「国連の資金は国連常任理事国・・・認めるわけにはいかないのです。」の５行に関して。

　これは明らかに誤解または間違いです。日本も大枚の負担金を拠出しています。基本的な間違いは「原発・核兵器推進派の格好の標的」になります。気を付けてミスの無いようにしましょう。

質疑応答で、放射線被ばくについてラーソン議長は「（事故発生後）数カ月で放射性ヨウ素による被ばくはなくなった」と説明した上で、「いま注視すべきは放射性セシウムだが、計測しやすく対応が可能。除染などで被ばく線量はさらに低減できる」と述べた。

小出氏の発言にそっくりだな。

「おとなが食うしかない」と言う、小出さんが未だに堅持している誤った言説を撤回して、今、現在放射性セシウムやストロンチウムなどが、「善意」のボランティアや「自然食」共同購入団体などの手で全国にばらまかれている状態が見直され、放射性物質に汚染された地域での作付けや営農がなくなって、北海道か山梨以西の比較的安全地帯での再起がスムーズに行えるような世論がつくられるようにならなければ、小出さんも推進派と同罪だよと言うことでしょ。

チェルノブイリ原発事故が起きた時に、バロノフが行ったことは、人々に、希望がない状況ではなく、被曝に対して対処できると思わせたことだ。

かれは、人々に、被爆地で診察にあたる医師と、その妊娠した妻を示したそうだ。

現在、福島県で行われている“福島のエートス”の活動を支えている戦略を先取りした形だ。

バロノフは、決して、その医者夫妻と胎児に何が起きたかは、語らないだろう。

“チェルノブイリ・フォーラム”が採用した方法論とその結論に関する批判については、ヤブロコフ博士の“チェルノブイリ”に散りばめられている。

“チェルノブイリ・フォーラム”によれば、チェルノブイリの汚染地域で起こったことは、被曝の結果である前に、社会的経済的な要因（飲酒、貧困）によるものだと言う。

“チェルノブイリ・フォーラム”の罪状を示す１例を挙げてみる。

＞チェルノブイリの甲状腺がんの発生と発現は、広島、長崎のデータとかなり異なっている。

�@　チェルノブイリ甲状腺がんは、もっと早期に出現する。（広島長崎の場合の１０年後ではなく、３−４年後に。訳者注＊福島甲状腺がんは、チェルノブイリよりもっと早い可能性がある。）

�A　更に攻撃的な形で進行する。

�B　子どもだけでなく、被曝時に成人であった人々にも影響を及ぼす。

　★このがんは、手術で容易に扱えると（チェルノブイリ・フォーラムのように）考えることは誤りだ。★

ほとんどの場合、手術が行われたにも関わらず、約３分の１は、がんが進行し続けた。

The prevalence and appearance of Chernobyl
thyroid cancers differ widely from the
Hiroshima and Nagasaki reference data. The
Chernobyl thyroid cancers: (1) appear much
earlier (not in 10, but in 3–4 years after irradiation);
(2) develop in a much more aggressive
form; and (3) affect not only children, but also
adults at the time of irradiation.
It is mistaken to think that this cancer is easily
treated surgically (Chernobyl Forum, 2006).
In spite of the fact that the majority of victims
undergo surgery, cancer continues to develop
in approximately one-third of the cases
(Demidchik and Demidchik, 1999).