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2号機タービン建屋前で、凍らない地下トンネルに氷やドライアイスを投入する作業員たち=福島県大熊町で、本社ヘリ「あさづる」から(嶋邦夫撮影)
凍結失敗でも、スコップとくわを使い、24時間体制で氷投入作業続く(9/7 中日新聞)
http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-4456.html
Sunday, September 07, 2014 東京江戸川放射線
福島、汚染水と格闘24時間 氷投入過酷な現場
東京電力福島第一原発の上空を本社ヘリ「あさづる」で飛んだ。建屋地下にたまる高濃度汚染水が地下トンネルを通じて海に漏れると、国内外に大きな問題を及ぼす。その事態を防ぐため、トンネルの接合部に大量の氷やドライアイスを投入し、凍結を促す作業が続く。
上空を飛んだ八月三十一日は日曜日だったが、2号機のタービン建屋の壁際にある氷投入の現場だけは作業が続いていた。
当初の計画では、建屋との接合部近くのトンネル内に、凍結管を浸して周辺を凍結。建屋からの流れ込みをなくし、トンネル内の汚染水を抜いてセメントで埋める作戦だった。
だが、計画通りに凍らないため、毎日二十トン前後の氷などを投入して水温を下げ、凍結を促すことに。作業員たちは四交代で二十四時間態勢で投入を続けている。それでも効果ははっきりせず、今度は凍結管の近くにセメントを流し込む。
双眼鏡を通して見た現場は、想像していたよりずっと狭く、荒れていた。三年半前、津波で打ち上げられたがれきが所々に残り、それを避けるようにパイプとベニヤ板で足場が組まれていた。
氷が詰まった大きな袋がクレーンで運び込まれると、数人の作業員がスコップやくわのようなもので、一生懸命にかき出していた。
足元は危険な汚染水。作業員たちは、一つ間違えば大量被ばくする環境にいる。努力が実るよう、祈らずにはいられなかった。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2014090702000058.html
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