http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/743.html
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函館市のサイトに大間原発反対裁判についての一般市民からのメールが公開されています。それを読んでいて、とても感銘を受けたものがありましたので、ここに転載をさせて頂きます。
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014031000166/files/20140519message.pdf
以下は友人がweb上に書いた日記です。
末尾に私の感想を付記させていただきました。
是非、ご高覧、ご参考にしていただけましたら幸いです。
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これは今から40年前、新潟のとある小さな町で本当に起こった驚くべき話である
1969年春、過疎化が進む平和な巻町に事件が起きた。
出稼ぎと行商で細々と食いつないできた町の地価がなぜか、突然値上がりし始めたのだ
どこかの企業がディズニーランドのような巨大なレジャーランドを建設するらしいとの噂が広まった。
ところが、まもなく住民たちは奈落の底におとしいれられる。
なんと、東北電力が原子力発電所を建設するというのだ。
新潟日報の大スクープだった。
そこから、この町の住民は血で血を洗う壮絶な闘いに突入していくこととなる。
平和でのどかだった町は地獄絵と化していったーーー
巻町の住民はこんなバラ色の話を聞かされる
貧しい町に莫大な補助金が出て、さびれた町が活性化されて息を吹き返すのだと。
だが、一方で原子力発電というものは、ことがあれば、
人体に有害な放射性物質を大量にまきちらし、一歩間違えば、広島長崎の原爆の何百倍もの放射能が人の命を奪ってしまう。。。
そんな声もあがった。
そして、それは少しずつ住民の心深くにしみこんでいきーーーー
東北電力がまずやったこと、
それは、60億もの協力金と補償金を巻町にばらまくというもの。
アフリカの大草原で空腹を癒すために、倒れた小動物に群がる動物のように、
しかしながら、そこはかとない恐怖を感知して、わずかな人たちが原発反対の声をあげ始めた。
だが、巻町町議会は、
動員して『原発建設同意』 を議決する。
原発反対派は住民の半数近くに達していたにもかかわらず。。。
彼ら反対派はすぐに動く『住民投票を実行する会』 を立ち上げて、
ついに自主管理の住民投票を実施。
投票率45、4% 原発反対9854票 原発賛成47
ここから、自分たちの運命は自分たちで作るという日本史上類をみない奇蹟が起こっていくのだ。
この投票結果に基づいて、原発反対派はごまかしの形で作られた 『臨時町議会』を流会に追いこんで町有地の東北電力への売却を阻止する。
解散となった町議会選挙で、反対派議員が12人当選 議会の過半数を占めた。
さらに、「どんなことをしてでも原発を作ってやる!」 と息巻いている町長は、1万231人という圧倒的多数の力に屈し辞職に追いこまれる。
新町長のもと、町議会は日本初の原発住民投票を実施した。
投票率88、3% 原発反対12478票(61、22%) 原発賛成 7909票(38、78%)
日本国憲法第1条で高らかに歌われている
『国民主権』 というものが、白日のもとにさらされた瞬間だった。
原発反対の人たちは抱き合って喜びを爆発させた
そこで流し合った涙は、何よりも自分たちの生きる運命は自分たちで切り開くことができるのだということを証明する証であったろう。
ところが、喜びもつかの間 信じられない展開が待ちうけていた。
なんと原発推進派は、「原発予定地の町有地一部を原発反対派の住民23名に売却した町長の行為」は無効との訴えを新潟地裁に提訴したのだ
裁判は長引き、一審、二審と進み、とうとう4年後、2003年、最高裁は彼らの訴えを棄却した。
これを受けて、東北電力は原発計画断念の声明を出したのであった。
計画発表から32年の歳月が流れていた。
それからわずか8年後、東京電力福島原発で人類を恐怖のどん底におとしいれるメルトダウン(レベル7ーー最高度)が発生してした。
巻町の教訓が生かされていれば、日本中どんな場所にも原発などという犯罪は起こらないはずだ。
今こそ、私たちは巻町の教訓をつぶさに学び、日本中から原発を廃絶していかなければいけない 。
西園寺由紀子
上記の友人が書いた日記にある新潟の町民は賢明というだけでなく矜持をもっていますね。
現知事、泉田氏の姿勢に通じたものを感じます。
原発銀座・福井県などは如何でしょう?
ご存じのように、原発建設は過疎地、意識、,民度の低い地域に白羽の矢が向けられます。
福井の知事や敦賀市長などは、早く再稼働してくれなどと国に要望したりの姿勢をみせます。
福島事故後にですよ・・・
はあっ? 「まったく情けない!!」 と思うのは私だけでしょうか?
フランスのFR3放送で大変な話題になり、国外にも波及したビデオが、やっと手に入りました。
国際社会からの日本政府への告発です。
彼等曰く「日本人の国民全員が観る責任があると思います。なぜならば選挙権を持っているのですから」
フランスをして、『恐ろしく感じたのは、放射能漏れ事故そのものではなく、日本政府の無責任極まる事故処理の対応の仕方だ』と言わしめました。
フランスFR3放送「フクシマ・地球規模の汚染へ」(54分)
★http://www.youtube.com/watch?v=ZNYvKm04fXg
『チェルノブイリから800キロ離れたウイーンで、5年経ち、子供病棟のベットが足りなくなるほどの白血病患者が増加していった。
その恐ろしさを知っているからこそ、欧州は福島原発事故に大きく反応した。
日本は安全宣言をした。
何人死んでも情報を発信するつもりはない』
<画面右横に、ドイツZDF 公共放送局「フクシマの嘘 其の弐」 も新しく UPされました。共にご覧下さい>
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最後にこの阿修羅への投稿者から一言。日本の政治家は何も福島原発事故から学んでいないということではなくて、そういった姿勢を取らざるを得ないような状況になっている面もあると思います。
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