?
     

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