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(回答先: 関電、美浜2基の廃炉検討 政府が老朽原発の整理計画:九電も廃炉検討 38年間稼働の玄海1号機 投稿者 あっしら 日時 2014 年 9 月 05 日 18:24:22)
原発廃炉 年内決断促す 作業員不足やコスト課題
関西電力が美浜原発1、2号機の廃炉を検討するのは、政府が廃炉か再稼働かの判断を前倒しするよう求めるためだ。美浜2基を含め、1980年以前に運転を始めた老朽原発12基が整理計画の対象となりそうだ。実際の廃炉作業は人材不足などの課題も残る。
国内の原発48基のうち再稼働に向けた安全審査を申請したのは20基にとどまる。
80年以前に運転を始めた老朽原発は電源ケーブルに燃えやすい材質を使っている。昨年7月施行の新規制基準は火災対策として燃えにくいケーブルの設置を義務づけており、ケーブルの交換だけで1000億円超の追加投資が必要な原発もあるとみられる。
新規制基準は原発の運転年数を原則として40年に制限した。運転を延長するには来年7月までに原子力規制委員会に申請しなければならない仕組みだった。経産省は年内に廃炉計画の提出を求めることで、前倒しの決断を促す。
九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)は今冬にも再稼働する見通しだ。政府は古く安全の確保が難しい原発の廃炉を促すことで、原発への不安感をやわらげたい考えだ。
現実の廃炉には課題も多い。電力会社は廃炉に備えて500億円前後の費用を積み立てることになっている。実際の廃炉には費用がもっとかかるとの見方もある。2016年の電力小売りの全面自由化で、原発を持つ電力会社は厳しい競争にさらされる。各社がバラバラに廃炉を進めるのには限界も生じそうだ。官民で廃炉を効率的に進める枠組みが必要になりそうだ。
[日経新聞9月5日朝刊P.5]
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