★阿修羅♪ > 原発・フッ素39 > 866.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
《吉田調書抄録(7)》 政府への不信 「腐った指示ばかりだった」(産経新聞)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/866.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 25 日 23:12:05: igsppGRN/E9PQ
 

【吉田調書抄録(7)】政府への不信 「腐った指示ばかりだった」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140824/dst14082417300008-n1.htm
2014.8.24 17:30 産経新聞


 平成23年3月11日の東京電力福島第1原発事故で、当時の吉田昌郎所長への聞き取り調査をまとめた「吉田調書」。7回目は、吉田氏と政府側とのやり取りに関する証言をまとめた。

 〈第1原発で事故が発生した場合、経済産業省原子力安全・保安院が福島県大熊町の緊急事態応急対策拠点施設(オフサイトセンター)に関係者を緊急招集し、陣頭指揮にあたることになっていた〉

 −−保安院の保安検査官は(第1原発内の)保安院の事務所に通常詰めていますね

 吉田氏「はい」

 −−その人たちは一旦退避か何かでどこかへ行かれたんですね

 吉田氏「はい」

 −−それから、また戻ってくるんですね

 吉田氏「かなりたってからです」

 −−また戻ってきたのは大体どれくらいか

 吉田氏「よく覚えていないが、事象が起こったときは保安院の方もみんな逃げてきて、免震重要棟に入られた。それからオフサイトセンターができたので、オフサイトセンターに出ていった。途中でオフサイトセンターから保安検査官をこちらに送り込むという話はあったんです。結局あれは14日だったんですけれども、来られなかった」

 −−来なかったのか

 吉田氏「はい。私は記憶がないんだけれど、24時間駐在で来られるようになったのはもうちょっと後だと思います」

 −−保安院から所長に直接、今どういう状況かみたいな電話はないのか

 吉田氏「ないです」

 〈13日には3号機の爆発を避けようと、建屋にたまった水素を抜くためのブローアウトパネルの開放が検討された〉

 −−保安院からの指示として、パネルを具体的にどうしようかという話はしていたのか

 吉田氏「していました。パネルを開けないといけない。だけれども、(19年の)中越沖地震で(柏崎刈羽原発のパネルが)がたっと落ちて開いてしまったから、開きづらい方向に改造していたんです。どうしようもないわけですよ。だったら保安院来てやれ、馬鹿野郎と言いたくなるわけですよ。こんな腐った指示ばかりしやがってと。いまだにこのときのことはむかむか来ます」

 −−保安院の出先の事務所は

 吉田氏「このころはもういません。1人もいないです」

 〈菅直人首相ら官邸からも吉田氏に電話が入った〉

 −−菅首相との電話は

 吉田氏「菅さんとはどっちかというと質問です。水素爆発はどういうメカニズムで起こるんだということとか、それは水蒸気爆発と違うのかというようなご質問をなさっていたのが1点ですね」

 「それから、菅さんの脇に日比野靖さんという(内閣官房)参与がいた。ごく初歩的な質問を菅さんがして、私が説明をし始めたら、ちょっと待ってくれ、その質問は日比野さんがしているからということで、日比野さんに代わって、結構忙しいときだったんだと思うんだけれども、縷(る)々(る)ご説明をしたと」

 「もう1点は、警戒区域と避難区域、20キロ、30キロの話についてこう決めたけれども、所長はどう思うみたいな話をしてきたんです。知りませんと。本店なり、そちら側の解析しているところで評価してくれと。現場の判断ではないということは申し上げました」

 −−現場はどうなっているんだというので、ちょっと電話してみればみたいな話になると、所長のところに電話をするのが、東電の武黒一郎フェロー、川俣晋原子力・品質安全部長だったり、場合によっては細野豪志首相補佐官だった。どちらかというと、みんなで勉強会というか、そんな感じだったらしい。官邸で首相以下の指示がぼーんと決まって、これで行けとか、そんな感じではなかった

 吉田氏「勉強会だったんですね」

 −−いざ聞いてみると、みんなそういうふうに言う。別に司令塔ではないと

 吉田氏「しかし、何をもってこの国は動いていくんですかね。面白い国ですね」(肩書は当時)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2014年8月25日 23:56:24 : uSXiMp8hYg
普通、政治家が原発の専門家なわけないだろ
非常時に備えて そのためのセクションをつくっておくべきなのに
東電が「原発事故なんて起きるわけが無い 起きても自分たちで対処できる」と
干渉されるのが嫌で、保安院のような骨抜き機関をつくらないようにした
ツケが帰ってきただけとしか思えない

02. taked4700 2014年8月26日 00:18:30 : 9XFNe/BiX575U : Utc5FisLMk
>>01

結局、原発に付いては、その実態を見ないように日本全体が操作されていたということですよ。

>現場はどうなっているんだというので、ちょっと電話してみればみたいな話になると、所長のところに電話をするのが、東電の武黒一郎フェロー、川俣晋原子力・品質安全部長だったり、場合によっては細野豪志首相補佐官だった。どちらかというと、みんなで勉強会というか、そんな感じだったらしい。官邸で首相以下の指示がぼーんと決まって、これで行けとか、そんな感じではなかった

1号機だったか3号機だったか爆発したときに、テレビで専門家が「破壊弁が作動しただけだ」と説明しましたが、この時、日本の専門家は実態を何も知らないのだなと改めて思いました。

GEの社員だったスガオカ氏が内部告発されたときも、GE自体や東電、官庁がそれを無視したわけで、しかもその内部告発はとても深刻な内容でした。事故を起こしてもいい、または事故を起こすのだという方向に向かっていたのは明らかで、日本の規制官庁や電力会社自体が、実態をきちんと評価できない状態になっていたはず。

いわば、真剣の日本刀を振り回しながら小学生が舞台で時代劇をやっているような状態であったわけで、あまりに事故の危険性を甘く見ていたということ。

なぜ、こんな思い込みが発生したのかの検討が必要だと思います。相当な意見誘導があったはずです。誰がそういった誘導をやったのか、確認するべきです。

原発事故後、低線量被曝は心配ないと宣伝した方たちはある程度確認できていますが、それ以前に、原発規制の甘さを容認した人たちの確認をするべきです。


03. 2014年8月26日 00:27:02 : 3EMgCxnjJI
吉田は自分は原発を爆発させた戦犯だということを忘れてないか。
ブローアウトパネルを開くのは保安院の仕事ではない。指示は監督官庁、上層権力が出す。その指令に従うのは消耗要員である吉田らの仕事だ。いわば、大本営が夜襲をかけろと言ってきたら夜襲に出るのが彼等の役割だが、吉田は夜襲を指示されて夜は暗くてよく見えない、そんなこと言うなら参謀が夜襲しろとゴネているようなもんだ。到底、プロの発言とは思われない。

事故時の対応など何一つ訓練を受けたことがなく、そもそも想定すらしていないというハンディは確かにある。それは認めるが、純然たる志願兵が言い逃れる有様は見苦しい。

それとはもかく、菅は東京工大では原子力が専門だった。そんな初歩的な質問をするはずがない。それも産経による捏造を疑う理由の一つだ。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。) ★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素39掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
原発・フッ素39掲示板  
次へ