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廃炉が進まぬ福島原発、放射線量が高すぎ、現場の把握困難、汚染水も増え続けて行き当たりバッタリ(8/23 FNN)
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Sunday, August 24, 2014 東京江戸川放射線
進まぬ「汚染水処理」について、原発担当の加藤記者の解説です。(14/08/23)
福島第1原子力発電所の廃炉への道は、なかなか進んでいません。
今週行われた原子力規制委員会の会合で、地下の汚染水を凍らせて、氷の壁を作る方法が、あまり効果を見せていないことから、新たな対策の検討が行われました。
こうした汚染水対策の現状について、フジテレビ社会部原発担当の加藤 崇記者の解説です。
(今回問題となっているのは、どの部分?)
今回、問題となっているのは、トレンチの中に入っている、放射性物質に汚染された水です。
このトレンチは、配管などが通る地下のトンネルで、原子炉建屋などから、海側につながっているんですが、この汚染水が、トンネルなどの亀裂から、地下水に混じって、海に漏れ出しているとみられているんですね。
(どういった対応をとっている?)
東京電力は、建屋とトンネルの間につながっている部分に、凍結管を入れます。
凍結管によって、汚染水を凍らせて、氷の壁を作り、流れを止めます。
その後、汚染水を抜き取るという計画を立てているんですね。
(この計画が予定通り進んでいない?)
そうです。
この肝となる氷の壁が、うまく作れていないんです。
汚染水が、建屋とトンネルの間を流れていることや、配管が複雑に入り組んでいるため、うまく凍結作業が進まず、東京電力はそのあと、効果を高めるために、およそ500トンに及ぶ、氷やドライアイスなどを入れてやっているんですが、およそ4カ月たった今も、9割までしか凍っていません。
このため、規制委員会の検討会で、東京電力は、新たにセメントなどの充てん剤ですね、これを氷の壁、凍っていない所の隙間に入れるということで、対処することを明らかにしました。
(セメントなどの充てん剤、効果は見込まれている?)
検討会で有識者からは、この氷の壁の隙間に、きちんと充てん剤が入るのかどうか、そういったことが不安で疑問視されていて、実験結果などを見て、再度判断するということになっています。
(少しずつ計画が遅れているわけだが、こういったものが、汚染水対策全体に関して、どのような影響を及ぼす?)
福島第1原発では今、地下水が原子炉建屋の中に1日400トンぐらい流れ込んでいて、汚染水が増え続けている状態なんですね。
実は、このトレンチの汚染水処理がうまくいかないと、地下水対策の凍土遮水壁にも影響が出てきます。
凍土遮水壁、原子炉建屋の周りの土を凍らせて壁を作り、地下水が原子炉建屋に入らないようにするんですが、トレンチの中の汚染水を抜かないと、凍土遮水壁自体が作れないんですね。
(現状でも、汚染水が増え続けてしまっているという。素朴になぜ、こうもうまくいかない?)
一番の問題は、もうこの周辺の、やはり線量が高く、現場の状況がはっきりと把握できていません。
そのため今回、計画を立てても、今回のような、想定外のような事態が起きてしまっていて、今後は、事前に想定外を想定した計画を立てること、これが非常に重要になってくると思います。
(そもそも、全体の状況を把握すること自体が難しい?)
はい。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140823-00000216-fnn-soci
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